根強いインフレ&強いBTC 2024-02-17

根強いインフレがCPI、PPIで数値に現れ、小売売上高も消費意欲後退に。

ソフトランディングへのシナリオとは異なる数字に、これが継続するのか?

来月以降の経済指標に注目が集まります。

その中でも、仮想通貨は上昇を続ける!!

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ビットコイン価格予想

ビットコインチャート

強い上昇が継続

乱高下した米国株とは異なり、ビットコインは連日上昇が続く。

チャネルの上抜けで、$55,000~$60,000が目先のターゲットになっています。

短期でも完全に上昇トレンドですが、RSIは日足、週足、月足で買われ過ぎ示唆。

いつ深い調整(30%以上)が来てもおかしくない、チキンレースが

開始されている状況ですので、それを忘れずに、見守っています。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)11種6.67%OKB、ORDIなど
週足雲ブレイク60種36.36%BTC、ETHなど
週足雲に突入46種27.88%DOGE、MATICど
日200MAブレイク34種20.61%ARB、APEなど
日足雲ブレイク0種0.00%
日足雲内 or 下14種8.48%XRP、XYMなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全165種から参照

全体の70%以上が週足雲に突入

2022年4月からの自己観測以来、初めて70%以上の銘柄が週足雲に突入。

単独の爆上げも続いていますが、市場全体が押し上げられており、

BTCにつられて、アルト全体が価格上昇しています。

市場全体で上値が軽くなってくると、さらに高値が目指せますが、

「買う」フェーズではなく、「売り時を探しているチキンレース」

入りつつあることを忘れずに市場を見守ります。

今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.283%+2.54%ダウ38,628.00-0.11%
DXY104.275+0.19%SP5005,005.56-0.42%
ドル円150.185+0.64%NASDAQ15,775.65-1.34%
VIX14.24+10.13%金(Gold)2,013.230-0.55%
原油78.561+2.57%BTC52,124.10+7.92%
2月16日終値の週間騰落率

米国株主要株価指数

米国株主要株価指数

指数発表で下落しても1日で戻す乱高下相場

ソフトランディングを否定するような数値発表がありましたが、

米国株は下落しても翌日には上昇する乱高下相場に。

NVDAの決算が来週に控えており、「上昇」というよりは、

下がらない」相場が続いています。

また、小型株が2年続くレンジに上抜けチャレンジしています。

もし、ここが上抜けるすると、市場全体の底上げとなりますので、

Russel2000は、来週大注目です!!

金利が上昇し、ドル円も円安へ

利下げ開始の予想時期が後退し、市中金利とドルインデックスが上昇。

米国株は、連動するように下落せず。

金利と米国株の値動きが合わない場合は、「最終的には金利が正しい」

ことが多いので、調整が近いことを警戒しています。

為替介入を市場が警戒し始める

ドル円は、150円を超えてくると、市場が為替介入を警戒してきますので、

抑止力として2022年の為替介入が一定の効果をもたらしています。

2023年10月も為替介入が話題となりましたが、その抑止力で、

結果「介入なし」で円安にトレンド転換しています。

実際の警戒は、153円超あたりからになりそう。

2024年は利下げ3回に市場予想も変化

FOMC(1月)でFRB理事の中央値だった年内利下げ3回に市場予想が一致し始めました。

元々、ソフトランディングするならば、毎回利下げはあり得ないので、

市場予想のバランスが取れてきた印象です。

数値の悪化が継続的なものでない限り、今のメインシナリオ(ソフトランディングから株高へ)は、

変わらないと考えています。

米国経済指標

CPI(1月)

CPI(1月)
CPI(1月)
コアCPI(1月)
コアCPI(1月)

市場予想を上回る伸びで利下げ予想後退

米消費者物価指数、1月は前月比0.3%上昇-前年比では3.1%上昇
1月の米消費者物価指数(CPI)統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が市場予想を上回る伸びとなった。ディスインフレへの道が不安定なことを浮き彫りにした。
FRB、様子見モード崩せず-1月CPIでしつこいインフレ顕在化
米金融当局は今年初めの時点で物価目標達成のすぐ近くにあると考えられていた。それでも、当局者にとってまだ十分に近づいてはいない。

CPI、コアともに市場予想を上回る伸びとなり、ディスインフレへの道が

険しいことを再認識させる結果に。

市中金利は大きく上昇し、ドル円も150円を超える円安に。

米国株や仮想通貨は下落していますが、利下げ予想時期が後退する程度で、

大局観を変えるインパクトはない。

徐々に利下げ開始時期が後退しており、1月の予想通り、

今年の夏ごろまで後退を織り込めると、金利も下がり始めるのではないでしょうか。

小売売上高(1月)

小売売上高(1月)
小売売上高(1月)
コア小売売上高(1月)
コア小売売上高(1月)

消費減退は一時的なものか?

米小売売上高、1月は約1年ぶりの大幅減-個人消費の底堅さに疑問符
1月の米小売売上高は広範に減少し、約1年ぶりの大幅減となった。昨年末ホリデー期間の消費は力強く伸びたものの、新年入り後の個人消費の底堅さが疑問視されている。

総合、コアともに市場予想より大きく減少するマイナス結果に。

堅調な消費は、ソフトランディングに向けた数値となるはずでしたが、

ここでは消費意欲の減退を示しています。

「堅調な労働市場」「底堅い消費」「鈍化するインフレ」「米国株の好決算」

の4つがソフトランディング成功のカギとして注目されていますが、

そのうちの2つ「底堅い消費」「鈍化するインフレ」が今週の数値で

雲行きの怪しい結果となっています。

単月の結果なのか?3カ月以上続く継続的な数値となってしまうのか?

これを起点に経過を観察した方が良さそうです。

PPI(1月)

PPI(1月)
PPI(1月)
コアPPI(1月)
コアPPI(1月)

CPI同様、市場予想を上回る

米生産者物価指数、1月は前月比0.3%上昇-市場予想0.1%上昇
1月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回る伸びを示した。サービス価格の大幅な上昇が影響し、根強いインフレ圧力を浮き彫りにした。

CPI同様に、総合、コアともに市場予想を上回る結果に。

特にコアは、鈍化ではなく上昇しており、インフレの根強さを印象付けています。

この結果を受けて、利下げ予想時期はさらに後退しています。

今週発表された3指数とも、ソフトランディングには向かわない数値であり、

継続的な結果になるのか?来月以降に注目が集まります。

来週の主な指数発表

2月4週の主な指数発表は下記の通り。

19日(月)は、米国株は休場日。

重要な指数発表はありませんが、世界の株式を1社でけん引し続ける

「NVDAの決算」に世界中の投資家の注目が集まっています。

来週の仮想通貨ニュース

ビットコイン円建てで史上最高値更新

ビットコイン円建てで過去最高値更新 仮想通貨関連株も大幅高|15日金融短観
仮想通貨ビットコインは51000ドル台に復帰したことで、2021年11月以来1兆ドルの時価総額規模を取り戻した。仮想通貨関連株は、ビットコインが再び5万ドル台に復帰し今年の高値を更新したことを受けて大きく値上がりした。

円安の影響でATH

円安が大いに影響して、円建てビットコインがATH!!

ドル建てではまだまだ先の話ですが、日本円での史上最高値更新は

話題性もあり、上昇を勢いづけています。

今週の米国経済ニュース

コインベースが好決算

コインベース決算、仮想通貨取引増加で純利益が黒字に 株価が時間外で12%超上昇
仮想通貨取引増加などでコインベースの23年4Qの純利益が黒字に転換。同社は2023年の4Qと年間の決算を発表し、24年の事業計画などについて説明した。

時間外で12%上昇

仮想通貨関連株も急上昇を続けています。

その筆頭株となり得るコインベースが好決算で急上昇。

ETF承認で、取引所としての需要も予想を上回っており、

今年または来年の仮想通貨上昇に合わせて、史上最高値を更新する

予想がされています。

ソフトバンク孫氏、AI半導体ベンチャー目指す

孫氏がAI半導体ベンチャー設立目指す、1000億ドル規模-関係者
ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏は、エヌビディアに対抗して人工知能(AI)に不可欠な半導体を供給するベンチャーを立ち上げるため、最大1000億ドル(約15兆円)の資金を考えている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

1000億規模「イザナギ」の構想

マイクロソフトのOpenAIへの投資額100億ドルが、これまでのAI分野での最大投資額。

成功すれば、その約10倍の規模となる壮大な投資規模に。

ソフトバンク傘下のARMを補完するような会社構想で、NVIDIA一強時代に挑戦するのか?

日本でNTTに挑戦、肩を並べたことを思い出させるようなわくわくする情報です!!

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