米国株高で2023年が開幕!! 2023-01-07

スポンサーリンク

米国経済

米雇用統計

日時時間指標前回市場予想結果
1月6日(金)22:30米12月非農業部門雇用者数26.3万人20.1万人22.3万人
1月6日(金)22:30米12月失業率3.7%3.7%3.5%
1月6日(金)22:30米12月平均時給5.1%5.0%4.6%
日本時間で表記

平均時給の大幅下落を市場は好感

米雇用統計、12月の非農業部門雇用者数は22.3万人増-失業率3.5%
昨年12月の米雇用統計では雇用者数が引き続き力強い伸びを示したが、賃金の伸びが鈍化。近くリセッション(景気後退)入りする可能性を排除しつつ、米金融当局に利上げペースを減速させる余地を与えた。

雇用者数は市場予想より強かったですが、市場は平均時給に注目が集まる。

賃金インフレの指針となっている平均時給が市場予想を大きく下回り、市場はこれを好感。

雇用者数、失業者数が2022年11月から減少傾向にありましたが、平均時給だけが下がらずに懸念されていました。

今回の平均時給の大幅鈍化をうけて、また米リセッションに一歩近づいたという印象に。

ISM製造業景気指数(非製造業も同時)

日時時間指標前回市場予想結果
1月5日(木)—–ISM製造業景気指数49.048.648.4
1月7日(土)—–ISM非製造業景気指数56.555.149.6
日本時間で表記

ISM製造業:年間で2008年以来の大幅な低下

米ISM製造業総合景況指数、12月は2カ月連続で活動縮小を示唆
米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業総合景況指数は、2カ月連続で活動縮小を示した。年間では2008年以来の大幅な低下となった。

11月に50を下回り、年間では10.4ポイント低下。

この数値では、先月に引き続き、景気の悪化が顕著に表れています。

ISM非製造業:コロナ以降、初めての50割れ

米ISM非製造業指数、予想外の縮小圏-20年4月以来の大幅低下
米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の非製造業総合景況指数は市場予想以上に低下し、縮小圏に陥った。業況と受注のサブ指数がいずれも大幅に下がった。この状況が続けば需要見通しへの懸念が高まる恐れがある。

製造業に続き、非製造業でも景気の悪化が顕著に感じ取れる結果に。

12月FOMC議事要旨 公表

FOMC議事要旨:インフレ押し下げの決意確認、市場の認識懸念
米連邦公開市場委員会(FOMC)が昨年12月13、14両日に開いた会合では、当局者がインフレを押し下げる決意を確認した上で、政策金利を当面高い水準に維持するという当局の意思を過小評価しないよう、投資家に率直な警告を行う異例な発言もあった。4...

楽観的過ぎる市場に認識懸念

ソフトランディングに向けて進んでいるが、2023年末からの利下げを既に織り込んでいる現在の市場は楽観的過ぎると懸念

こうした市場の動きがインフレ退治に向けた金融当局の取り組みを損なっているとのフラストレーションが示唆されています。

先回りしすぎている市場が継続する限り、一筋縄ではいかない展開が待っていそうです。

【コラム】FOMC議事要旨への反応、1年前と様変わり-オーサーズ
今から1年前の1月5日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の前月会合の議事要旨公表とともに2022年の株価急落が始まった。議事要旨の文言は市場に衝撃を与え、S&P500種株価指数はその日2%下落、10年物米国債利回りは5ベーシスポイント(bp...

米国金利とFFレート

米国債10年、2年、3ヵ月利回り

雇用統計を受けて長期金利が急落、逆イールドはより深く

平均時給の大幅鈍化を受けて、米国債10年利回りが急落。

昨年から続く逆イールドは、より深くなっています。

FFレートの市場注目は「2023年内に利下げが始まるか」

FedWatchツールより 年間の利上げマップ

米国の利上げマップは、

2023年上旬まで0.25%の金利上昇が続き、金利はそのまま高止まり、2023年末または2024年あたりから利下げが始まっていくのでは?

