米大統領選へカウントダウン 2024-11-02

米大統領選がついに来週11/5。

指数や決算でミックスシグナルが連続しており、不透明な状態が続く。

雇用統計は、数値が低すぎて、市場はその判断をスキップ。

日本も、政権がまだ不安定な状態で日銀が金利を維持。市場との対話を優先。

BTC、NASDAQともにATH目前で、大統領選挙を迎え、その結果を待ちます!

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ビットコイン価格予想

下落トレンド上抜けもATHでもみ合い

3月9日からの見解に変更なし。

下落トレンドを大きく上抜けしたが、ATHは超えられず、短期調整中。

このまま米大統領選挙を迎えることになりそうです。

全ては大統領選挙の結果次第となりますが、

週足でATHを明確に上抜けする場合は、青天井で$100,000を目指す展開に、

下落する場合は、$60000、週足雲、週200MAを下限にどこまで調整されるのか?

を見守ることになります。

BTCは株より先行して売られる傾向がありますが、それでも底堅く推移していますので、

調整があっても来年以降に楽観的な相場になるだろうという見解が大方の見方になっています。

アルトコイン

先週から大きな変化なし

APEに続き、単独上げのコインがいくつかありましたが、

アルトコイン市場の大勢には変化なし。

※DOGE、PENDOL、MASKなど

ビットコインのATH待ちの日々が続きます。

アルトは、大統領選挙でどちらが勝つかはBTC以上に重要となりますので、

ポジションには十分に注意します。

米国株主要株価指数

NASDAQが大陰線で大統領選挙に向かう

9月21日アップデートに変更なし。

どの指数、決算状況を見ても、ミックスシグナルであり、不透明感が続く。

来週が米国株にとって、来週が「運命の一週間」となります。

テクニカルチャートだけ見ると、米国株の天井付近に見えますが、

一大イベント「大統領選挙」の結果で全ての方向性が決まるとして、その時を待ちます。

金利と為替

ソフトランディング期待が強くなるほど、米金利は上昇を続けています。

10年金利と3カ月金利も逆イールド解消が間近に!!

リセッション入り直前と言われる指数の反転に市場が注目しています。

ドル円も、注目の150-152円でもみ合い、まだ方向性が決まらない状況。

大統領選挙まではこの状況が続きそうです。

来週のFOMCでは、25bp利下げが98%、年内2回の利下げ予想が82%。

ソフトランディングを見越して、利下げペースは来年から2回に1回程度の

緩やかになる予想が中央値になっています。

大統領選挙の行方

大統領選間近で、ハリス氏にリスクヘッジする取引が多く発生。

状況が変わったわけではなく、トランプ氏有利は変わらないが、

polmarketのオッズは大きく動き始めています。

仮想通貨ホルダーにとって一番良いシナリオは、トランプ大統領が当選の上、

共和党が上院下院も制して、仮想通貨に親和的な法案が次々に可決していく未来。

最悪は、ハリス氏勝利の上、ゲンスラー委員長が任期満了まで続投で、

仮想通貨に証券疑惑がまだまだ付きまとう未来。

ともに、可能性がありますので、どちらかに「賭け」ないように見守ります。

米国経済指標

実質GDP(7-9月)速報値

実質GDP(7-9月)速報値
実質GDP(7-9月)速報値

米経済は拡大、個人消費が予想を上回る

米GDP、7-9月は堅調なペースで拡大-個人消費が予想上回る
米経済は7-9月(第3四半期)に堅調なペースで拡大した。世界的な逆風や11月の米選挙を控えた不透明感にもかかわらず、家計と企業が底堅さを維持した。

個人消費が3.7%増加して、指数を押し上げた。

米経済は堅調に拡大を続けており、ソフトランディングまたはノーランディング

シナリオがまた一歩近づいてきました。

PCEデフレータ(9月)

予想を上回る上昇

米PCEコア価格指数、4月以来の大幅上昇-消費支出も上向く
9月の米個人消費支出(PCE)統計では、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視するPCEコア価格指数が前月比で4月以来の大幅上昇となった。連邦公開市場委員会(FOMC)は9月に0.5ポイントの利下げを実施したが、今後は緩やかに...

