ビットコイン現物ETFの承認可否に揺れる 2023-09-02

ビットコイン現物ETFの承認可否で、BTC価格が乱高下。

「グレースケールがSECに勝訴」で急上昇し、「SECが承認延期」で全戻し。

また、今後の承認スケジュールのまとめ画像も公開!!

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ビットコイン価格予想

ビットコイン 価格予想

急上昇から全戻しで週足は長い上髭

8月の月足が確定。10%以上の下落で月50MAを実体で下抜ける。

また、週足でも週200MAを抵抗線に、急上昇からの全戻しで長い上髭。

中長期足で弱い相場が続きます。

日足では、直近安値($25,100)でサポートされるかに注目。

日足のサポート割れは、$24,000(週50MA、月足転換線)が次のサポート。

いずれにしても、週200MAより下は長期バーゲンセールです!!

9月のBTCアノマリーは2勝8敗の負け越し

ビットコイン月別実績

ビットコインの9月は、値動きは少ないですが2勝8敗の負け越し。

市場全体が既に弱含んでおり、「中長期で9月は買い場」となる可能性が高そうです。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)1種0.76%OKB
週足雲ブレイク3種2.27%BGB、XDCなど
週足雲に突入6種4.55%BTC、ETHなど
日200MAブレイク3種2.27%RUNE、SFPなど
日足雲ブレイク3種2.27%DYDX、BONEなど
日足雲内 or 下116種87.88%SOL、MATICなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全132種から参照

90%以上が日200MAより下を推移

アルトコインは、軒並み下落が止まらず。

ビットコインが週足雲内に残っていることが唯一の救い。

先週より更に下落が進み、市場に元気は見られず。

まだ底打ち感はなく、9月アノマリー(下落)もある為、

ビットコインが上昇してくるまでに、アルトコインはもう一段下落がありそう。

CRYPTO BUBBLES

今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.181%-1.37%ダウ34,812.9+1.41%
DXY104.263+0.07%SP5004,515.78+2.50%
ドル円146.247-0.09%NASDAQ15,490.86+3.67%
VIX13.09-16.52%金(Gold)1,939.900+1.33%
原油86.315+7.35%BTC25,805.04-1.14%
9月1日終値の週間騰落率

米国株主要株価指数

米国主要株価指数

労働市場がわずかに鈍化で米国株は上昇

労働市場が、強弱織り交ざったものの鈍化も見られたことから、米金利低下、米国株高、ドル安へ。

しかし、9月は下落相場を予想する声も多く、8月高値を更新するまで

調整中とする短期下落目線は変わらず。

単独では、Russel2000に大陽線が出ており、小型株の活性化は市場にとって朗報。

大局では、目線変更ありません。

米国経済指標

4-6月実質GDP(改定値)

日時時間指標前回市場予想結果
8月30日(水)21:30実質GDP(改定値)2.4%2.4%2.1%
日本時間で表記

速報値から下方修正

米GDP、4-6月改定値は前期比年率2.1%増-予想2.4%増
4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値から下方修正された。個人消費は上方修正となったものの、設備投資の下方修正が全体の数字に響いた。

速報値より下方修正となりました。

「景気後退に向かえているか」の判断は、1-3月確報値2.0%を次回の確報値で下回ってくるか?

を見守ります。

7月PCEデフレータ

日時時間指標前回市場予想結果
8月31日(木)21:30PCEデフレータ3.0%3.3%3.3%
8月31日(木)21:30PCEコアデフレータ4.1%4.2%4.2%
日本時間で表記

前月比上昇も市場予想通り

米個人消費支出、7月は前月比0.8%増-PCEコアは前年比4.2%上昇
米金融当局が重視する基調的なインフレの指標は7月に小幅な伸びにとどまった。個人消費を促すとともに、経済はリセッション(景気後退)を回避できるとの期待を高める格好となった。

前月比で上昇しており、インフレ率の鈍化とはならず。

ただし、市場の論点はインフレ率から「米雇用の強さ」に変わりつつあり、

市場予想通りであった為、株価に大きな影響はありませんでした。

8月雇用統計

日時時間指標前回
(修正値)
市場予想結果
9月1日(金)21:30非農業部門雇用者数18.7万
(15.7万人)
16.5万人18.7万人
9月1日(金)21:30失業率3.5%3.6%3.8%
9月1日(金)21:30平均時給4.4%4.4%4.3%
日本時間で表記

小幅増も前月下方修正で株価に大きな影響なし

米雇用統計、8月雇用者数は18.7万人増-賃金鈍化、失業率3.8%
米国の非農業部門雇用者数は8月に堅調なペースで増加したが、賃金の伸びは鈍化した。労働市場は底堅いものの、よりバランスの取れた状態になりつつあることが示唆された。

小幅に上昇と下落が織り交ざり、「底堅さがあるものの鈍化もみられる」印象に。

ここでは、株価に大きな影響はなかったものの、FRBが「労働市場が底堅いうちは利下げはない」

としており、インフレ率から「労働市場の鈍化」にマーケットの注目が移っています。

8月ISM製造業景気指数

日時時間指標前回市場予想結果
9月1日(金)23:00ISM製造業景気指数46.447.147.6
日本時間で表記

50以下だが先月比で上昇

米ISM製造業総合景況指数、8月は47.6に上昇-市場予想は47
米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業総合景況指数は、なお縮小圏ながらも前月から上昇した。製造業活動の低迷はもはや深刻化していないとの期待を抱かせる兆候だ。

まだ50以下で縮小傾向にあるが、先月比で上昇。

市場予想を超えた数字となり、製造業の上向き傾向が感じられる結果に。

労働市場鈍化のタイミングによっては、リセッション回避の「ソフトランディング」が現実的に。

来週の主な指数発表

日時時間指標前回市場予想
9月6日(水)23:00ISMサービス業景気指数52.752.4
日本時間で表記 市場予想はTradingEconomicsのコンセンサス(市場予想の平均)より

