今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 3.953% | +2.92% | ダウ | 35,437 | +0.65% |
DXY | 101.700 | +0.61% | SP500 | 4,582.24 | +1.01% |
ドル円 | 141.147 | -0.48% | NASDAQ | 15,750.93 | +2.11% |
VIX | 13.33 | -1.99% | 金(Gold) | 1,959.340 | -0.13% |
原油 | 80.720 | +4.99% | BTC | 29,314.14 | -2.56% |
ビットコイン価格予想
為替、株と連動せず、ビットコインは今週も小幅レンジ
FOMC、ECB、日銀金融政策決定会合に米国企業決算と話題に事欠かない一週間でしたが、ビットコインが反応することはなく、小幅レンジを継続中。
目線に変更なしで、引き続き週足雲の突破を狙える位置にいます。
日足では日足雲と日50MAにサポートされ始めており、ここが維持できればまた$30,000に復帰して、週足雲の突破に再チャレンジできそうです。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 1種 | 0.77% | OKB |
週足雲ブレイク | 5種 | 3.85% | BGB、XRPなど |
週足雲に突入 | 17種 | 13.08% | BTC、ETH、SOLなど |
日200MAブレイク | 4種 | 3.08% | UNI、DOGEなど |
日足雲ブレイク | 29種 | 22.31% | ADA、AVAXなど |
日足雲内 or 下 | 74種 | 56.92% | MATIC、SANDなど |
単独上げするコインも出てきた
アルトコイン全体では、まだ約80%が日200MAより下推移で元気がありません。
しかし、XRP報道以降、単独上げのアルトコインがまた出てきています。
COMP、SOL、DOGEなどが代表例で、ビットコイン頼みは依然としてだが、アルトからもわずかですが活気が戻りつつあります。
米国株主要株価指数
強すぎる米国株
調整を挟まずに各指数が続伸を続け、それぞれのATH(史上最高値)がついに見えてきた。
4-6期の各企業決算も好調なものが多く、かつ、物価もピークアウトが確認できており、「ソフトランディング」への期待が市場に広まりつつあります。
ただテクニカル的には2か月前から、「短期目線でいつ調整入ってもおかしくない」状況が続きます。
RSIは、NASDAQのみならず、ついにSP500も70を超えてきました。
少なくとも積み立て以外は今買うタイミングではない。
適切な調整で、各指数の黄色ラインでレジサポ転換できると、さらに上の視界が明るくなります。
ドル円は円高傾向も一進一退
FOMCと日銀金融政策決定会合(YCC柔軟化)を受けて、円高に大きく振れそうな気配がありましたが、結果的には138円で大きな下髭となり、141円を維持。
事前報道があったことや発表当日の朝から円高に振れており、一進一退の状況。
今回の「YCC柔軟化」でも円高に明確に転換しなかった事から、もう日米の構造的金利差は、日本株も10年金利もすでに織り込み始めている見方もあり。
テクニカル的には、ドル円が日200MAの上で推移を続けるのか?それとも、サポレジ転換から円高トレンドに触れていくのか?が直近の注目ポイントです。
米国経済指標
FOMC
・市場予想通り0.25%の追加利上げ(5.25-5.50%)を実施
・パウエル議長の発言「6月とほぼ同様」も市場は「ハト派より」と捉える
・今年中の利下げはなく、インフレ率を2%に戻すため、引き続き「追加的な金融引き締めを検討」
利上げは市場予想通りでFOMCは無事通過
一言で表すと「FOMCは無事通過」
利上げは市場予想通り25bp利上げ。
注目の追加利上げは「年内にもう1回の可能性」を残したまま、これまで同様に各指数をみて判断していく。
為替は、ややドル安に動く。
市場は、先月と同じくこれ以上の利上げは織り込んでいない様子。
実質GDP
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 | 結果 |
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7月27日(木) | 21:30 | 米 | 実質GDP (速報値) | 2.0% | 1.8% | 2.4% |
市場予想を超えて前四半期より上昇
市場予想は前四半期より後退するとしていましたが、結果は景気加速。
