米国消費の鈍化は継続できるか 2023-09-30

米国消費の鈍化がPCEコア、GDPデフレータで確認。

次回FOMCで利上げ見送りの根拠とできるか。

米国株は一時反発しているが、来週の雇用統計でも鈍化するのか?

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ビットコイン価格予想

ビットコイン

米国株に相関なし、レンジ内も日50MAを上抜け

レンジ内が継続されていますが、安値を切り上げながら日50MAを上抜け。

来週、日足雲に横入りしていけば、週200MA($27,950)超えにチャレンジしていきそう。

BTCは、「米国株と相関しない」状況が続いています。

米国株は、10月中旬で調整完了から上昇期待ですが、それとは別のタイミングで、

値動きがありそうなので、注意します。

基本的な目線には変更ありません。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)0種0.00%
週足雲ブレイク6種4.41%TRX、XDCなど
週足雲に突入8種5.88%BTC、ETHなど
日200MAブレイク4種2.94%COMP、XVSなど
日足雲ブレイク5種3.68%FITFI、AAVEなど
日足雲内 or 下113種83.9%SOL、MATICなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全136種から参照

週足雲の横抜けコインが増えてくる頃

久しぶりに緑が多い一週間となりました。

CRYPTO BUBBLES

ビットコインの上昇に合わせた相場で基本的な目線にこちらも変更なし。

但し、ビットコインより一足先に、そろそろ週足雲を横抜けするコイン

多くなってきます。

これは、2021年末からの下落トレンドの上抜けを意味しますので、非常に重要です。

その銘柄たちを「市場先行組の候補生」として注目していきます。

  • 横抜けの組の中では、最も早く(2023年5月)横抜け : TRX
  • 今週、横抜けに成功 : RNDR、BCH
  • 横抜け間近(10月上旬) : SFP、XRP
市場先行組の候補生
市場先行組の候補生

今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.575%+3.13%ダウ33,528.7-1.33%
DXY106.174+0.56%SP5004,288.04-0.74%
ドル円149.322+0.65%NASDAQ14,715.24+0.10%
VIX17.52+1.21%金(Gold)1,848.820-3.98%
原油91.178+0.32%BTC26,906.96+2.51%
9月29日終値の週間騰落率

米国株主要株価指数

調整中で目線変更なし

7月末から続く調整に、どの指数も底打ち気配なく、引き続き下落。

毎年のアノマリー通りなら10月中旬ごろまでにトレンド転換を確認できるか。

NASDAQはトレンドラインにタッチしていますが、下抜けるようだと

週50MA付近まで下落が続きそうです。

金利と為替

米国金利

長短金利差は継続的に縮まり続ける

先週のFOMCを受けて、長期金利が一段と上昇中。

但し、長短金利差は直近では確実に縮まっている。

10年金利と3か月金利の金利差が0になる頃に、各経済指標がどのような数値になっているのか?が

リセッション入りするかどうかの指標になりそうです。

来月FOMCは、現在のところ「利上げ見送り」が大方の予想。

為替とDXY

円安へ大きく振れそうな報道があるも、先週の通り、為替介入を警戒して、

大きくは円安にならず。じわじわと円安方向に進んでいます。

1ドル=155円で日本政府は円買い介入に動く可能性-榊原元財務官
「ミスター円」として知られる榊原英資元財務官は28日、円が対ドルで1ドル=150円を超えれば、日本政府は再び為替市場に介入する可能性があるとの見解を示した。155円まで円安が進むと当局は懸念を強めるとみている。

*この記事では、「155円まで介入しない訳では無く、150円では介入しない」と解釈。

日本政府高官が、為替介入に言及することも増えてきており、

このまま円安に更に進む場合は、為替介入の時期は近そうです。

年末までに為替介入が1-2回入ると、その後は米国金利見通しもついてくるので、

円高$1=120~130円に向けて、トレンド転換していきそうです。

米国経済指標

実質GDP(確報値)

実質GDP(確報値)
実質GDP(確報値)(前四半期比)
GDPデフレーター
GDPデフレーター (前四半期比)

GDP横ばいも個人消費は大幅減

米GDP、4-6月確定値は前期比年率2.1%増-予想2.2%増
4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)確定値の統計では、個人消費の伸びが改定値のほぼ半分に下方修正された。サービスへの支出鈍化が主に反映された。