来週はFOMCのブラックアウト期間前の最終週となりますので、FRBメンバーが金利見通しに関する発言がありそうです。

今週の仮想通貨ニュース

グレースケールがSECに勝訴

現物型ビットコインETFに道、グレースケールがSECに勝訴
米デジタル資産運用会社グレースケール・インベストメンツは、米国初の現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)の実現を目指す上で重要な勝利を収めた。暗号資産(仮想通貨)業界として一般投資家の多額投資につながる可能性に近づいた。

ビットコイン現物ETFの承認に兆しか

ビットコイン現物ETFの上場申請をSECに却下されたグレースケールが

「その判断は不当」と提訴していた裁判で、グレースケールが勝訴。

先日の「XRPは証券ではない」判決に続き、ここでも仮想通貨業界に有利な判決が出ました。

ビットコイン現物ETFの承認がまた一歩近づき、ビットコインは 6%/1day の上昇。

ここで、市場がもっと反応してもおかしくない印象があるが、

現在の弱い仮想通貨相場を転換させるほどのインパクトは与えられず。

やはり、マクロ環境(米金利)の影響力のほうが強い状況が続きます。

ビットコイン現物ETF 2023年内の承認確率が75%に上昇

「ビットコイン現物ETFが23年に米国でローンチする可能性は75%に」ブルームバーグアナリスト予想
ブルームバーグのETFアナリストは、米国で仮想通貨ビットコインの現物ETFが2023年にローンチされる可能性が75%に上がったとの見解を示した。背景には、グレースケールとSECの裁判がある。

2024年までに承認される確率は95%

グレースケールの勝訴を受けて、承認確率を上昇修正。

一人のアナリストの意見なので、具体的根拠がある数字ではないが、

市場参加者は、私を含めて近い感情なのではないでしょうか。

それに伴って、懸念されることは下記の2パターン。

「この事実が既に相場に織り込み済みで思ったほど上昇しない」

「市場全員がそう思う場合、高い確率でそうはならない」

注意深くニュースを追いますが、必ずそうなるとは考えないように if も考慮すること!!

SECがビットコイン現物ETFの審査延期

SEC、すべてのビットコインETF申請に対する決定を延期 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
SEC(米証券取引委員会)は8月31日、すべてのビットコイン現物ETF(上場投資信託)の申請に対する決定を10月まで延期した。ブラックロック(BlackRock ...

BTCが急落でグレースケールの期待上げを全戻し

当初から、審査は常に最終期日(2024年3月中旬)まで延長され、ここでの承認はないと考えておりましたが、市場は承認期待があり、先日の「グレースケール勝訴」の上昇分を全戻し。

ここでは、市場が各期限で承認を待ち望んでいるケースも考えて、それぞれの日付だけは確認しておく。

ビットコイン現物ETF承認スケジュール

Binance Japanが国内戦略を発表

Binance Japanが国内戦略を発表、「Web3普及とステーブルコイン事業」に注目
国内投資家の関心を集める暗号資産(仮想通貨)取引所Binance Japan(バイナンス・ジャパン)が事業説明会を開催。代表の千野剛司氏が、取扱銘柄やレバレッジ戦略など「ビジネス機会の展望と課題」をテーマにプレゼンを行った。

早期100銘柄上場を短中期目標に

Binance Japan の日本進出で、国内に上場する銘柄が増えていきそうです。

取引銘柄数の少なさは、日本国内取引所の最大の弱点です。

これを機に、多くのコインとステーブルコインが取引できるようになることを期待します。

ビットコイン世界3位のクジラは「ロビンフッド」

世界3位のビットコインクジラ「アドレスの所有者」が判明
世界3位のBTCクジラは「ロビンフッド」 30億ドル(約4,500億円)以上に相当する「118,300 BTC」を3ヶ月ほどで蓄積したことで話題となっていた

ロビンフッドの株価は買い場か

「118,300 BTC」を3ヶ月ほどで蓄積し、注目されていた口座の正体が、

米国で人気の投資アプリ「Robinhood(ロビンフッド)」と判明。

Binance、Bitfinex に続く第3位。

現在は低迷していますが、仮想通貨の次回バブル(2024-2025年)に

ロビンフッドの株も急騰しそうです。

日本の暗号資産税制改革は進むのか

「暗号資産法人税制のさらなる改正を」金融庁が令和6年度税制改正要望を公開
日本の金融庁は、令和6年度の税制改正要望を公開。法人の第三者保有の暗号資産(仮想通貨)について税制の改正を要望している。この内容は、経済産業省も要望しているとした。

Web3の門戸を拡げて、待望の分離課税導入へ

日本の税制改革のニュースは、ほとんどが「改正要望の公開」であり、実行されているものは少数。

それでも、2020年頃と比較すると、大きく進歩している印象です。

まずは、Web3スタートアップの門戸を拡げる改革が多いですが、

この流れで、未来の「暗号資産の分離課税」を待ち望んでいます。

今週の米国経済ニュース

米求人件数が約2年ぶりの低水準

米求人件数、7月は882万7000件に減少-市場予想を下回る
7月の米求人件数は減少し、この2年余りで最も低い水準。市場予想も大きく下回った。労働需要が鈍化しつつあることを示唆する新たな材料となった。

雇用統計を前に株高に反応

FRB金利政策において、最大の懸念点だった「雇用市場の強さ」。

雇用統計を前に、労働市場に減速の兆しが見えたことで株価は上昇、ドルは全面安へ。

しかし、翌々日の雇用統計は強弱織り交ぜた結果となり、まだまだ警戒が必要です。

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