リセッションどころかこの数値だけでは、いまだ米国は経済成長を続けています。
CPIとPCEコアデフレータがしっかりと下がってくるようなら、ただの理想論だと思われた「ソフトランディング」も視野に入り始めます。
ドル安は今後の既定路線となりますが、株価は夏枯れせずに上昇が続いています。
PCEコアデフレータ
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 | 結果 |
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7月28日(金) | 21:30 | 米 | PCEデフレータ | 4.6% | 4.2% | 4.1% |
7月28日(金) | 21:30 | 米 | PCEデフレータコア | 3.8% | 3.0% | 3.0% |
ほぼ市場予想通りの鈍化
ほぼ市場予想通りの鈍化で、ここではCPI同様「インフレピークアウトの兆候が見えるが、2%には程遠い」というイメージ。
ソフトランディングへの期待が更に高まる印象で、来週の雇用統計で未だ高い数字が維持されるのか?注目です。
来週の主な指数発表
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 |
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8月1日(火) | 23:00 | 米 | ISM製造業景気指数 | 46.0 | 46.8 |
8月3日(木) | 23:00 | 米 | ISMサービス業景気指数 | 53.9 | 53.1 |
8月4日(金) | 21:30 | 米 | 非農業部門雇用者数 | 20.9万人 | 20.0万人 |
8月4日(金) | 21:30 | 米 | 失業率 | 3.6% | 3.6% |
8月4日(金) | 21:30 | 米 | 平均時給 | 4.4% | 4.2% |
今週の仮想通貨ニュース
WorldCoin(WLD)がバイナンス等に上場
OpenAI社のサム・アルトマンCEOらが進める注目コイン
OpenAI社のサム・アルトマンCEOらが進める”ユニバーサルベーシックインカム”仮想通貨プロジェクト「Worldcoin」がメインネットをローンチし、バイナンスやBybitに上場。
ベーシックインカムという性質もさることながら、OpenAI社のサム・アルトマンCEOが名を連ねていることから、ChatGPTやAIとの連動も期待されており、次の仮想通貨バブルの注目株に。
上場後は下落しそうですが、次の仮想通貨バブルの大型上昇銘柄になる可能性も高い。
秋頃からBTC半減期にかけて、下落していくようでしたら、少しずつ買い向かってみます。
米国「金融イノベーション・テクノロジー法」通過
米国での仮想通貨の規制枠組み作りが進む
ビットコイン現物ETFの申請に沸く仮想通貨業界ですが、「規制」が昨今のメインテーマに。
「規制」や「法整備」が確立した後に、企業が大量に仮想通貨業界に押し寄せると想定していますので、こういった枠組みが米国で進んでいく事は大歓迎です。
今週の米国経済ニュース
メガテック決算
グーグル:〇 クラウド、Youtube広告共に好調で市場予想を上回る
マイクロソフト:〇 売上高、EPSともに市場予想を上回るも時間外で株価は下落
メタ:〇 売上高、EPSともに市場予想を上回り、時間外でも株価は4%以上上昇
ECBは市場予想通りの0.25%利上げ
欧州では、ECBが0.25ポイント利上げを実施し、中銀預金金利を3.75%に。
アメリカ同様インフレ率2%を目標に追加利上げの可能性は残しています。アメリカのほうがインフレ率の抑制は進んでいますが、こちらの動向も要注目。
日銀:サプライズでYCC柔軟化
・10年金利を0.50%を「目途」に残し、柔軟化
・指値オペは0.50%⇒「1.0%」に引き上げ
・1%まで上昇することは想定いていないが、上限として設定
YCC修正報道が出た後に、「今回はない」が大半の予想となっていましたが、柔軟化を実施。
具体的な数字を出すものの曖昧表現を残して、日銀が「柔軟に対応できる」ように修正。
「金融緩和の持続性を高める」としていますが、実質的な「金融引き締めへの政策転換」に。
今後上振れるかもしれない物価(2022年春の米国と同様)を抑える為、一足先に日銀が動いてきました。
日本だけが遅れていた金融引き締めがここから徐々に始まるということなのか?
当面のドル円は、日銀の金融政策次第になりますので、こちらの情勢もチェックしていきます。
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