FOMCも政策維持 2024-05-04

FOMCも政策維持で、噂されたタカ派転向は無し。

米企業決算は、各社好調

米経済指数は、雇用統計とISMで米経済の弱含みを示唆。

「強すぎる米経済」から「ソフトランディングできそうなバランス経済」に

戻ってきた印象がある一週間。

この結果を受けて、米市中金利は下落、ドル安、米国株高へ。

ビットコインも大きく下髭をつけています。

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ビットコイン価格予想

激動の一週間を長い下髭決着か

3月9日の見解から変更なし。

$60,000を割り込んでいる市場の懸念が払しょくされつつあることから、

このまま反発もおかしくない。

もう十分にBTCは確保しているので、下がってくるなら予定通り

$53,000以下くらいから買い増したい。

まだまだ我慢の時が続いています。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)5種2.84%BTC、BGBなど
週足雲ブレイク78種44.32%ETH、SOLなど
週足雲に突入60種34.09%MATIC、APTなど
日200MAブレイク7種3.98%SEI、WLDなど
日足雲ブレイク0種0.00%
日足雲内 or 下26種14.77%XYM、DYDXなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全176種から参照

市場は元気のない印象

どのアルトも、大きく下髭をつけるものの反発が続かず、買い戻されては売られる印象。

週足雲の中を推移できているコインは多いですが、日200MA下で推移しているコインも多い。

恐怖指数も50を下回ってきており、調整が順調に続いているイメージ。

もう一段下がるかはビットコイン次第というこれまでの目線に変更なし。

今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.512%-3.32%ダウ38,675.69+1.14%
DXY105.076-0.96%SP5005,127.80+0.55%
ドル円152.928-3.38%NASDAQ16,156.33+1.43%
VIX13.48-10.25%金(Gold)2,301.810-1.55%
原油78.379-7.00%BTC62,882.01-0.37%
5月3日終値の週間騰落率

米国株主要株価指数

大きく反発も目線変更なし

激動の1週間で、株価が下がりそうな気配だったFOMCを無事通過

下髭をつけて上昇している各指数ですが、先週まとめた目線に変更なし。

直近高値をこのまま超えていけるか、夏枯れで「レンジor下落入り」となるか

まだ判断がつかず、様子見が継続となります。

金利と為替

為替介入は後述のニュース確認。

来週152円台をどちらに抜けるかまでは、流れが読みにくい状況が続く。

利下げ予想は、FOMCの結果を受けて、年2回に上昇。

米大統領選挙前後では、利下げしないアノマリーからすると、

年内中に1回の利上げがあるかどうかが現実的な路線となりそうです。

米国経済指標

FOMC(4月)

現在の政策を維持で無事通過の印象

  • 市場予想通りの金利据え置き(5.25-5.50%)
  • 利下げは急がない利上げは考えていない
  • インフレは予想を上回っている

政策維持で無事通過(タカ派に転換せず)

FOMC、政策金利5.25-5.5%で据え置き
米連邦公開市場委員会(FOMC)はインフレについて再び懸念していることを示唆し、利下げを開始するには物価上昇ペースが鈍化していることを示すさらなる証拠が必要だと改めて指摘した。

あまりに強い米経済に、タカ派に転換する予想もされていたFOMC。

終わってみれば、現在の政策を継続する無難な結果となりました。

株価と為替(同時刻の為替介入は後述)は、その前後で大きく乱高下。

FOMC通過後も、4月27日の米国株に対する考え方に変更なし。

「利下げの時を待つ」状況が続きます。

ISM製造業景況感指数(4月)

市場予想以下の縮小圏へ

米ISM製造業指数、再び縮小圏-仕入れ価格は22年以来の高水準
米供給管理協会(ISM)が発表した4月の製造業総合景況指数は需要減退が響いて低下し、再び縮小圏に転じた。一方で仕入れ価格は2022年にインフレがピークに達して以降で最も高い水準となった。

仕入れ価格は高水準も、需要減退から縮小圏へ。

インフレ圧力の強さから、製造業が鈍化から抜け出しきれない結果を示す。

ISMサービス業景況感指数(4月)

サービス業も11カ月ぶりの縮小圏

米ISM非製造業総合景況指数、4月は49.4に低下-予想下回る
米供給管理協会(ISM)が発表した4月の非製造業総合景況指数は49.4と、前月の51.4から低下した。ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は52だった。

