日米株価はV字回復へ!クラッシュは長い下髭となる。
仮想通貨はNASDAQとの相関が外れた状況が続き、二番底への不安が募る。
CPIは9月利下げを後押しし、小売売上高は米経済の強さをまだ堅持できた様子。
米大統領選挙は、ハリス氏有利の報道が多くなってきています。
ビットコイン価格予想
米国株についていけずに二番底を探る
2024年4-5月あたりから、NASDAQとの相関が外れており、
米国株の上昇にはついていけない状況が続く。
但し、その場合でもマクロ環境の下落時には、一緒に下落するのが仮想通貨。
上げられないけど、マクロで下落する二番底を試しそうな局面です。
3月9日からの見解に変更なし。
いずれにしても、$74,000から何%調整となるのか?
今の$49,000は全く問題ないが、「週足雲の下抜け」や「週200MAタッチ」と
なると、再上昇にはそのタッチから2-3年かかってもおかしくありません。
まだ短期調整を願っているものの、その長期保有も視野にポジションは、
一旦の高値(日200MA付近)で軽くしておくようにします。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 6種 | 3.53% | BTC、BGBなど |
週足雲ブレイク | 26種 | 14.53% | ETH、SOLなど |
週足雲に突入 | 10種 | 5.59% | RNDR、AKTなど |
日200MAブレイク | 1種 | 0.56% | XRP |
日足雲ブレイク | 0種 | 0.00% | |
日足雲内 or 下 | 136種 | 75.98% | AVAX、MATICなど |
先週の安値は割らないが、状況は悪化
ビットコイン同様に、元気のないセンチメントが続く。
ETHにもSOLにもミームにも、市場をけん引する力はなく、
ビットコイン頼みの状況で、じりじりと毎週センチメントは悪化しています。
特に、週足雲の上を推移するコインが25%以下で、
Crypto恐怖指数も「ExtremeFear:25」となっており、
中期で、センチメントが悪化していく様子が見てとれます。
マクロ経済から観察して、ビットコインがどちらのレンジに抜けるのか?を
しっかりと確認するまで、アルト市場はこの状況が続きそうです。
米国株主要株価指数
8月5日の急落から日本株と同様に2週続伸が続く
8月10日にアップデートした見解の通り。
上値の重さを解消して、急落分を取り戻す勢いの上昇で、
各指数のATH更新も見えてきました。
当面(9月FOMC or 大統領選終了まで)は、ATHと8月5日下髭の間でレンジになると予想。
但し、ATHを上抜けしても、週足RSIが弱気ダイバージェンスとなる可能性が高く、
いずれにしても、中期調整局面が近いと判断しています。
金利と為替
逆イールド解消に急速に向かっていますが、まだ解消には至らず。
「米景気後退懸念」が8月5日からだいぶ落ち着いており、
ドル円は一時149円まで戻す場面も。
急過ぎる円高には、「日銀からストップ」がかかった格好となり、
下髭の141.5円付近を下限としてレンジが形成され、
ゆるやかに下抜けを狙う局面となりそう。
利下げ予想は、相変わらず9月に利下げ確実視。
但し、25bp利下げが72.5%となり、だいぶ市場が落ち着いてきた印象。
年内3回のFOMCで、1.00%(4段階)の利下げ予想が80%以上は織り込み過ぎか。
「2段階利下げがない」場合は、最大でも年内3回利下げの為、
年内2~3回の利下げ予想が適正値と考えています。
こちらも徐々に解消してくると、さらに市場の見通しがしやすくなってきます。
大統領選挙の行方
Polymaeketでは、ハリス氏が有利になってきています。
トランプ当選を織り込み過ぎていた市場は、ハリス氏当選も織り込み始めています。
米国経済指標
PPI(7月)
市場予想を下回る鈍化
市場予想を下回り、コア、PPIともに2%台に着地。
CPI(7月)
シナリオ通りの鈍化で利下げを後押し
CPIがついに、FRBが目標としている2%台に(2.9%)。
市場シナリオ通りの「段階的なインフレ率鈍化」が進んでいることを確認。
9月利下げがより確定的なものになってきました。
小売売上高(7月)
予想を上回る伸びで個人消費の底堅さを示唆
個人消費は鈍化せずに、予想を上回る。
リセッションかソフトランディングかで揺れる米経済ですが、
個人消費は改めてその底堅さを継続して示しています。
雇用統計では、少しずつ上がり続ける失業率と下がり続ける雇用者数で、
米経済の後退を示唆しても、個人消費は底堅いミックスシグナル。
来週の主な指数発表
8月4週の主な指数発表は下記の通り。
民主党の党大会で正式にハリス氏が大統領候補に立候補予定。
FOMCの議事要旨も公表されますが、
最大の注目は、ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言。
例年、下半期の流れを占う会見となっています。
今週の日本経済ニュース
岸田総理、総裁選への不出馬を表明
総裁選は本命不在の混沌へ
支持率の低下から、岸田総理の動向に注目が集まっていましたが、
今回は「不出馬」を表明し、米大統領選挙同様に、総裁選も混沌の様相に。
9月に国民が望んでいる「時代が変わる」ことを印象付けたい自民党ですが、
東京都知事選の小池都知事の当選然り、若い国民が望むような選挙になるか
注目しています。
海外投資家から日本株の注目が高まっている中、私たちの生活のみならず、
日本株の観点からも重要な選挙結果となります。
9月の自民党総裁選の日程は、8月20日に会合で決定する模様。
日本株は大幅続伸
先週の暴落からV字回復へ
先週の暴落からV字回復で、日経225はクラッシュ前の価格に戻す。
ドル円も一時149円まで回復しており、まだ予断の許さない状況が続いていますが、
少なからず静観できるフェーズに好転しています。
米経済と大統領選挙の影響を受ける、日本の総裁選も近い、など
不確定要素が多数あり、未来の既定路線が決められない状況。
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