米国消費の鈍化がPCEコア、GDPデフレータで確認。
次回FOMCで利上げ見送りの根拠とできるか。
米国株は一時反発しているが、来週の雇用統計でも鈍化するのか?
ビットコイン価格予想
米国株に相関なし、レンジ内も日50MAを上抜け
レンジ内が継続されていますが、安値を切り上げながら日50MAを上抜け。
来週、日足雲に横入りしていけば、週200MA($27,950)超えにチャレンジしていきそう。
BTCは、「米国株と相関しない」状況が続いています。
米国株は、10月中旬で調整完了から上昇期待ですが、それとは別のタイミングで、
値動きがありそうなので、注意します。
基本的な目線には変更ありません。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 0種 | 0.00% | |
週足雲ブレイク | 6種 | 4.41% | TRX、XDCなど |
週足雲に突入 | 8種 | 5.88% | BTC、ETHなど |
日200MAブレイク | 4種 | 2.94% | COMP、XVSなど |
日足雲ブレイク | 5種 | 3.68% | FITFI、AAVEなど |
日足雲内 or 下 | 113種 | 83.9% | SOL、MATICなど |
週足雲の横抜けコインが増えてくる頃
久しぶりに緑が多い一週間となりました。
ビットコインの上昇に合わせた相場で基本的な目線にこちらも変更なし。
但し、ビットコインより一足先に、そろそろ週足雲を横抜けするコインが
多くなってきます。
これは、2021年末からの下落トレンドの上抜けを意味しますので、非常に重要です。
その銘柄たちを「市場先行組の候補生」として注目していきます。
- 横抜けの組の中では、最も早く(2023年5月)横抜け : TRX
- 今週、横抜けに成功 : RNDR、BCH
- 横抜け間近(10月上旬) : SFP、XRP
今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 4.575% | +3.13% | ダウ | 33,528.7 | -1.33% |
DXY | 106.174 | +0.56% | SP500 | 4,288.04 | -0.74% |
ドル円 | 149.322 | +0.65% | NASDAQ | 14,715.24 | +0.10% |
VIX | 17.52 | +1.21% | 金(Gold) | 1,848.820 | -3.98% |
原油 | 91.178 | +0.32% | BTC | 26,906.96 | +2.51% |
米国株主要株価指数
調整中で目線変更なし
7月末から続く調整に、どの指数も底打ち気配なく、引き続き下落。
毎年のアノマリー通りなら10月中旬ごろまでにトレンド転換を確認できるか。
NASDAQはトレンドラインにタッチしていますが、下抜けるようだと
週50MA付近まで下落が続きそうです。
金利と為替
米国金利
長短金利差は継続的に縮まり続ける
先週のFOMCを受けて、長期金利が一段と上昇中。
但し、長短金利差は直近では確実に縮まっている。
10年金利と3か月金利の金利差が0になる頃に、各経済指標がどのような数値になっているのか?が
リセッション入りするかどうかの指標になりそうです。
来月FOMCは、現在のところ「利上げ見送り」が大方の予想。
為替とDXY
円安へ大きく振れそうな報道があるも、先週の通り、為替介入を警戒して、
大きくは円安にならず。じわじわと円安方向に進んでいます。
*この記事では、「155円まで介入しない訳では無く、150円では介入しない」と解釈。
日本政府高官が、為替介入に言及することも増えてきており、
このまま円安に更に進む場合は、為替介入の時期は近そうです。
年末までに為替介入が1-2回入ると、その後は米国金利見通しもついてくるので、
円高$1=120~130円に向けて、トレンド転換していきそうです。
米国経済指標
実質GDP(確報値)
GDP横ばいも個人消費は大幅減
GDPは、8月の改定値から変更なし。前四半期比で+0.1%。
しかし、GDP個人消費が、前四半期4.1% ⇒ 1.7%(確報値)に大幅修正。
改定値2.0%からも下げて、個人消費の大幅な鈍化を示しました。
「米国の個人消費・労働市場の強さ」が、「金利の高止まり」の一因となっていますので、
引き続き、他指数と共に確認していきます。
PCEは0.1%増でしたが、PCEコアで継続的な鈍化を確認。
GDPデフレータと合わせて、消費の鈍化が確認でき、次回FOMC(11月)での
利上げ見送り根拠となりそうです。
来週の主な指数発表
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 市場予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|---|
10月2日(月) | 23:00 | 米 | ISM製造業 | 47.8 | 47.6 |
10月4日(水) | 23:00 | 米 | ISMサービス業 | 54.0 | 54.5 |
10月6日(金) | 21:30 | 米 | 非農業部門雇用者数 | 150K | 187K |
10月6日(金) | 21:30 | 米 | 失業率 | 3.7% | 3.8% |
10月6日(金) | 21:30 | 米 | 平均時給 | 4.3% | 4.3% |
「金利の高止まり」がどの程度継続されるのか?=「雇用・個人消費の強さ」と
なっている印象があり、今週の経済指標が消費鈍化となっただけに、
その流れが雇用統計に続くのか?注目が集まっています。
また、テクニカルは月足が更新されますので、確認していきます。
今週の仮想通貨ニュース
米マイクロストラテジー、ビットコイン買い増し
総平均取得単価:$29,582
マイクロストラテジーのビットコイン買い増し報道
前回のビットコイン購入報道はこちら(2023年7月)
今回の購入と総取得枚数は下記の通り
今回の購入枚数 | 5,445枚 |
今回の平均取得単価 | $27,053 |
今回の購入金額 | 1.47億ドル |
ビットコイン総保有枚数 | 158,245枚 |
総平均取得単価 | $29,582 |
2023/9/26現在の時価 | 約41.14億ドル |
マイクロストラテジーの平均取得単価は、市場が「くじらの平均取得金額」
の目安として捉えています。
くらじらの動向として、意識しておきます。
ビットコイン現物ETFの承認求める声が多数
審査期間を最大延長しようとするSECに承認求める声
日に日にその声が大きくなっていきます。
SECゲンスラー委員長も「もう逃げられない」という状況まで来ていますが、
同時に「必ず承認されるだろう」という報道の雰囲気になると危険。
「承認期待がどの程度相場に織り込まれているのか?」を確認しながら、
関連ニュースを見ていきます。
ゲンスラー委員長は「オワコン」か
彼の言動はニュースになりますが、既に相場に与える影響はなくなっています。
「仮想通貨は証券」問題は一端の区切り。
仮想通貨の価格に影響を与えることは少なく、今後の展望として、
報道を追っていきます。
今週の米国経済ニュース
UAW(全米自動車労働組合)のスト拡大
ステランティスは計画変更も、2社で拡大
GMとフォードに対するストライキが拡大。
ステランティスは、交渉が進展し、計画が変更されている。
そのまま、「米国の強い雇用市場」に直結する問題の為、引き続き経過観察します。
米国予算案間に合わず、政府機関封鎖か
過去に14回あり「債務上限問題と同じプロレスに近い」
直近の米国債務上限問題はこちらから
日本の感覚だと大事ですが、米国の場合は、過去に既に14回あります。
2023年5月の債務上限問題に近いプロレス的政治イベント。
株価に甚大な影響を与えることは少ないですが、常に何かしらの事故的な
リスクを孕んでおりますので、「何が起こっているのか」は理解しておく。
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