強かったサービス業も縮小圏となり、米経済の後退入り口を示唆か。

雇用統計やFOMCと重なり、株価は上昇しています。

雇用統計(4月)

米雇用市場にも陰りか

米雇用統計、4月の非農業部門雇用者数17万5000人増-失業率上昇
米国の雇用主は4月に採用を縮小し、失業率が予想外に上昇した。今年の労働市場は力強いスタートを切ったが、幾分か熱気が冷めつつあることが示唆された。

6か月ぶりの小幅な伸びに、失業率は上昇、平均時給は鈍化と

雇用市場の失速を思わせる結果に。

利下げ開始時期は9月まで巻き戻し、米国株は上昇、ドル円は円高に。

週初めにには、「今年は利下げなし」も覚悟していた市場からすると、

「FOMCの政策維持」+「米雇用市場の鈍化」で株価が勢いづいています。

来週の主な指数発表

5月2週の主な指数発表は下記の通り。

来週は、仮想通貨関連企業の決算があるのみで、指数発表はなし。

今週の仮想通貨ニュース

コインベース決算

コインベースQ1決算報告、総収益は前期比72%増の2500億円
米大手仮想通貨取引所コインベースは、2024年第1四半期(1月~3月)の決算報告書を公開。総収益は前期比72%増の16億3,700万ドル(2,507億円)で、前年同期の7億7,200万ドルと比較すると2.12倍と好調な滑り出しとなった。

予想を超えてクリア

米企業決算で好調が続く中、仮想通貨取引所コインベースも決算クリア。

新NISAでビットコインの代わりにコインベース株を購入している方もいるのではないでしょうか。

今週の米国経済ニュース

円安は「通貨危機」の様相、為替介入の効果は?

29日の為替介入は5.5兆円規模の可能性、日銀当座預金見通しが示唆
円相場が乱高下した29日の外国為替市場で日本の通貨当局が円買い介入を実施した可能性が高い。日本銀行が30日公表した5月1日の当座預金増減要因の予想値と市場の推計値との差が大きかったためだ。
介入効果に疑問の声、29日の「円買い」過去最大規模に匹敵との推計も
日本の通貨当局が1年半ぶりに円買い介入を実施した可能性が高まる中、市場では早くもその効果について懐疑的な見方が広がっている。東京市場が祝日だった4月29日、流動性が低い中で円相場は34年ぶりの1ドル=160円台から154円台まで急反発したが...
【米国市況】米雇用統計後に円一段高、一時対ドル151円台-株は続伸
3日の外国為替市場で円が対ドルで上昇。一時1ドル=151円86銭と、上昇幅は1%を超えた。4月の米雇用統計が市場予想を下回ったことから、早期の利下げ観測が広がり、ドルは下落。日本当局が再び円買い介入に踏み切るとの警戒感はいったん和らいだ。円...
4月末の為替相場
  • 4月26日(金)
    日銀金融政策決定会合で日本は政策維持

    円安容認ともとれる姿勢で、ドル円は158円台に

  • 4月29日(月)
    日本時間の日中に160円→154円に乱高下

    日本が祝日で、出来高の少ない時に5.5兆円規模の為替介入と言われている

  • 5月2日(火)
    FOMCも政策維持で無事通過後に157円→152円に乱高下

    FOMC終了直後の米国も日本も開いていない時間で3.5兆円の為替介入か

激動の一週間から152円で攻防中

各中央銀行の政策決定+為替介入+米雇用統計で、

強弱入り乱れる激動の一週間となりました。

最終的には、

  • FRB(政策維持、タカ派転向なし)+日銀(政策維持、緩和継続)で円安構造のまま
  • 為替介入で160円を意識させる
  • 米雇用統計とISM景況感指数は、米経済の弱含みを示唆し始める

となり、短期では152円から円安・円高どちらにいくのか?という目線になりそう。

夏の間に、どちらかの中央銀行の転換がない場合(円安構造が変わらない)は、

もう一度160円を目指す展開になりそうです。

マグニフィセント7決算

先週のマグニフィセント7決算

AMZNクラウド好調、レイオフ、AI投資を市場も好感
AAPL中国の売上が予想より落ちこまなかった+米史上最大の自社株買いを好感

AAPLの巻き返しが始まるか

中国での売り上げ減+AIブームの乗り遅れから、株価が低迷していたが、

その両方に明るい兆しが見え始めてきたことで、株価の巻き返しが期待される決算に。

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