コア指数で予想を上回る上昇、また前日のGDP同様、消費支出も上向きに。

まだインフレの再燃を警告するほどではないが、個人消費が上向き傾向。

堅調な米経済と言いたいところだが、ソフトランディング成功=最終的な利下げ幅の縮小で、

株価にはマイナスに影響しているようです。

雇用統計(10月)

ハリケーンとストの影響で参考にならないと市場判断か

米雇用統計、10月の非農業部門雇用者数は1.2万人増-失業率4.1%
米国の10月の雇用者数は2020年以来の低い伸びとなった。一方で失業率は前月から変わらず。10月は強力なハリケーンや大規模なストライキが統計に影響した。

予想よりあまりに低すぎる数値(予想10.6万人→結果1.2万人)に、

イレギュラーであまり参考にならないと市場は判断した様子

元々、ハリケーンとストの影響で、通常より弱い数値が出ると予想されており、

雇用が弱い=もっと利下げ=株高が一般的な発想ですが、発表時の乱高下があった程度で、

今月はあまり株価に影響があることはなかった。

また、先月の速報値から下方修正されており、弱含んでいるように見えるが、

失業率は4.1%を維持

ソフトランディングに向かっている確認をしたかったが、

市場は今月の雇用統計での判断をスキップした印象に。

ISM製造業景況感指数

製造業は低迷が続く

米ISM製造業総合景況指数、10月は46.5に低下-市場予想47.6
米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業総合景況指数は、2023年7月以来の水準に低下した。活動の拡大と縮小の境目である50を7カ月連続で下回った。生産減少と在庫縮小が影響した。

7カ月連続の縮小圏で、製造業は低迷が続いています。

製造業は、依然として米経済の低迷を示しており、弱含んでいる指数の代表になりつつある。

米経済全体では、サービス業と個人消費が強く、製造業が弱いミックスシグナルが

続いており、判断すると「賭けになってしまう」見守り相場となっています。

日銀金融政策決定会合

・市場予想通り、利上げなし(金融政策の現状維持)

・利上げまでの「時間的余裕」という表現を使わず、次の利上げが近いことを示唆

・衆院選挙後のマーケットや大統領選挙の影響をみて判断

利上げの時が近いのか

日銀が政策金利の維持決定、海外経済や日米政局の行方を見極め
日本銀行は31日の金融政策決定会合で、現行の政策金利の維持を決めた。植田和男総裁は記者会見で、これまで繰り返してきた政策判断に「時間的な余裕はある」との表現を今後は使わないとし、経済・物価情勢を踏まえて予断を持たずに判断していく姿勢を強調し...

自民党総裁選から、衆議院選挙で与党の過半数割れと激動の9-10月だった日本。

予想通り、利上げは行われず、マーケットの様子を見ていく姿勢が読み取れる。

早ければ、年内の利上げがあってもおかしくないが、米大統領選挙の影響を含めた

今後次第という印象。

来週の主な指数発表

11月2週の主な指数発表は下記の通り。

ついに、米大統領選挙が11月5日。

そのままFOMCと年末から夏前までの流れを決定づける一週間となりそう。

例年、11/5にほぼ決着がつくが、その週の土曜日あたりに当確となることに注意。

もしトランプが負けた場合は、不当だと裁判の話が出てくることも予想されますが、

毎度のことなので、あまり敏感にならないように11/5の結果を見守ります。

今週の米国経済ニュース

マグニフィセント7の決算

ティッカー結果コメント
GOOGEPS、売上高ともにクリア。Youtube広告が好調でクラウド事業も加速。
METAEPS、売上高ともにクリア、利用者数もいまだ増加しており、ガイダンスもほぼ予想通りも、株価は若干下げる。
MSFT×EPS、売上高ともにクリアも、ガイダンスは下方修正、クラウド事業が高すぎる期待を下回り、業績は良いが株価は一時4%下げる。
AMZNEPS、売上高ともにクリア。営業利益も大きく上回り、クラウド事業のガイダンスもクリア。株価は一時5%高。
AAPL×EPS、売上高ともにわずかにクリア、iPhone堅調も、ガイダンスは慎重、中国での不振も続き、約2%下落。

メガテックも明暗分かれる

全社、予想をクリアしてくるも、AIブームから続く高すぎる期待には、

各社で明暗が分かれました。

NASDAQも明確な上抜けはできず、AIブーム継続もソフトランディング成功も

未だ判断できない。

仮想通貨関連銘柄は軒並み決算失敗

COINは、仮想通貨が調整中であり、収益が予想を下回り、15%以上の下落。

HOODも、経常収益が予想を下回り、こちらも15%以上の大幅安。

MSTR、収益が市場予想を下回り、5.9%下落。

調整中の仮想通貨に引きずられて、各社市場予想を越えられず。

「決算日での大陰線」で明確な売り時シグナル。

しかし、今回は来年の仮想通貨上昇を信じていますので、

私はドルコストで積み上げていきます。

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