ビットコイン現物ETFがティッカー取得 2023-10-28

ビットコイン現物ETFの承認がいよいよ迫っているとして、

先週の承認誤報からBTCが約30%の急上昇。

対して、マクロ環境は、

GDP、コアPCE、マグニフィセント7の決算と「先月の強い数値」が出ているが、

総じて「年末までの見通しは景気にブレーキ」とされています。

株価は下落が続き、米国株は上値が重い状況。

年末に向けて、株式市場から抜けた資金は仮想通貨業界に流れてくるのか?

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ビットコイン価格予想

ビットコインチャート

ビットコイン現物ETFのティッカー取得報道で爆上げ

先週のETF承認の誤報後も、下落することなく「承認が近い」と噂されていましたが、

ブラックロックが「IBTC」、アークが「ARKA」のティッカーを取得したことで、

直近での承認が現実味を帯びて、爆上げ!!

ビットコインは誤報から30%上昇で、週足雲、週200MA、日足雲、日200MAの

重要ラインをまとめて大きくブレイク。

上昇トレンドきっかけとなっています。

週足RSIも70、日足RSIは80を超えており、新しい報道がないと

これ以上の上昇は難しそうですが、年末に向けて市場センチメントは

今が一番明るくなっています。

サポートは、承認を打ち消す報道がない限りは、$28,000~$30,000が固そう。

逆に、承認打ち消し報道は、一時的な大幅下落を起こしますので、信じすぎない事。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)0種0.00%
週足雲ブレイク10種7.35%BTC、XRPなど
週足雲に突入5種3.68%ETH、SOLなど
日200MAブレイク25種18.38%AAVE、WAVEなど
日足雲ブレイク38種27.94%BNB、MATICなど
日足雲内 or 下58種42.65%UNI、SANDなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全136種から参照

週足変化にはまだ至らずも、日足の好転が多数!!

ビットコインにつられて、大幅上昇!!

日足では、多くのコインで状況好転がありました。

先週まで80%以上が日足雲と戦っていましたが、現在は42.65%。

全体で約60%のコインが日足雲を抜けて、上値が軽くなっています。

crypto fear & greed index
cryptobubbles

但し、ビットコインの上昇率の方が高く、ビットコインに資金が集中している印象。

ビットコインドミナンス60%付近がアルトターン開始の目安として、注目しています。

ビットコインドミナンスチャート

今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.839%-1.61%ダウ32,382.6-2.13%
DXY106.581+0.39%SP5004,117.36-2.53%
ドル円149.595-0.16%NASDAQ14,180.42-2.61%
VIX21.27-2.03%金(Gold)2,006.020+1.27%
原油86.288-3.94%BTC33,892.01+13.00%
10月27日終値の週間騰落率

米国株主要株価指数

米国株主要株価指数

3指数とも週200MAに向けて調整中

どの指数も大陰線が2週連続となり、ダウ・SP500・NASDAQは

週200MAに向けて調整しています。

Russel2000は、$1,630がコロナ前から続く超長期足の押し安値となります。

ここを割れると、もう一段大きな下落につながりますので、

ここは守って、週足雲・週200MAへの回帰を目指したいところ。

企業決算は、実績が良くとも次四半期の見通し発表をミスして、下落する傾向が続く。

企業決算でも好感できず、金利の動向にさらに注目が集まります。

米国経済指標

実質GDP_速報値(6-9月)

実質GDP
実質GDP_速報値(6-9月)

2021年以来の急成長

米GDP、7-9月速報値は前期比年率4.9%増-予想4.5%増
7-9月(第3四半期)の米経済はほぼ2年ぶりの急速なペースで成長した。勢いを増した個人消費が寄与した。

前期比4.9%増は、市場予想の2倍以上でコロナ渦以来の大幅増。

「強い米経済」の象徴のような数字で、利上げを強いるものではないが、

追加利上げを検討する材料となり得ます。

特に個人支出が大幅に増加しており、個人消費の強さが顕著。

概ね市場予想通り。

インフレ再燃の傾向は見られないが、前月比で消費は拡大しており、

引き続き、経過観察が必要な数値に。

来週の主な指数発表

日時時間指標市場予想前回
11月1日(水)23:00ISM製造業景況感指数49.049.0
11月2日(木)04:00FRB政策金利据え置き5.25-5.50%
11月3日(金)21:30非農業部門雇用者数172K336K
11月3日(金)21:30失業率3.8%3.8%
11月3日(金)21:30平均時給4.2%4.2%
11月3日(金)23:00ISMサービス業景況感指数53.053.6
日本時間で表記 市場予想はInvesting.comより

