CPIを受けてBTCは更に上昇 2022-08-13

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米国株 ▶CPIでインフレ抑制に明るい兆し

指標前回市場予想結果
8月10日(水)21:30米CPI総合9.1%8.7%8.5%
8月10日(水)21:30米CPIコア5.9%6.1%5.9%
7月の米CPI(消費者物価指数)

米国株式市場は、CPIの結果を好感(インフレ抑制の兆しが見える)

ダウ、SP500、Russelの3指数は、昨年末から続いた下落トレンドのブレイクに成功して、日足200MAにチャレンジ開始しています。
あとは、NASDAQも下落トレンドを上抜けて、日200MAを超えていけるかに注目が集まっています。
米国株全体では長期下落トレンドが継続していますので、それは忘れずに!

CPIは、市場予想より0.2%低い数値となりました。

米経済がインフレのピークアウトに向かっていけると好感して、米株式市場全体がリスクオンのムードに大きく傾倒しています。

米国株主要4指数 日足チャート

CPI発表後の主な市場変動
・NASDAQは、1日2.85%の上昇
・DXY(ドルインデックス)は、1日で-1.04%の下落
次回FOMC(9月)の利上げペースは鈍化へ(0.75%予想から0.5%も視野に)

CPIの「総合」と「コア指数」

インフレやデフレの度合いを測る時に、CPIのコア指数(価格変動の大きい品目を除いたもの)が注目されます。
米国では総合から食料品とエネルギーを除きますが、日本では生鮮食品のみを除くなど、国によってその規定は異なります。

現在のように、エネルギーが乱高下する時には、コア指数が総合より注目される場合がありますので、覚えておこう!

カブドットコム証券より一部抜粋

来週の主な指標発表です。

名称内容
8月17日27:007月FOMC議事要旨 公表利上げペースに関するメンバーのコメント

株価上昇の話ばかりになりますが、長期下落トレンドの最中だという事は、くれぐれも忘れずに!

NASDAQ ▶底値から20%UPでブルマーケット入りへ

イメージ通り$13,000を押し目に昨年末から続く下落トレンドラインをブレイクしています。
日200MA($14,000)を目指して上昇していますので、ここを抜けられるかどうかに注目。
先にダウ、SP500、Russelの3指数が日200MAに到達しているので、それを超えていくかどうかも見ておきましょう。(NASDAQも、遅れて同じ値動きをすることが多い)

NASDAQ 日足チャート

2022年6月16日の$11,000を底値として20%UPとなり、ブルマーケット入りが報道されています。

ブルマーケットベアマーケットとは

ブルマーケット(雄牛が角を突き上げるイメージ)=上昇・強気相場
ベアマーケット(熊が爪を振り下ろすイメージ)=下落・弱気相場

明確な定義はなく、底値から20%上昇すると「ブルマーケット入り」と報道されます。
逆も同様で、20%下落で「ベアマーケット入り」と言われる事が多いです。

j-castより一部抜粋

仮想通貨 ▶Fear&Greed Index が2022年3月末と同水準に

Fear&Greed Index が40を超え、今年の3月末(ビットコインの直近高値)と同水準まで戻してきました。仮想通貨業界全体にトレンド転換の雰囲気が拡がっています。

コイン別騰落(週間)率では、10%以上の上昇を示す「濃い緑」が多くなってきました。

Coin360 暗号通貨の週間騰落率

ビットコイン ▶週200MAをサポートに上にチャレンジ!

短期では週足200MAのロールリバーサルに成功して、上を目指しています。
週足200MAが強いサポートラインとして機能しそうに見えるので、日足雲&日100MA ($25,000)5月もみ合い価格 ($28,000)日200MA ($32,000)と上にチャレンジしていきそうです。

ETHは、一足先に5月もみ合い価格までブレイクしていますので、BTCも続きそうな勢いがあります。
引き続き、どこまで上げられるか注視していますが、ビットコインは昨年11月から続く下落トレンドをまだ上抜けていないので、上を見すぎないように注意しましょう。

BTC/USDT 日足、週足、月足チャート

「日200MA」は、中期で重要な数値となります。

ビットコインが日200MAを明確に上抜けできると、中期で仮想通貨市場の雰囲気がまた一段と明るくなります。

日足、週足、月足のRSIもまだまだ余力がありますので、このままETHが調子の良いうちに、ビットコインも日200MAをブレイクして、同水準でロールリバーサル(レジサポ転換)できると、年末まで明るくなる可能性も出てきます。

イーサリアム ▶市場をけん引する理想的な上昇チャートを形成中

ビットコインの一足先を進み、仮想通貨市場を牽引し続けているETH。
CPIの結果を受けて、8月10日は1日で8.86%の上昇をしています。
日足雲を抜けて、日100MAを抜けて、雲の転換線(9)に支えられながら、日200MAを目指す…という理想的な上昇チャートを形成しています。
日200MAを超えていけるかに、注目が集まっています。

BTC/USDT、ETH/USDT 日足チャート

類似した値動きのアルトコインは非常に多く、ETHが日200MAを超えるかどうかは、仮想通貨市場全体のセンチメントを考える上で、直近の最重要ポイントです。

イーサリアム「マージ」、暫定実施予定日が明確に
仮想通貨イーサリアムの「マージ」の実施予定日はより明確に設定された。

PoSに移行する「The Marge」はテストネット移行に成功して、本番移行は2022年9月15日となりそうです。

ハードフォークの噂や事実売りの懸念など、関連するニュースが数多く出ており、仮想通貨業界の一大イベントとなっています。

移行完了まで短期ではETHのボラティリティが非常に大きくなる予想がされていますので、参入には十分注意してください。

アルトコイン ▶多くのコインが日200MAを目指して上昇中

先週に引き続き、全体で上昇を続けています。
日足雲進軍中・・・15種(21.4%) BTC含む
日足雲ブレイク・・・49種(70.0%) ETH、BNBなど
日200MAをブレイク・・・6種(8.5%) UNI、ETC、ENSなど

多くのコインが日足雲をブレイクして、ビットコインの日足雲ブレイクを待っている状況です。
引き続き、日200MAを超えていくコインが増えていくように日々確認していきます。


日足雲をブレイクした中でも、既に日200MAにチャンレンジ開始しているコインは4つ(BNB、CHZなど)あり、継続して上昇が見込めそうです。

CPIの結果を受けて、大陽線をつけたコインも複数(ENS、ANKRなど)あり、仮想通貨市場全体として上への期待が高まっています。

ただし、こちらも暗号資産全体では2021年11月から続く下落トレンドを上抜けできていないので、楽観的になりすぎないように注意しましょう。

暗号資産の時価総額 日足チャート

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