ビットコイン現物ETFの承認可否で、BTC価格が乱高下。
「グレースケールがSECに勝訴」で急上昇し、「SECが承認延期」で全戻し。
また、今後の承認スケジュールのまとめ画像も公開!!
ビットコイン価格予想
急上昇から全戻しで週足は長い上髭
8月の月足が確定。10%以上の下落で月50MAを実体で下抜ける。
また、週足でも週200MAを抵抗線に、急上昇からの全戻しで長い上髭。
中長期足で弱い相場が続きます。
日足では、直近安値($25,100)でサポートされるかに注目。
日足のサポート割れは、$24,000(週50MA、月足転換線)が次のサポート。
いずれにしても、週200MAより下は長期バーゲンセールです!!
9月のBTCアノマリーは2勝8敗の負け越し
ビットコインの9月は、値動きは少ないですが2勝8敗の負け越し。
市場全体が既に弱含んでおり、「中長期で9月は買い場」となる可能性が高そうです。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 1種 | 0.76% | OKB |
週足雲ブレイク | 3種 | 2.27% | BGB、XDCなど |
週足雲に突入 | 6種 | 4.55% | BTC、ETHなど |
日200MAブレイク | 3種 | 2.27% | RUNE、SFPなど |
日足雲ブレイク | 3種 | 2.27% | DYDX、BONEなど |
日足雲内 or 下 | 116種 | 87.88% | SOL、MATICなど |
90%以上が日200MAより下を推移
アルトコインは、軒並み下落が止まらず。
ビットコインが週足雲内に残っていることが唯一の救い。
先週より更に下落が進み、市場に元気は見られず。
まだ底打ち感はなく、9月アノマリー(下落)もある為、
ビットコインが上昇してくるまでに、アルトコインはもう一段下落がありそう。
今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 4.181% | -1.37% | ダウ | 34,812.9 | +1.41% |
DXY | 104.263 | +0.07% | SP500 | 4,515.78 | +2.50% |
ドル円 | 146.247 | -0.09% | NASDAQ | 15,490.86 | +3.67% |
VIX | 13.09 | -16.52% | 金(Gold) | 1,939.900 | +1.33% |
原油 | 86.315 | +7.35% | BTC | 25,805.04 | -1.14% |
米国株主要株価指数
労働市場がわずかに鈍化で米国株は上昇
労働市場が、強弱織り交ざったものの鈍化も見られたことから、米金利低下、米国株高、ドル安へ。
しかし、9月は下落相場を予想する声も多く、8月高値を更新するまで
調整中とする短期下落目線は変わらず。
単独では、Russel2000に大陽線が出ており、小型株の活性化は市場にとって朗報。
大局では、目線変更ありません。
米国経済指標
4-6月実質GDP(改定値)
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
8月30日(水) | 21:30 | 米 | 実質GDP(改定値) | 2.4% | 2.4% | 2.1% |
速報値から下方修正
速報値より下方修正となりました。
「景気後退に向かえているか」の判断は、1-3月確報値2.0%を次回の確報値で下回ってくるか?
