根強いインフレがCPI、PPIで数値に現れ、小売売上高も消費意欲後退に。
ソフトランディングへのシナリオとは異なる数字に、これが継続するのか?
来月以降の経済指標に注目が集まります。
その中でも、仮想通貨は上昇を続ける!!
ビットコイン価格予想
強い上昇が継続
乱高下した米国株とは異なり、ビットコインは連日上昇が続く。
チャネルの上抜けで、$55,000~$60,000が目先のターゲットになっています。
短期でも完全に上昇トレンドですが、RSIは日足、週足、月足で買われ過ぎ示唆。
いつ深い調整(30%以上)が来てもおかしくない、チキンレースが
開始されている状況ですので、それを忘れずに、見守っています。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 11種 | 6.67% | OKB、ORDIなど |
週足雲ブレイク | 60種 | 36.36% | BTC、ETHなど |
週足雲に突入 | 46種 | 27.88% | DOGE、MATICど |
日200MAブレイク | 34種 | 20.61% | ARB、APEなど |
日足雲ブレイク | 0種 | 0.00% | |
日足雲内 or 下 | 14種 | 8.48% | XRP、XYMなど |
全体の70%以上が週足雲に突入
2022年4月からの自己観測以来、初めて70%以上の銘柄が週足雲に突入。
単独の爆上げも続いていますが、市場全体が押し上げられており、
BTCにつられて、アルト全体が価格上昇しています。
市場全体で上値が軽くなってくると、さらに高値が目指せますが、
「買う」フェーズではなく、「売り時を探しているチキンレース」に
入りつつあることを忘れずに市場を見守ります。
今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 4.283% | +2.54% | ダウ | 38,628.00 | -0.11% |
DXY | 104.275 | +0.19% | SP500 | 5,005.56 | -0.42% |
ドル円 | 150.185 | +0.64% | NASDAQ | 15,775.65 | -1.34% |
VIX | 14.24 | +10.13% | 金(Gold) | 2,013.230 | -0.55% |
原油 | 78.561 | +2.57% | BTC | 52,124.10 | +7.92% |
米国株主要株価指数
指数発表で下落しても1日で戻す乱高下相場
ソフトランディングを否定するような数値発表がありましたが、
米国株は下落しても翌日には上昇する乱高下相場に。
NVDAの決算が来週に控えており、「上昇」というよりは、
「下がらない」相場が続いています。
また、小型株が2年続くレンジに上抜けチャレンジしています。
もし、ここが上抜けるすると、市場全体の底上げとなりますので、
Russel2000は、来週大注目です!!
金利が上昇し、ドル円も円安へ
利下げ開始の予想時期が後退し、市中金利とドルインデックスが上昇。
米国株は、連動するように下落せず。
金利と米国株の値動きが合わない場合は、「最終的には金利が正しい」
ことが多いので、調整が近いことを警戒しています。
為替介入を市場が警戒し始める
ドル円は、150円を超えてくると、市場が為替介入を警戒してきますので、
抑止力として2022年の為替介入が一定の効果をもたらしています。
2023年10月も為替介入が話題となりましたが、その抑止力で、
結果「介入なし」で円安にトレンド転換しています。
実際の警戒は、153円超あたりからになりそう。
2024年は利下げ3回に市場予想も変化
FOMC(1月)でFRB理事の中央値だった年内利下げ3回に市場予想が一致し始めました。
元々、ソフトランディングするならば、毎回利下げはあり得ないので、
市場予想のバランスが取れてきた印象です。
数値の悪化が継続的なものでない限り、今のメインシナリオ(ソフトランディングから株高へ)は、
変わらないと考えています。
米国経済指標
CPI(1月)
市場予想を上回る伸びで利下げ予想後退
CPI、コアともに市場予想を上回る伸びとなり、ディスインフレへの道が
険しいことを再認識させる結果に。
市中金利は大きく上昇し、ドル円も150円を超える円安に。
米国株や仮想通貨は下落していますが、利下げ予想時期が後退する程度で、
大局観を変えるインパクトはない。
徐々に利下げ開始時期が後退しており、1月の予想通り、
今年の夏ごろまで後退を織り込めると、金利も下がり始めるのではないでしょうか。
小売売上高(1月)
消費減退は一時的なものか?
総合、コアともに市場予想より大きく減少するマイナス結果に。
堅調な消費は、ソフトランディングに向けた数値となるはずでしたが、
ここでは消費意欲の減退を示しています。
「堅調な労働市場」「底堅い消費」「鈍化するインフレ」「米国株の好決算」
の4つがソフトランディング成功のカギとして注目されていますが、
そのうちの2つ「底堅い消費」「鈍化するインフレ」が今週の数値で
雲行きの怪しい結果となっています。
単月の結果なのか?3カ月以上続く継続的な数値となってしまうのか?
これを起点に経過を観察した方が良さそうです。
PPI(1月)
CPI同様、市場予想を上回る
CPI同様に、総合、コアともに市場予想を上回る結果に。
特にコアは、鈍化ではなく上昇しており、インフレの根強さを印象付けています。
この結果を受けて、利下げ予想時期はさらに後退しています。
今週発表された3指数とも、ソフトランディングには向かわない数値であり、
継続的な結果になるのか?来月以降に注目が集まります。
来週の主な指数発表
2月4週の主な指数発表は下記の通り。
19日(月)は、米国株は休場日。
重要な指数発表はありませんが、世界の株式を1社でけん引し続ける
「NVDAの決算」に世界中の投資家の注目が集まっています。
来週の仮想通貨ニュース
ビットコイン円建てで史上最高値更新
円安の影響でATH
円安が大いに影響して、円建てビットコインがATH!!
ドル建てではまだまだ先の話ですが、日本円での史上最高値更新は
話題性もあり、上昇を勢いづけています。
今週の米国経済ニュース
コインベースが好決算
時間外で12%上昇
仮想通貨関連株も急上昇を続けています。
その筆頭株となり得るコインベースが好決算で急上昇。
ETF承認で、取引所としての需要も予想を上回っており、
今年または来年の仮想通貨上昇に合わせて、史上最高値を更新する
予想がされています。
ソフトバンク孫氏、AI半導体ベンチャー目指す
1000億規模「イザナギ」の構想
マイクロソフトのOpenAIへの投資額100億ドルが、これまでのAI分野での最大投資額。
成功すれば、その約10倍の規模となる壮大な投資規模に。
ソフトバンク傘下のARMを補完するような会社構想で、NVIDIA一強時代に挑戦するのか?
日本でNTTに挑戦、肩を並べたことを思い出させるようなわくわくする情報です!!
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