10月30日(月)~31日(火)日銀金融政策決定会合

10月31日(火)~翌1日(水)FOMC

11月2日(木)5:00 AAPL決算

FOMC、雇用統計、アップル決算と、マクロの重要イベントが目白押し。

現物ETF承認で爆上げになった仮想通貨業界に、マクロ経済がどれだけ影響してくるか?

今後を占う重要な一週間になります。

今週の仮想通貨ニュース

ビットコイン現物ETFがついに承認間近の報道

ブラックロックのビットコインETF申請に大きな進展
ブラックロック申請の現物ビットコインETFである「iシェアーズ・ビットコイントラスト」が「デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション」の管理するリストに掲載。ビットコインは一時35,000ドル手前まで急騰していた。
SECがビットコインETF変換再審査へ 裁判所の正式命令で
米国でビットコイン投資信託からETFへの変換をめぐる裁判には終止符が打たれた。SECが再審査する必要があるとの8月の判断について裁判所から正式な命令を下した。

ブラックロックが申請したETFにティッカーが登録される

先週のビットコイン現物ETF承認の誤報をきっかけに

ビットコインは上昇がはじまっていましたが、10月23日、

ブラックロックの現物ETF「IBTC」がティッカーシンボルに登録されており、

「承認間近」と市場が判断。

ビットコインは、誤報前から1週間で30%の急騰となりました。

また、数日後にはARKが申請しているETFもティッカー「ARKA」が確認され、

年内のETF承認も夢物語ではなくなってきました。

「ビットコインETF非承認されれば訴訟の嵐に」JPモルガンアナリスト
JPモルガンのアナリストは現物型のビットコインETF申請についてSECが申請を却下した場合、申請企業から訴訟を起こされる可能性があると見ている。SECは現在劣勢に立たされている。

むしろ、この状況からの非承認は、訴訟の嵐になるだろうとの報道も。

各企業の申請スケジュールはこちらから

今週の米国経済ニュース

マグニフィセント7の決算

GOOG×売上・EPSはクリアも、クラウド事業で他社に大きく遅れて10%の暴落
MSFT売上・利益が過去最高。クラウドも予想を超えた拡大へ。
META総収入は前年同期比23.2%増。
但し、次四半期の見通しが市場予想を下回り、株価は下落。
AMZN売上・利益とも市場予想を上回る好決算。クラウドも好調。
次四半期は、コストアップに伴い予想利益で市場予想を下回る。

Googleの急落は、景気後退のきっかけになるのか

金利上昇で、米国株全体の上値が重い中、企業決算が好調を維持できるのか?

特に、マグニフィセント7の業績に注目が集まっています。

その中で、Google・テスラが決算失敗し、NASDAQにブレーキ。

メタとアマゾンも、決算は良かったものの次四半期の見通しで市場予想を下回り、

株価は下落しています。

業績が良くとも、次四半期の見通しでマイナス評価となる傾向があり、

「好決算で米経済を支える」と楽観派の目論見は崩れています。

少なくとも、このような決算が続くようなら、来年の景気後退は免れない印象です。

ECBも金利据え置き(4.50%)へ

ECB、中銀預金金利を4%で据え置き
欧州中央銀行(ECB)は26日、中銀預金金利を4%で維持した。前例のない連続利上げがインフレ抑制に成功するかどうかを見極めるため、1年余りで初めて金利を据え置いた。

米国の政策を追うように金利据え置き

米国は2023年6月FOMCで初めて金利据え置きを決定。

それを追うように、ECBもついに金利据え置きを決定。

約4か月年遅れて、米国と同じようにインフレと戦っている様子が見て取れる。

利上げ停止ではなく「据え置き」で、政策変更はなし。

世界中でインフレ退治に向けた戦いが佳境に入っています。

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