を見守ります。
7月PCEデフレータ
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
8月31日(木) | 21:30 | 米 | PCEデフレータ | 3.0% | 3.3% | 3.3% |
8月31日(木) | 21:30 | 米 | PCEコアデフレータ | 4.1% | 4.2% | 4.2% |
前月比上昇も市場予想通り
前月比で上昇しており、インフレ率の鈍化とはならず。
ただし、市場の論点はインフレ率から「米雇用の強さ」に変わりつつあり、
市場予想通りであった為、株価に大きな影響はありませんでした。
8月雇用統計
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 (修正値) | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
9月1日(金) | 21:30 | 米 | 非農業部門雇用者数 | 18.7万 (15.7万人) | 16.5万人 | 18.7万人 |
9月1日(金) | 21:30 | 米 | 失業率 | 3.5% | 3.6% | 3.8% |
9月1日(金) | 21:30 | 米 | 平均時給 | 4.4% | 4.4% | 4.3% |
小幅増も前月下方修正で株価に大きな影響なし
小幅に上昇と下落が織り交ざり、「底堅さがあるものの鈍化もみられる」印象に。
ここでは、株価に大きな影響はなかったものの、FRBが「労働市場が底堅いうちは利下げはない」
としており、インフレ率から「労働市場の鈍化」にマーケットの注目が移っています。
8月ISM製造業景気指数
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
9月1日(金) | 23:00 | 米 | ISM製造業景気指数 | 46.4 | 47.1 | 47.6 |
50以下だが先月比で上昇
まだ50以下で縮小傾向にあるが、先月比で上昇。
市場予想を超えた数字となり、製造業の上向き傾向が感じられる結果に。
労働市場鈍化のタイミングによっては、リセッション回避の「ソフトランディング」が現実的に。
来週の主な指数発表
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 |
---|---|---|---|---|---|
9月6日(水) | 23:00 | 米 | ISMサービス業景気指数 | 52.7 | 52.4 |
来週はFOMCのブラックアウト期間前の最終週となりますので、FRBメンバーが金利見通しに関する発言がありそうです。
今週の仮想通貨ニュース
グレースケールがSECに勝訴
ビットコイン現物ETFの承認に兆しか
ビットコイン現物ETFの上場申請をSECに却下されたグレースケールが
「その判断は不当」と提訴していた裁判で、グレースケールが勝訴。
先日の「XRPは証券ではない」判決に続き、ここでも仮想通貨業界に有利な判決が出ました。
ビットコイン現物ETFの承認がまた一歩近づき、ビットコインは 6%/1day の上昇。
ここで、市場がもっと反応してもおかしくない印象があるが、
現在の弱い仮想通貨相場を転換させるほどのインパクトは与えられず。
やはり、マクロ環境(米金利)の影響力のほうが強い状況が続きます。
ビットコイン現物ETF 2023年内の承認確率が75%に上昇
2024年までに承認される確率は95%
グレースケールの勝訴を受けて、承認確率を上昇修正。
一人のアナリストの意見なので、具体的根拠がある数字ではないが、
市場参加者は、私を含めて近い感情なのではないでしょうか。
それに伴って、懸念されることは下記の2パターン。
「この事実が既に相場に織り込み済みで思ったほど上昇しない」
「市場全員がそう思う場合、高い確率でそうはならない」
注意深くニュースを追いますが、必ずそうなるとは考えないように if も考慮すること!!
SECがビットコイン現物ETFの審査延期
BTCが急落でグレースケールの期待上げを全戻し
当初から、審査は常に最終期日(2024年3月中旬)まで延長され、ここでの承認はないと考えておりましたが、市場は承認期待があり、先日の「グレースケール勝訴」の上昇分を全戻し。
ここでは、市場が各期限で承認を待ち望んでいるケースも考えて、それぞれの日付だけは確認しておく。
Binance Japanが国内戦略を発表
早期100銘柄上場を短中期目標に
Binance Japan の日本進出で、国内に上場する銘柄が増えていきそうです。
取引銘柄数の少なさは、日本国内取引所の最大の弱点です。
これを機に、多くのコインとステーブルコインが取引できるようになることを期待します。
ビットコイン世界3位のクジラは「ロビンフッド」
ロビンフッドの株価は買い場か
「118,300 BTC」を3ヶ月ほどで蓄積し、注目されていた口座の正体が、
米国で人気の投資アプリ「Robinhood(ロビンフッド)」と判明。
Binance、Bitfinex に続く第3位。
現在は低迷していますが、仮想通貨の次回バブル(2024-2025年)に
ロビンフッドの株も急騰しそうです。
日本の暗号資産税制改革は進むのか
Web3の門戸を拡げて、待望の分離課税導入へ
日本の税制改革のニュースは、ほとんどが「改正要望の公開」であり、実行されているものは少数。
それでも、2020年頃と比較すると、大きく進歩している印象です。
まずは、Web3スタートアップの門戸を拡げる改革が多いですが、
この流れで、未来の「暗号資産の分離課税」を待ち望んでいます。
今週の米国経済ニュース
米求人件数が約2年ぶりの低水準
雇用統計を前に株高に反応
FRB金利政策において、最大の懸念点だった「雇用市場の強さ」。
雇用統計を前に、労働市場に減速の兆しが見えたことで株価は上昇、ドルは全面安へ。
しかし、翌々日の雇用統計は強弱織り交ぜた結果となり、まだまだ警戒が必要です。
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