GDPは、8月の改定値から変更なし。前四半期比で+0.1%。

しかし、GDP個人消費が、前四半期4.1% ⇒ 1.7%(確報値)に大幅修正。

改定値2.0%からも下げて、個人消費の大幅な鈍化を示しました。

「米国の個人消費・労働市場の強さ」が、「金利の高止まり」の一因となっていますので、

引き続き、他指数と共に確認していきます。

PCEは0.1%増でしたが、PCEコアで継続的な鈍化を確認。

GDPデフレータと合わせて、消費の鈍化が確認でき、次回FOMC(11月)での

利上げ見送り根拠となりそうです。

来週の主な指数発表

日時時間指標市場予想前回
10月2日(月)23:00ISM製造業47.847.6
10月4日(水)23:00ISMサービス業54.054.5
10月6日(金)21:30非農業部門雇用者数150K187K
10月6日(金)21:30失業率3.7%3.8%
10月6日(金)21:30平均時給4.3%4.3%
日本時間で表記 市場予想はInvesting.comより

「金利の高止まり」がどの程度継続されるのか?=「雇用・個人消費の強さ」

なっている印象があり、今週の経済指標が消費鈍化となっただけに、

その流れが雇用統計に続くのか?注目が集まっています。

また、テクニカルは月足が更新されますので、確認していきます。

今週の仮想通貨ニュース

米マイクロストラテジー、ビットコイン買い増し

5000BTC以上ビットコイン買い増し、米マイクロストラテジー
米マイクロストラテジーは新たに1.47億ドルのコストで5,445 BTCの仮想通貨ビットコインを取得した。

総平均取得単価:$29,582

マイクロストラテジーのビットコイン買い増し報道

前回のビットコイン購入報道はこちら(2023年7月)

今回の購入と総取得枚数は下記の通り

今回の購入枚数5,445枚
今回の平均取得単価$27,053
今回の購入金額1.47億ドル
ビットコイン総保有枚数158,245枚
総平均取得単価$29,582
2023/9/26現在の時価約41.14億ドル
1BTC=$26,000で算出

マイクロストラテジーの平均取得単価は、市場が「くじらの平均取得金額」

の目安として捉えています。

くらじらの動向として、意識しておきます。

ビットコイン現物ETFの承認求める声が多数

米議員ら、SECゲンスラー委員長に現物ビットコインETFの承認を要請
米国の超党派議員らは米証券取引委員会ゲンスラー委員長に書簡を提出。現物ビットコインETFの上場をただちに承認するよう要請している。
米公聴会「トークン化されたポケモンカードは証券か?」ゲンスラーSEC委員長は答え示さず
米国下院金融サービス委員会は、証券取引委員会のゲーリー・ゲンスラー委員長を招いて公聴会を開催。ゲンスラー委員長による「ルール策定に対する無謀なアプローチ」をはじめ、「デジタル資産エコシステムに対する反対運動」などに懸念を表明し、5時間にわた...

審査期間を最大延長しようとするSECに承認求める声

日に日にその声が大きくなっていきます。

SECゲンスラー委員長も「もう逃げられない」という状況まで来ていますが、

同時に「必ず承認されるだろう」という報道の雰囲気になると危険。

「承認期待がどの程度相場に織り込まれているのか?」を確認しながら、

関連ニュースを見ていきます。

ゲンスラー委員長は「オワコン」か

彼の言動はニュースになりますが、既に相場に与える影響はなくなっています。

「仮想通貨は証券」問題は一端の区切り。

仮想通貨の価格に影響を与えることは少なく、今後の展望として、

報道を追っていきます。

今週の米国経済ニュース

UAW(全米自動車労働組合)のスト拡大

米UAWのスト拡大、GMとフォードで決行へ-ステランティスは回避
全米自動車労組(UAW)はゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターに対するストライキを拡大し、ストを展開する組立工場をさらに増やす計画だ。

ステランティスは計画変更も、2社で拡大

GMとフォードに対するストライキが拡大。

ステランティスは、交渉が進展し、計画が変更されている。

そのまま、「米国の強い雇用市場」に直結する問題の為、引き続き経過観察します。

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