円安容認&米インフレ圧力 2024-04-27

円安容認ともとれる日銀金融政策決定会合で、ドル円は158円台へ。

米国ではインフレ圧力が続き、利下げ時期が更に後退し、ドル高に。

為替のボラティリティを横目に米企業は好調決算が続く。

仮想通貨は「ETF開始による買いも一巡」で上昇の力がない。

不透明な状況が続く中、来週のFOMCが今年の夏の命運を握る。

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ビットコイン価格予想

レンジ内での下落が続く

3月9日の見解から変更なし。

いまだレンジの中で、揺らぐ状況が続く。

買い増しは $60,000 を割ってからと決めているので、様子見継続。

落ちそうで落ちない状況が続くものの、レンジ内では下落が強くなっている印象。

来週FOMCの結果次第で、そのまま上昇する可能性もあるので

後悔しない分を確保しつつ、今は我慢強く待っています。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)10種5.65%BTC、OKBなど
週足雲ブレイク75種42.37%ETHSOLなど
週足雲に突入64種36.16%MATIC、APTなど
日200MAブレイク5種2.82%SEI、WLDなど
日足雲ブレイク0種0.00%
日足雲内 or 下23種12.99%XRP、APEなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全177種から参照

小幅下落が続くも目線変更なし

どのコインも小幅に下落するも、ビットコインがレンジ内での下落であり、

アルトコインにも大きな影響なし。

相場の盛り上がりを感じさせるようなアルトコインもあまり見なくなってきている。

恐怖指数にも大きな変化はなく、先週の見解から相違なし

(長期の上昇トレンドは崩れていない)

今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.667%+0.95%ダウ38,239.67+0.67%
DXY106.092-0.02%SP5005,099.95+2.67%
ドル円158.283+2.38%NASDAQ15,927.90+4.23%
VIX15.02-19.68%金(Gold)2,338.050-2.26%
原油84.276+1.73%BTC63,770.00-1.80%
4月26日終値の週間騰落率

米国株主要株価指数

ソフトランディングは米企業決算次第

先週、やっと調整が近づく大陰線がありましたが、

好調な企業決算を受けて、各指数が反発しています。

但し、先週の大陰線を包む勢いはなく、このまま様子見継続となる。

現在の米国株に対する考え方

■目線

  • AI・半導体ブームが米国株を牽引しており、中長期は上昇目線もどこまで続くのか?
  • 日本では緩和政策を継続して、ドル円が155円現在も円安を容認する姿勢が続く
  • 米経済が景気後退せずに利下げを開始するソフトランディングとなるか?

■背景

  • PCEデフレータ・CPIは、最後の1マイルが下がらず、米インフレ圧力が続く
  • 雇用統計・小売売上高は堅調、米決算企業は好調で米国経済が強い
  • 但し、2024年3月頃から決算に失敗する企業や雇用統計がミックスシグナルになるなど陰りも

■今考える事

  • 雇用統計、米企業決算、実質GDPで米経済の強さを測りながら、小売売上高など消費にも注目
  • CPIとPCEデフレータで、インフレ圧力を確認
  • 市場とFRBの利下げタイミングが一致しているか確認しながら、株価の上昇を待つ

ドル高+円安でドル円が158円台へ

今週のドル高(インフレ圧力による利下げ時期後退)

円安(日銀金融政策決定会合での円安容認姿勢)でドル円は158円まで上昇。

160円でも為替介入がないのでは?と噂も出始めてきた。

ずっと言われている円安の構造は何も変わっていない為、当面は円安基調が続き、

調整された時に、152円でレジサポ転換されるかどうかがポイントになる。

米国経済指標

実質GDP(1-3月)速報値

インフレは収まらず、景気は減速か

米GDP、1-3月速報は予想下回る-消費鈍化してインフレ加速
1-3月(第1四半期)の米経済は前期比で予想以上に減速し、ほぼ2年ぶりの低い伸びとなった。一方で、インフレ率は懸念を引き起こすほど高い水準に上昇。これまで強い需要と落ち着いた物価上昇圧力を背景に経済のソフトランディング(軟着陸)期待が強まっ...

