雇用統計は、強い米雇用市場の継続を示す。
利下げ開始時期は後退し、市中金利は上昇。
NVDAの調整入りがより濃厚となり、米国株&仮想通貨も調整入りが現実的に。
ビットコイン価格予想
米国株は大陰線もBTCは安値切り上げの下髭
3月9日の見解から変更なし。
上がり続けた相場で、やっと調整入りが現実的になってきました。
それでも、完全な下落相場入りとは言い難く、三角持ち合いを形成中。
安値切り上げの下髭が続いており、このレンジで調整を終えて、
また上昇する可能性もあります。
深い調整待ちに変更はありませんが、日足ではレンジ調整で完了しそうな為、
上昇、下落どちらにいってもいいように、ポジションは注意します。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 23種 | 12.71% | BTC、RNDRなど |
週足雲ブレイク | 100種 | 55.25% | ETH、SOLなど |
週足雲に突入 | 34種 | 18.78% | MATIC、APTなど |
日200MAブレイク | 14種 | 7.73% | XRP、APEなど |
日足雲ブレイク | 0種 | 0.00% | |
日足雲内 or 下 | 10種 | 5.52% | XDC、BONEなど |
下落の一週間もCrypto Fear & Greed Index は下降せず
ビットコインの下落に合わせて、アルトコインも下降しましたが、
Crypto Fear & Greed Indexは、ほぼ変化なく75。
市場心理は、まだ下を向いていないようです。
全体の割合では、週足雲に進入できている先行組は調整程度のようですが、
まだ週足雲に到達していない後発組が日200MAも落とされて、
日足雲挑戦から仕切り直しのコインが多数出てきています。
今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 4.404% | +4.70% | ダウ | 38,904.05 | -2.27% |
DXY | 104.286 | -0.24% | SP500 | 5,204.35 | -0.95% |
ドル円 | 151.607 | +0.19% | NASDAQ | 16,248.52 | -0.80% |
VIX | 16.03 | +23.21% | 金(Gold) | 2,330.160 | +4.35% |
原油 | 86.947 | +4.21% | BTC | 67,820.63 | -4.85% |
米国株主要株価指数
4指数全てで包み陰線は調整の始まりか
中東の情勢不安やサービス業の鈍化で、木曜日に大陰線をつけるが、
雇用統計の「強い米経済」で、株価は少し反発しています。
市中金利も上昇しており、利下げ開始の予想時期は交代しているもの
米経済そのものを判断材料とされている 2023年11月18日の見通し から変化なし
週足で見ると、包み陰線が4指数で発生しており、天井付近に見えることから、
警戒水域からさらに調整なしで膨れ上がった相場が初めての調整を
やっと迎えてくれそうです。
膨れ上がった分、大きな調整となってもおかしくないので、
資金にゆとりを持って、見守ります。
為替と金利
雇用統計の結果を受けて、金利が急上昇しています。
ついに、6月も金利据え置きが予想の50%を超え、今年は3回の利下げ予想に。
「まだまだ強い米経済の指数発表が連発」されると、更にその開始時期は後退しますが、
「米経済が強いから利下げできない」という事になる為、
一時的な株安(調整局面)があっても、長期では米国株高となる印象。
為替は、2022年10月の高値152円で攻防が続いていますが、
「超えていくのは時間の問題」というのが、一般的な見方。
論点は、目先の為替介入よりも、いつまで円安の構造が続くのか?になっています。
- いつ為替介入が入るのか?
- 為替介入が入ったところで、構造上の円安に歯止めがかからないだろう
- この構造が続く限り、135円~160円あたりが為替レンジで落ち着くのではないか
- 米国が金利を下げず、日本は金利を上げない状況が来年も続くようだと180円も視野に入る
米国経済指標
ISM製造業景況感指数(3月)
予想を大きく上回る拡大に株価下落
予想が縮小圏47.8を大きく上回り、結果は拡大圏の50.3。
製造業の予想外の強さに、利下げ時期が更に後退するのでは?と株価は下落。
ISMサービス業景況感指数(3月)
2か月連続で市場予想を下回る
強かった製造業に対して、サービス業は数か月前から弱わりつつあり、
そのトレンドが徐々にできつつあります。
雇用統計
強い米雇用市場で市中金利上昇
米雇用統計は、市場予想を大幅に超えて、今もなお力強い雇用市場を示す(303K)。
直近の雇用統計であるあるとなっていた「速報値からの下方修正」が
2月の速報値(275K)からは下方修正なく、そのまま堅持。
市中金利は大きく上昇しているが、米株価も上昇する同調現象に。
強い米経済で利下げ開始時期の予想時期はさらに後退しています。
来週の主な指数発表
4月2週の主な指数発表は下記の通り。
今週の仮想通貨ニュース
リップル社、米ドルステーブルコイン発行へ
今週の米国経済ニュース
台湾で大地震、TSMCは影響ないのか
影響は少なく、翌日の生産再開に向かう
過去25年で最大規模の地震が台湾で発生しています。
速報で1,000人以上の負傷者も出ており、その影響が心配されています。
世界のAI&半導体ブームを支えているのはTSMC。
台湾有事もそうですが、TSMCが通常通り営業できているという事実が
世界経済の土台となっている可能性があります。
今回の報道では、施設の損傷は軽微で翌日から生産再開とされていますが、
改めてこの「TSMC」という会社への世界の依存度を知る機会となりました。
コメント