米国債格下げ&雇用統計で夏枯れ相場へ 2023-08-05

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今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.04%+2.20%ダウ35,055-1.08%
DXY102.009+0.30%SP5004,478.02-2.27%
ドル円141.686+0.38%NASDAQ15,274.92-3.02%
VIX17.10+28.28%金(Gold)1,942.655-0.85%
原油82.671+2.42%BTC29,114.00-0.57%
8月4日終値の週間騰落率

ビットコイン価格予想

ビットコインチャート

レンジ継続も短期下落トレンド

中長期では、週足雲ブレイク($31,800)を目指す目線は変わらず。

短期では、日50MAを割り込み、日足雲に侵入して下落トレンドとなっています。

サポート候補は「日200MA」と「日足雲下辺」。

週200MAをサポートに週足雲ブレイクに挑戦する短期のトレンド転換を待ちます。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)1種0.76%OKB
週足雲ブレイク4種3.05%BGB、XRPなど
週足雲に突入14種10.69%BTC、ETHSOLなど
日200MAブレイク3種2.29%UNI、HNTなど
日足雲ブレイク18種13.74%DOGE、DYDXなど
日足雲内 or 下91種69.47%MATIC、AVAXなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全131種から参照

アルト全体でも短期下落、約70%日足雲から仕切り直し

BTC、ETHはいまだ週足雲ブレイクのチャレンジが狙える位置にいますが、アルトはほとんどが日足雲からも下落し、約70%が最初から仕切り直し。

単独上げで勢いがあったCOMP、SOL、DOGEも調整中。

日々様々なニュースは出ますが、まだ仮想通貨業界への関心は薄く、まずはビットコインが上昇して、けん引してもらう事を期待するアルト市場と言えそうです。

米国株主要株価指数

米国株主要株価指数

全指数で上昇一服、夏枯れ相場入りか

「高すぎるRSI」「週MAとの乖離が大きい」ことから調整入り間近とされていましたが、調整入りのサインとなる「包み陰線」でSP500とNASDAQが終える。

3月中旬から4か月半休憩なしで上げ続けた米国株も8-9月は例年通り夏枯れ相場(短期調整)になりそうだと示唆しています。

米国経済指標

ISM製造業景気指数

日時時間指標前回市場予想結果
8月1日(火)23:00ISM製造業景気指数46.046.846.4
日本時間で表記

9か月連続の縮小

米ISM製造業総合景況指数、7月は46.4に上昇-市場予想は46.9
米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数は、9カ月連続で活動縮小を示した。国内外で米国製品に対する需要が低迷していることがうかがわれる。

リセッションは来ないかもと噂され、ソフトランディングも話題になりつつある現状において、ISM製造業は、昨年末から一貫して米経済の活動縮小を表す。

今回も、市場予想よりさらに低い数値に。

金利が高いうちに、この数値が50以上を示すようなことがあれば、本当にソフトランディングも視野に入ってくるかもしれません。

ISMサービス業景気指数

日時時間指標前回市場予想結果
8月3日(木)23:00ISM製造業景気指数53.953.152.7
日本時間で表記

市場予想より低い数値もいまだ50を上回る

米ISM非製造業総合景況指数、7月は52.7に低下-予想53.1
米供給管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業総合景況指数は52.7と、前月の53.9から低下した。ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は53.1だった。

サービス業は、堅調な労働市場と同様に、いまだ強い米経済を示しています。

市場予想を下回るも50以上をしっかりキープ。

ISMサービス業・雇用統計・小売売上高の3指数は、相変わらず堅調な米経済を示す数値が続いており、この指数が下落していかないか?要注目です。

雇用統計

日時時間指標前回市場予想結果
8月4日(金)21:30非農業部門雇用者数18.5万人20.0万人18.7万人
8月4日(金)21:30失業率3.6%3.6%3.5%
8月4日(金)21:30平均時給4.4%4.2%4.4%
日本時間で表記

労働市場は引き続き強い米経済を示す

米雇用統計、7月の非農業部門雇用者数は18.7万人増-失業率3.5%
米国の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、7月に前月比18万7000人増加した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は20万人増だった。前月は18万5000人増(速報値20万9000人増)に下方修正された。

3数値とも僅かながら、予想よりも強い米経済を示す結果に。

労働市場は、他指数に比べて「鈍化しているものの強い米経済」を示す数値が出ることが想定されており、それが年始から8か月連続で続く。

今回は微増・微減だったため、株価は一進一退で、大きなトレンドは見られず。

来週の主な指数発表

日時時間指標前回市場予想
8月10日(木)21:30CPI3.0%3.3%
8月10日(木)21:30CPIコア4.8%4.7%
8月11日(金)21:30PPI0.1%0.7%
8月11日(金)21:30PPIコア2.4%2.3%
日本時間で表記 市場予想はTradingEconomicsのコンセンサス(市場予想の平均)より