という見解が、既定路線となっています。

現在は、最大金利(FFレート)より「いつ利下げが始まるのか?」が注目されています。

為替

ドルインデックス、ドル円、ユーロドル 週足チャート

ドルインデックスは週足雲に到達

DXY(ドルインデックス)は、長い上髭をつけて週足雲に到達。

利上げ鈍化が濃厚になり、このまま雲侵入する場合は、週200MAまで下落も視野に

今年のドル円は円高トレンドが濃厚化か

現在では、2023年は日銀も利上げを始めるのでは?という認識が市場にあります。

ドル円も週足雲に到達しており、日銀が利上げ姿勢を見せる場合は、同様に週200MAまで下落が視野に。

日銀が本当に利上げをしていくのか?が今年のドル円再注目ポイントになります。

しかし、数年単位でドルと円が同じ金利になる事は考えにくく、長期では「円安傾向に振れやすい金融構造」は解決していませんので、バランスに要注意!!

来週の主な指数発表

日時時間指標前回市場予想
1月12日(木)22:30米CPI(消費者物価指数)7.1%6.6%
1月12日(木)22:30米CPI(消費者物価指数)コア6.0%5.7%
日本時間で表記

昨年は1年を通じて「インフレの指標」として注目され続けたCPI。

さらに鈍化がみられると、今回の株高を後押しする結果となりそうです。

米国株

米主要株価指数

雇用統計、ISM製造業、非製造業 と発表される数字の全てが経済リセッションを匂わせる結果となり、株価は1月1週目で上昇から2023年が始まりました。

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債3.560%-8.25%ダウ33,606+1.35%
DXY103.911+0.40%SP5003,895.07+1.45%
ドル円132.105+0.77%NASDAQ11,040.35+0.92%
VIX21.13-2.49%金(Gold)1,866.110+2.32%
原油73.739-8.49%BTC16,950.65+2.01%
1月6日終値の週間騰落率

先行役のダウは週足でダウントレンドのロールリバーサルに成功か

米主要株価指数

先導役のダウが、1年続いた長期下落トレンドのロールリバーサルに成功。

SP500は、週200MAをサポートに4回跳ね返されている下落トレンドに再挑戦。

NASDAQは、10月底値を守り切り、再度下落トレンドに挑戦できるか?

どの数値も昨年(2022年)に比べ、現段階では市場のセンチメントが上向いてきた傾向が見られます。

仮想通貨

Web3やGameFiがさらに拡大する年へ

https://jp.cointelegraph.com/news/opinion-ledger-insight-of-the-week-2023-0107

仮想通貨の2023年を占うニュースがたくさんありますが、Web3やGameFi、メタバースの飛躍を予感している記事が多く見受けられます。

次回半減期に向けて、どのエコシステムが抜きんでてくるのか?今年のニュースをチェックしていきます。

ビットコイン

BTC/USDT 日足、週足、月足チャート

日足雲にトライして上昇のきっかけにしたい!

年末年始の取引量の少ない時期は特に動きなく終える。

年明けから安値切り上げており、日足雲に挑戦しそうな気配あり。

週足では強気ダイバージェンスが継続中。

まだまだ調整期間は続きそうですが、当面は日足で「三役好転」「日200MA上抜け」を目指す

下に行く場合は、FTXショックの安値$15,500がサポートになるかに注目。

下抜ける場合は、次のサポート候補が$13,000付近

長期では2023年中にビットコインの底打ちを予想

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
週足雲ブレイク1種1.05%OKB
日200MAブレイク1種1.05%DASH
日足雲ブレイク2種2.10%BIT、APE
日足雲内 or 下91種95.80%BTCETHなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全95種から参照
OKB、Dash、BIT、APE 日足チャート

大きく上昇するアルトコインが出てきた!

FTXショックの11月に比べれば、年も変わり、センチメントも多少明るく感じる。

アルトコイン単独で上げてくるコインもチラホラ。

まだ先導役と言えるほど、力強いコインはありませんし、多くのコインは1年にわたる下落相場で日足も雲が分厚めに。

引き続き、今年も先導役になりそうな調子の良いコインを探していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました