イーサリアムの現物ETF申請準備をブラックロックが開始か。
この報道で、イーサリアム関連銘柄が急騰。
ビットコイン現物ETFの承認期待が日々高まる中、
イーサリアムにも同様の期待が織り込まれ始める。
ビットコイン価格予想
上昇チャネルの上抜けは強い相場の特徴
レジスタンスになりそうだった$35,000を3回目の日足挑戦で上ブレイク。
ETFに肯定的な報道が連日あり、市場は「いつ上がっていくのか?」というセンチメントです。
まだまだ上を見ていけますが、RSIでは、買われ過ぎを示す数値が出ています。
・日足RSIが弱気ダイバージェンス気味になっている
・週足RSIが74%越えで、既にバブル後で一番高い数値になっている
ETF承認に関するファンダメンタルに起因する値動きが高い数か月になりますが、
RSI的には、深い調整がいつ入ってもおかしくない水域になってきています。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 1種 | 0.72% | OKB |
週足雲ブレイク | 21種 | 15.22% | BTC、ETHなど |
週足雲に突入 | 7種 | 5.07% | QTUM、SNXなど |
日200MAブレイク | 85種 | 61.59% | DOGE、AVAXなど |
日足雲ブレイク | 15種 | 10.87% | APE、LTCなど |
日足雲内 or 下 | 9種 | 6.52% | GST、OGなど |
イーサリアム関連銘柄がけん引
後述の「イーサリアム現物ETFの承認」「SECから仮想通貨業界を守る法案が米下院を可決」の
報道を受けて、今週はアルトコインが全体的に大きく上昇しています。
83%以上が日200MA越えでアルト市場も上昇トレンド入り
先週と比べて、多くのコインが日200MA越え。(全体の83%以上)
上昇相場が始まった2023年1月でも最大で全体の64%程度。
80%を超えたアルト市場の強気は、2021年の仮想通貨バブル崩壊後初めて。
「まだまだこれから」という勢いに見えますが、日足では「買われ過ぎ」を
示す数値が多くなってきました。
深い調整も視野に、週足RSIなど「長期目線での買われ過ぎ」警告がないか
注意してみていきます。
今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 4.652% | +1.71% | ダウ | 34,222.7 | +0.40% |
DXY | 105.801 | +0.70% | SP500 | 4,415.23 | +1.31% |
ドル円 | 151.477 | +1.44% | NASDAQ | 15,529.12 | +2.85% |
VIX | 14.17 | -4.96% | 金(Gold) | 1,938.385 | -1.01% |
原油 | 77.814 | +2.31% | BTC | 37,301.63 | +6.54% |
米国株主要株価指数
米金利低下を織り込む米国株の上昇が続く
先週の「全指数大陽線」で3ヵ月続いた米国株の調整を抜けたのか?
その勢いを示すように、今週も上昇が続きました。
各指数で、7月末の高値が超えられるとATHも見えてくる状況。
「米金利がどうなるか?」による値動きが強くなっていきそう。
仮想通貨にとって「米国株に悪材料がない」という土台は、
上昇相場の必須条件です。
これから上昇していきそうな仮想通貨と一緒に今後も米国株も確認していきます。
市中金利が下がりすぎると、FOMCで結局利上げをせざるを得ないジレンマは
継続していますので、FRB理事の発言には注意してみていきます。
来週の主な指数発表
11月3週の主な指数発表は下記の通り。
インフレを測る「CPI」、個人消費を占う「小売売上高」が注目で、
FOMC、雇用統計で上昇した相場が続くか、その確認ができる位置づけになっています。
今週の仮想通貨ニュース
イーサリアム現物ETFをブラックロックが申請か
イーサリアム関連銘柄が急騰
ビットコイン現物ETFの承認期待が日々上がっている中、
イーサリアムの現物ETFもブラックロックが申請する準備が進んでいると
報道され、イーサリアムやLDOなどが急騰。
ビットコイン現物ETFが承認されれば、こちらもタイミングをずらして、
ビットコインも、「ブラックロックが申請」したことで、市場のセンチメントが
大きく変わりました。
ブラックロックのETF申請の承認率は、驚異の99.8%!!
承認されるのでは?と価格への織り込みが進んでいます。
SECへの批判(仮想通貨業界保護)が米下院を通過
SECがガイドラインを示さない姿勢を批判
SECがガイドラインを示さず仮想通貨業界を批判する姿勢を
改めて批判し、業界を守る法案として米下院にて可決。
日に日に、SEC(正確にはゲンスラー委員長)への信頼が失墜している。
これに伴って、過去に「証券扱い」された銘柄がSOLを中心に、
Matic、AVAXなど急騰して、息を吹き返しています。
また、同様の流れで急落していた取引所の通貨(FTX:FFT、セルシウム:CEL)や
仮想通貨バブル崩壊の決定打になったLUNAも、急上昇。
ここでも、ビットコイン現物ETF承認を後押しするような報道が続く。
今週の米国経済ニュース
世界的な金利上昇の終焉か
市中金利の先行下落には要注意!!
コロナショックからのインフレ対策として続いていた
「世界的な金利上昇」が終わりつつあります。
但し、市場がそれを織り込みすぎると、市中金利が先行下落してしまい、
「追加利上げを検討する」というジレンマがまだ残ります。
様子見ではあるものの、市場のセンチメントは確実に「金利高止まり」から
「利下げ時期はいつなのか?」という期待に変わりつつあります。
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