CPI鈍化も米サービス業は堅調維持 2023-08-12

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今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.158%+2.92%ダウ35,295+0.68%
DXY102.853+0.83%SP5004,464.06-0.31%
ドル円144.932+2.29%NASDAQ15,028.07-1.62%
VIX14.84-13.22%金(Gold)1,913.815-1.48%
原油83.026+0.43%BTC29,426.02+1.16%
8月12日終値の週間騰落率

ビットコイン価格予想

ビットコイン

レンジ形成は変わらず

週足雲の上抜けチャレンジをしたいが、引き続きレンジ継続中。

下は$29,000で、下髭が多く底堅い。

まずは$30,000より上で推移したいところです。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)1種0.76%OKB
週足雲ブレイク4種3.03%BGB、XRPなど
週足雲に突入11種8.33%BTC、ETHSOLなど
日200MAブレイク7種5.30%UNI、SHIBAなど
日足雲ブレイク13種9.85%DOGE、DYDXなど
日足雲内 or 下96種72.73%MATIC、AVAXなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全132種から参照

アルト全体は下落、SHIBAが期待上げ

アルト全体は、いつも通りビットコインが底堅いレンジを形成している間は、なだらかな下落基調。

引き続き、ビットコインの状況変化待ち。

単独では、SHIBAとBONEが「シバリウム」のローンチで期待上げ。

SHIBA・BONE

「噂で買って事実で売る」の相場格言通りであれば、このあたりで天井となるので要注意。

仮想通貨シバイヌ、L2「Shibarium」のパブリックベータ版を今週リリースへ
仮想通貨シバイヌトークンは、独自L2ソリューションShibariumのパブリックベータ版を今週リリースすることを発表。ShibariumはイーサリアムのL2として機能する。

米国株主要株価指数

米国株主要株価指数

各指数とも調整いり

先週の包み陰線をきっかけに、各指数が調整入り。

重要指標の発表も9月までなく、3週間程度はこのまま調整か。

長期上昇トレンドは目線継続も、短期では1-2か月の調整相場となりそう。

米国経済指標

CPI

日時時間指標前回市場予想結果
8月10日(木)21:30CPI3.0%3.3%3.2%
8月10日(木)21:30CPIコア4.8%4.8%4.7%
日本時間で表記

市場予想を下回り、インフレ率が鈍化

米CPI、コア指数は前月比0.2%上昇-2カ月連続で低い伸び
7月の米消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除くコア指数が前月比0.2%上昇となった。6月も同率の伸びで、2カ月連続として見ると伸びはここ2年余りで最低。米金融当局がリセッション(景気後退)を引き起こさずにインフレを沈静化させられ...

市場予想通りの鈍化で、サプライズなしの安心感から株価は上振れに。

一方で、ドル円は円安に動いています。

昨年(2022年)の3月頃から最注目だったCPIですが、発表当日に株価が大きく動くこともなくなってきており、米国のディスインフレが少しずつ進んでいることが伺えます。

ISMサービス業・雇用統計・小売売上高の3指数は、相変わらず堅調な米経済を示す数値が続く。

PPIも予想を上振れ、この3指数と共に、米国サービス業が堅調なことを2023年も示し続けています。

急速な利上げにも負けず、米国株の決算も大きく崩れない状況が続く。

米国のサービス業と雇用が維持されるかで、追加利上げ・リセッション入りの動向が大きく変わってきます。

来週の主な指数発表

日時時間指標前回市場予想
8月15日(火)21:30小売売上高0.2%0.4%
8月15日(火)21:30小売売上高コア0.2%0.5%
日本時間で表記 市場予想はTradingEconomicsのコンセンサス(市場予想の平均)より

8月15日(日本時間8月16日04:15)に、7月FOMCの議事要旨が公表されます。

市場予想通りで無事通過の印象があるFOMCでしたが、その内容は?

来週のジャクソンホール会議に向けて、市場の印象に変更ないか?確認します。

今週の仮想通貨ニュース

米PayPalがステーブルコイン「PYUSD」をローンチ

米PayPalがステーブルコイン「PYUSD」をローンチ|8日朝の重要速報まとめ
米送金大手PayPalは独自のERC-20ステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」をローンチすると発表した。アフリカ国ケニアの警察は週末にWorldcoinのナイロビ倉庫を捜査し書類や機械を押収したと報じられた。

決済会社の発行で市場規模拡大に期待

米大手決済会社からの新規発行で、仮想通貨の利用者拡大に期待。

利用者は、それが仮想通貨だと気付かずに電子決済のように利用する未来が近づいています。

米ビットコイン現物ETFの実現は時間の問題か

現物型ビットコインETFの実現 「長くても6か月後になるだろう」=ギャラクシーデジタルCEO
ギャラクシーデジタルのマイク・ノボグラッツCEOによれば、ブラックロックとインベスコの関係者からの話として、米国初の現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)が2024年2月前に承認される可能性があるとのことだ。

焦点は「承認可否」から「承認時期」へ

ブラックロックが申請した後、ビットコイン現物ETFの報道が相次いでいます。

ついに、報道内容は「実現可否」から「実現時期」にフォーカスされています。

もはや、実現は既定路線であり、いつ実現するのか?という論点に。

2024年2月が審査期限となりますので、最重要ニュースとして継続観測していきます。

BittrexがSECと和解

Bittrex、米SECと和解 民事罰など35億円支払いへ
米証券取引委員会は、仮想通貨取引所Bittrexを有価証券提供などで提訴していたが和解したと発表した。Bittrexは罰金などを支払うことに同意した。

SECの主張を否定も肯定もせず和解

今年の4月にSECから提訴を受けていたBittrexが35億円の支払いに合意。

既に米国版Bittrexは破産申請(チャプター11)しているが、また一つSEC提訴の問題に決着がつきました。

こういった問題の結論一つ一つが、現物BTCのETF承認に影響を及ぼします。

米仮想通貨業界を取り巻く環境の報道は、その結果まで確認してきます。

今週の米国経済ニュース

再度円安へ、ドル円が145円に接近

円が対ドルで一時145円に接近、日米利回り格差の拡大継続で
11日の外国為替市場で、ドル・円相場が心理的に重要な節目の145円に接近した。日米の金利差拡大が続き、円を押し下げている。

日銀の為替介入が意識され始める

YCC柔軟化の後も、日米の金利差を織り込めず、市場は再度円安に傾いています。

2022年に為替介入されたのが145円だったことから、日銀の為替介入を予見する声が出始めています。

予測はできませんが、為替介入があってもおかしくない水域に入っていることは覚えておく。

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