来週のメインはCPI。

米政府が目標に掲げる「インフレ率2%」は、「CPIコア」の数値を指します。

FRBの金利上限判断にとって、重要な指数となりますので、注目が集まります。

今週の仮想通貨ニュース

Binance Japanがサービス発表

Binance Japanがサービス内容発表、国内最多の34銘柄取り扱いへ
Binance Japan株式会社は、サービス内容の詳細を発表した。取扱う仮想通貨数は34銘柄で、これは国内の主要な競合他社であるビットバンク、GMOコイン、コインチェックを上回る。立ち上げ時点での取扱銘柄数では国内取引所トップとなる。

立ち上げ時に国内最多銘柄へ

Binanceといえば、豊富な取り扱い銘柄。

まずは、日本国内の最多銘柄取り扱いの地位を抑えて、今後の銘柄追加に期待。

バイナンスの取り扱い銘柄一覧

そのサービス内容に、規制の厳しい日本においてユーザーは一定の評価をしているよう。

次回の仮想通貨バブルでBinanceJapanがどのような位置づけになるのか?本店からの移行KYCを行って、順次サービスを利用してみようと思える内容に。

暗号資産税制改正要望を政府に提出

暗号資産税制改正要望を政府に提出、日本ブロックチェーン協会
日本ブロックチェーン協会(JBA)」が、仮想通貨に関する税制改正要望を政府に提出した。日本におけるWeb3事業の成長を阻害している暗号資産の税制を見直し、国民が暗号資産を保有・利用する環境の整備を求めている。

株と同じ分離課税(一律20%)の要望書提出

まだ「要望書提出」の段階ですが、2021年に比べて着実に日本国内でも暗号資産に関する法整備が進んでいる印象。

協会が要望書を提出する段階で、日経新聞にも取り上げられるようになり、裾野が広がっていることがわかる。

「分離課税」「通貨の都度交換は課税対象外」の2つが個人投資家にとって、大きな期待となっており、今後の動きに注目していきます。

仮想通貨の税率を世界で比較

税率0%の国も 仮想通貨の税率を世界で比較、Coincubが2023年版のレポート公開
仮想通貨経済圏のデータを提供するCoincubは、税金に関する2023年版のレポートを公開している。レポートには、日本に関する数値や説明も掲載した。

日本の45%は最も税金の高い国

税率が0%の国も多数(ドイツ、シンガポール、マレーシア、UAEなど)。

日本は、45%で記載のある国の中で最も高額な税金に。

日本で法改正となり、株と同じ分離課税になっても課税20%で世界的には標準または少し高いほう。

世界とも比較して、今の税制改革に取り組んでほしいところです。

コインベースがSECに訴訟取り下げ要請

米コインベース、SEC訴訟で全面的な取り下げを要請
米コインベースは、米国証券取引委員会による訴訟に対して、「全面的な」取り下げを裁判所に要請する方針を示した。同社のブライアン・アームストロングCEOは、「一部の政府関係者が法の範囲を超えて行動することにより、米国のリーダーシップが危ぶまれる...

仮想通貨業界には有利な報道が続く

コインベース、バイナンスと立て続けにSECから訴訟を受けていますが、「XRPが証券ではない」とされてから、仮想通貨業界に有利な報道が続く。

なんにせよ、論点は「ビットコイン現物ETFが米国で承認されるか?」であり、その期限(2024年2月)まで関連ニュースを確認していきます。

今週の米国経済ニュース

フィッチが米国債を格下げ

米が「AAA」格付け失う、フィッチ格下げ-財務長官は強く反論
格付け会社フィッチ・レーティングスは1日、米国の長期外貨建て発行体デフォルト格付け (IDR)について、最上級の「AAA」から「AA+」に1段階引き下げたと発表した。「ウオッチネガティブ」としていた格付け見通しは「安定的」に変更した。

米債券市場はむしろ買い場

過去にも数度、米国債が格下げされたことがありますが、米国債を「AAA」から「AA+(安定的)」に格下げしました。

S&Pを含む他格付け会社では「AAA」を維持しており、バフェット氏が言うように長期では問題なく、むしろ米債券市場の買い場とされています。

メガテック決算

アップル:△ 売上高は前年比減。サブスク部門は好調もiPhone売上で前年比20%減。

アップル、iPhoneは市場予想に届かず-サービス収入の伸びに影落とす
米アップルが3日発表した4-6月(第3四半期)決算は3四半期連続の減収となった。業界全般に携帯電話機やコンピューター、タブレットの需要不振に見舞われる中、アップルは今四半期も同様の業績になる見通しを示した。

amazon:〇 売上は市場予想を上回り、下半期もさらに高い売上予想を設定。

アマゾン7~9月売上高見通し、市場予想上回る-電子商取引好調
米アマゾン・ドット・コムが3日示した7-9月(第3四半期)売上高見通しは市場予想を上回った。主力の電子商取引事業が好調であることが背景。米株式市場時間外取引で株価は一時約7.5%上昇した。

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