FOMCハト派も不確実性が強い 2025-03-22

FOMCややハト派に転換するも、力強い反発はない。

経済見通しは悪化で今後の利下げ期待は前進したが、スタフグレーション懸念も消えず。

トランプ大統領の関税に関する発言がなかったので上昇したが、その懸念は何も変わらないという状況。

FOMCでややハト派に転換するも「無難に通過」程度の株価上昇しか得られず、反転と呼ぶには材料が乏しい一週間。

スポンサーリンク

ビットコイン価格予想

目新しいファンダなく軟調が続く

FOMCはややハト派となりましたが、大きな値動きはなし。

デジタルアセットサミットにトランプ大統領が登壇と発表され、一時上昇したが、

目新しい情報はなく、むしろ下落しています。

大局ではFOMCを無事通過したという見方で、2025-03-01のまとめから変更なし。

アルトコイン

先週から変化なし

ビットコイン同様、先週から大きな変化なく、80%以上が日足雲挑戦の状況が変わらず。

単独上げはCAKE、TON、HNT、FARTCOINあたりか。

軟調で、市場が明るくなることを待っている状況ですが、毎週異なるコインの単独上げが続いているので、中期上目線は継続して、その時を待ちます。

米国株主要株価指数

FOMCややハト派も反発は乏しい

2025/2/15のアップデートから変更なし。

FOMCで米経済の鈍化から利下げ期待も前進したが、「トランプタリフによるインフレ」と「米経済の不確実性」により、反転と呼べる状況には至らず。

調整局面として下落想定ですが、中長期の上目線継続で、それぞれのサポートラインも変更なし。

金利と為替

FOMC後も小幅な値動きで大きな変化なし。

こちらも「トランプタリフ」と呼ばれるトランプ氏の関税に関する発言がなかった為に静かな一週間となりました。

米国経済指標

小売売上高(2月)

個人消費の減退を確認する結果に

米小売売上高、2月は予想下回る0.2%増-前月分は下方修正 (訂正)
2月の米小売売上高は市場予想を下回る伸びにとどまった。1月分は下方修正された。個人消費の後退を巡る懸念が強まりそうだ。

強い米経済の源と言われていた「個人消費が弱くなってきた」という懸念がさらに進む結果。

先月速報値も下方修正され、個人消費が弱くなってきたことがトレンドで確認できる気配となってきた。

FOMC(3月)

・市場予想通りの金利据え置き(4.25-4.50%)

ドットチャート更新:2025年2回、2026年2回の計4回が中央値

・関税の影響でインフレ見通しを引き上げも「一過性」の認識

・「不確実性」が高まっており、関税の経済への影響を見極める

間接利下げ:4月から米国債のランオフ(償還に伴う保有証券減少)ペースの上限を月間250億ドルから50億ドルに減額

パウエル議長は「ハト派より」米国株高、ドル安へ

利下げ期待が前進も「一過性」と「不確実性」

FOMC、政策金利据え置き-成長減速とインフレ率上昇を予想
米連邦公開市場委員会(FOMC)は18、19両日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定した。据え置きは2会合連続。経済成長の減速とインフレ高止まりの可能性がますます懸念され、FOMCはその板挟みとなっている。

金利据え置きと間接利下げで、市場は株高に。

間接利下げ&利下げの織り込み加速で仮想通貨に良い環境となりました。

特にアルトコイン上昇には、利下げは必要不可欠なので、利下げの織り込みを確認していきます。

日銀金融政策決定会合(3月)

利上げなく、金利は据え置き0.50%

賃上げはやや強め

・物価上昇は日銀目標の2%を上回る

実質金利は高いまま生活が苦しい国民が多く、消費に鈍さ

・金利が上がらないと円安加速リスクがある難しいかじ取り

国民の生活は苦しく、利上げに難しい判断

日銀が金融政策維持、植田総裁「海外発の不確実性急速に高まっている」
日本銀行は19日の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めた。植田和男総裁は海外発の不確実性が急速に高まっているとし、追加利上げは今後の経済や物価の動向を見ながら判断していく姿勢を示した。

今回は、金利据え置きで無難に通過したものの利上げ判断が難しい環境が続く。

実質的に利上げが難しいとして市場は円安に振れやすくなっています。

来週の主な指数発表

3月4週の主な指数発表は下記の通り。

注目は、PCEデフレータでのインフレ確認。

この数値よりは、3月末という時期とトランプ発言にまた揺れ動く一週間となりそう。

今週の仮想通貨ニュース

ストラテジー社、130BTCのビットコイン買い増し

ストラテジー社、130BTCのビットコイン買い増し 
米ストラテジー社は17日、仮想通貨ビットコインを130 BTC買い増ししたことを公表した。現在最大210億ドルの資金調達を目指している。

マイクロストラテジー社のビットコイン平均取得単価は、くじらの平均取得単価として見られることがあります。

保有枚数499,096BTC
平均取得単価$66,357
時価総額412億ドル($82,400現在)
ストラテジー社、ビットコイン追加購入のため調達額を1000億円に引き上げ
仮想通貨ビットコイン追加購入のために、ストラテジー社は優先株発行規模を当初計画から45%増の7億2250万ドルに引き上げた。

メタプラネット株価高騰、トランプ大統領の次男を戦略アドバイザーに起用

メタプラネット株価高騰、トランプ大統領の次男を戦略アドバイザーに起用
株式会社メタプラネットが、エリック・トランプ氏をストラテジック・ボード・オブ・アドバイザーズの初代メンバーに起用。株価は急騰した。
メタプラネットがビットコイン追加購入の資金を調達、20億円社債発行へ
メタプラネットは新たに総額20億円の社債を発行。EVO FUNDを割当先とし調達資金はビットコイン購入に充当予定だ。償還期日は2025年9月17日でゼロクーポン債としての特徴を持つ。

SECとリップル社の法廷闘争終結へ ガーリングハウスCEOが「勝利宣言」

SECとリップル社の法廷闘争終結へ ガーリングハウスCEOが「勝利宣言」
米SECがリップル社に対する控訴を取り下げ、2020年12月から続いた歴史的な法廷闘争が終結した。ガーリングハウスCEOは「リップルと暗号資産業界全体の勝利」と宣言し、XRPが高騰した。法的地位が確定したことで米国取引所の再上場へ道が開かれ...

トランプ政権、予算中立のビットコイン取得計画進行中か

トランプ政権、予算中立のビットコイン取得計画進行中か 高官発言
トランプ政権のデジタル資産顧問会議ディレクターが米国政府によるビットコイン積極取得計画を明らかにした。納税者負担なしの方法を模索し、ビットコインを商品として位置づける戦略を推進している。

トランプ大統領がカンファレンスで「米国が仮想通貨と次世代金融技術を支配する」

トランプ大統領がカンファレンスで発言、「米国が仮想通貨と次世代金融技術を支配する」
トランプ大統領がブロックワークス・デジタル資産会議で米国を世界の仮想通貨首都にすると再び宣言した。チョークポイント2.0作戦の停止やビットコイン準備金創設など、仮想通貨に友好的な政策を推進中。

トランプ大統領の登壇が発表されるも目新しい情報はなく、失望売りへ。

今週の米国経済ニュース

コメント

タイトルとURLをコピーしました