全ての市場予想を大きく下回る1.6%となる。

ソフトランディングを期待していた市場にとって、

インフレは収まらずに、景気も弱くなるというダブルパンチ。

翌日のPCEデフレータと合わせて、利下げ期待はまた一段後退へ。

PCEデフレータ(3月)

インフレ圧力が続き、利下げ時期は更に後退

米個人消費支出、3月は前月比0.8%増-コア価格指数は前年比2.8%上昇
米金融当局が重視する米個人消費支出(PCE)コア価格指数は3月に堅調なペースで上昇した。継続的な物価圧力に対する懸念を強め、利下げを先送りさせる可能性が高い。

PCEデフレータ、コアともに市場予想を上回る伸びを記録。

インフレ圧力が根強く、利下げ時期はさらに後退。

年に1回あるかないかの状況となり、ドル高が進んでいます。

来週のFOMCで、パウエル議長が「タカ派」に舵をきる可能性も出てきました。

来週の主な指数発表

5月1週の主な指数発表は下記の通り。

FOMCが先行で行われ、そのまま雇用統計、マグニフィセント7決算

大きな値動きが予想される一週間となります。

今年の夏の命運を分ける一週間になっても不思議はない。

今週の仮想通貨ニュース

IBITへの資金流入が初めて途絶える

ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。

ETFへの新規買いも一巡か

2024/1/10にETFが承認されてから、一番人気を維持している

ブロックロックのビットコインETF、IBITへの資金流入が3カ月で

ついに途絶え、2024/4/26で初めて流出となりました。

ビットコインの価格を押し上げていた資金流入も一巡して、押し目を迎えるのか?

FOMCも含めて来週が仮想通貨にとっても重要な一週間となりそうです。

今週の米国経済ニュース

日銀金融政策決定会合

前回(2024/3/19)の決定内容はこちら

  1. 金融政策は維持「0.0-0.1%」
  2. 国債購入の縮小はなし(前回決定の方針に沿う)
  3. 円安を容認ともとれる総裁発言

  • 円安は基調的な物価上昇に大きな影響は与えていない
  • 円安のインフレ影響は一時的なものと考えている
  • 国債購入の減額は、まだ話す段階ではない

円安容認で円安トレンド継続

日銀、国債買い入れは3月会合の方針に沿って実施-政策金利維持
日本銀行の植田和男総裁は26日、34年ぶりの水準まで進んだ円安による金融政策運営への影響について、日銀が重視する基調的な物価上昇率に大きな影響が及べば政策の変更理由になり得るとの見解を改めて示した。金融政策の現状維持を決定した金融政策決定会...
円が158円台、指標発表後に下げ加速-介入警戒ライン割る
26日の外国為替市場で円相場は対ドルで約34年ぶりの1ドル=158円台に下落した。日本銀行が金融政策の現状維持を決定したことを受けて円安が進行。植田和男総裁の定例会見にも目新しい内容はなかった上、米経済指標の発表を受けて円売りが一段と強まっ...

米経済が強く、ドル高が進む中、注目された決定会合。

市場予想に反して、「円安容認」ともとれる総裁発言で、円安が一気に加速。

158円台となりました。

160円でも為替介入ないのでは?と憶測を呼んでいます。

マグニフィセント7決算

TSLA業績が予想を下回るも、ガイダンスを好感で株価12%高
META×売り上げ見通しが期待外れで、株価13%安
GOOG予想を大きく上回り、広告・クラウドも好調で、株価12%高
MSFT予想を上回り、クラウドも好調で、株価5%高

好調な決算が続く気配

TSLAの低迷が続きますが、他は好調な決算が続き、来週以降の企業も追随しそうな気配。

METAは、業績が良かったもののガイダンスで失敗。

来週は、マグニフィセント7の決算と同時に、仮想通貨民にとっては、

COINの決算も重要ポイントになります。

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