石破総裁誕生で、利上げ観測の再燃から下落が見込まれる日本株…
インフレ退治は終焉に向かい、利下げ開始で株価上昇の米国株…
中国人民銀行の大規模金融緩和で急騰した中国株…
と世界中で、大きな変動があり、方向性が決めにくい状況になっています。
そんな中、仮想通貨は上昇の一週間。
9月初旬を底に大きな上昇が始まるのか?そのきっかけを待っています。
ビットコイン価格予想
9月を長い下髭陽線で終われるか?
3月9日からの見解に変更なし。
日200MAを上抜け、日足も週足も上値は軽い印象。
ついには、仮想通貨の調整は終わり、年末にかけて大きな上昇が始まっていると
強気派の声も大きくなってきました。
ATHするか?下は$50,000付近を試すか?のレンジ内にいることは変わらず、
9月の月足を長い下髭陽線で終えられると、テクニカル的には上げていきそうに見えます。
もう十分にポジションは持っていますので、明確にどちらかに抜けていくまで見守ります。
アルトコイン
ビットコインをアウトパフォームするコインが増えてきた
70%以上のコインが日足雲を抜けており、8月に比べれば、センチメントは大きく改善。
ビットコインをアウトパフォームするコインも増えてきて、仮想通貨全体の雰囲気もいい。
アルトシーズンが到来するとする報道も出始めています。
本当にアルトシーズンが来るかと言われれば、ビットコインの上昇が先だと思いますが、
そういう報道が出てくるほどセンチメントが改善されてきていることに注目!
ミームコインを中心に日替わりで、10%~20%/1日上昇するコインも出てきています。
米国株主要株価指数
先週に続きダウとSP500でATH
9月21日アップデートに変更なし
米国株は、先週に続き、ダウとSP500でATHとなり、続伸。
NVDAがATHしないまま、NASDAQもATHするような流れになると、
AIバブルは終焉したが、ソフトランディングで次の上昇相場が
始まっていると考えることもできそう。
いずれにしても、このSP500のATHを守ったまま、NASDAQがATHしていくのか?
が次のポイントになりそうです。
日本だけが金融引き締めをしていくのか?
「欧州で利下げ開始」⇒「米国で利下げ開始」⇒「中国で大規模金融緩和スタート」と
世界中で金融緩和政策が始まり、株高になりそうな気配があります。
日本は「石破総裁誕生で利上げ観測再燃(株安&円高)か?」と
日本だけ世界とねじれた政策になる可能性が出てきています。
日本株の下落が、米国株に与える影響は少ないですが、
日本に住む私たちにとっては、為替の影響を無視できません。
当面は、石破総裁の言動で相場が乱高下する可能性が高いので、注意します。
金利と為替
ドル円は、石破総裁誕生で円高に進みそうな気配。
総裁選が終わろうとも、大枠では
「週200MAに向かって円高が進みそう」という状況に変化なし。
PCEデフレータの結果を受けて、次回FOMCも50bp利下げが過半数に。
9月FOMC同様、市場がハト派過ぎるような印象がありますが、
次のFOMCまであと2回の雇用統計が確認できますので、それ次第で、
ここからいくらでも乱高下しそうな状況。
振り落とされないように、ポジション注意!
大統領選挙の行方
今週は、日本と中国に注目の集まるニュースが多かったですが、
大統領選挙は、依然としてハリス氏が優勢。
ともに、状況が大きく変化するような新しい動きはなく、
じわじわとその差が開いていく傾向にあります。
米国経済指標
実質GDP確報値(4-6月)
改定値からの変化はないが、前年比3%増
前年比3%増で、リセッション懸念にはならない値。
改定値からの変化はないので、株価に大きな影響はなし。
来月、7-9月速報値が出てくるので、そちらに注目。
PCEデフレータ(8月)
予想を下回る伸びで消費も低調
インフレ対策は順調であり、消費も低調なことから、
わずかながら景気の減速感も示唆。
市場は、来月も50bp利下げを予想する声が過半数を超えてきた。
来週の主な指数発表
10月1週の主な指数発表は下記の通り。
最注目は「雇用統計で失業率が維持できるのか?」に尽きる。
日本は、石破総裁誕生で、日本株安スタートが予測されていますが、
3カ月に一度の日銀短観が市場オープン前に発表されます。
こちらの指数も同時に織り込まれますので、ボラティリティが激しくなる
可能性が高い為、注意します。
今週の仮想通貨ニュース
セレス株がストップ高、株主優待で仮想通貨
日本国内でも少しずつ仮想通貨に関する法人報道が増えてきた
株主優待で仮想通貨の贈呈を行うとして、セレス株(子会社の運営でCoinTrade)がストップ高。
メタプラネットなどと同様に、日本国内でも仮想通貨に関する法人の報道が増えてきました。
法改正に向けた議論も取り扱いが多くなり、総裁選に勝利した石破総裁は、
ブロックチェーンやNFT(非代替性トークン)の活用も政策の一つに掲げているが、
どこまで話が進んでいくのか?今後の報道を確認してきます。
ハリス氏が仮想通貨に初言及
注目は大統領選挙よりゲンスラー委員長の人事
仮想通貨業界にとっては、トランプ氏当選が追い風となりそうですが、
ハリス氏も立候補時点から仮想通貨に否定的というわけではありません。
どちらが大統領になるかというより、SECのゲンスラー委員長の人事がどうなるのか?が
仮想通貨業界にとっては、一番重要になっています。
どちらが大統領になっても、ゲンスラー委員長の人事次第で、
仮想通貨の価格に影響がありそうです。
今週の世界経済ニュース
石破総裁誕生へ:日本総裁選
日本株安、円高へ、日本の利上げ観測再燃
石破総裁誕生は、9月27日(金)15:30頃。
金融緩和派の高市氏優勢に見えてからの石破新総裁(引き締め派)決定だった為、
市場は大きく乱高下しました。
日経は先物で4.66%下落。週明けは株安スタートが予見されています。
ドル円も146円から142円まで一気に円高に。
高市期待からの振り幅による一時的な過熱との見方もありますが、
日本株とドル円がどちらに向かうのか?今後の石破氏の舵取り次第。
既定路線は、金融引き締めによる円高、金利上昇、株安の流れですが、
今後の政策に注目していきます。
中国人民銀行がカンフル剤の緩和策
A50は週で20%の暴騰
9月24日に中国人民銀行は、大胆な緩和策を発表。
長く低迷し、デフレスパイラルの入り口にいる中国経済を救えるのか?
株価は約20%暴騰しているが、「これは一時的」な声も多く、
同様の追加政策が期待されています。
「日本のバブル崩壊後の異次元の金融緩和」に似た印象もあり、
日本の後を追うのか?反面教師として早期デフレ退治ができるのか?
その動向が注目されています。
中国市場での消費力は、世界中の株価にも大きく影響しており、
隣国としてのみならず、世界中の株価の観点からも反転してほしいものです。
コメント