ETF承認か否認か?の報道一色の年始相場。
米国株は、堅調な労働市場から利下げ予測が一歩後退。
ビットコイン現物ETFが承認されるかどうかに世界が大注目!!
ビットコイン価格予想
ETF承認可否が分かるまで見守り相場に
年始に$45,000をブレイクしたり、ETF否認の噂で10%下落したりと、
年明けから大きく乱高下。
長期足エリオット波動第一波の目標価格$45,000には既に到達済みであり、
ポジションを落として、市場の様子を見ています。
ETF承認に関する報道があまりに多すぎて、
「承認可否」も「その結果価格がどちらに動くか」も読みにくい状況。
1月の結果が出るまで(1月中旬頃)までは、あまり動かずに
動向チェックだけ行います。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 15種 | 9.20% | OKB、ORDIなど |
週足雲ブレイク | 45種 | 27.61% | BTC、ETHなど |
週足雲に突入 | 43種 | 26.38% | DOGE、UNIなど |
日200MAブレイク | 44種 | 26.99% | MATIC、SANDなど |
日足雲ブレイク | 0種 | 0.00% | |
日足雲内 or 下 | 16種 | 9.82% | XRP、APEなど |
ETF関連報道に乱高下も爆上げコイン発生
ビットコインのETF承認可否に伴う乱高下にアルト市場も大幅下落多数。
その中で、DEXの「APEX」とETHチェーンのL2レンディング「LDO」が爆上げ!!
取引所やレンディング銘柄が、他に比べて大きく上昇しています。
基本的には、BTCの価格に連れ安、連れ高となりそうですが、アルトコインの独歩高が
日替わりで継続されており、アルト市場への継続的な資金流入を証明しています。
いずれにしても、こちらもETF承認可否を見守る状況です。
今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 4.05% | +4.76% | ダウ | 37,466.12 | -0.59% |
DXY | 102.435 | +1.04% | SP500 | 4,697.59 | -1.52% |
ドル円 | 144.595 | +2.56% | NASDAQ | 16,305.98 | -3.09% |
VIX | 13.35 | +7.23% | 金(Gold) | 2,045.625 | +0.11% |
原油 | 73.889 | +2.19% | BTC | 44,145.12 | +4.40% |
米国株主要株価指数
年末の利益確定売りは短期下落トレンドの起点か
4指数ともに、2023年末の2カ月押し目なしで上昇を続けています。
年末年始の利益確定売りは当然の流れとして、
これがトレンド転換となるかのか?を市場が判断している印象。
年が変わると、雰囲気が一気に変わる傾向は強いので、
このまま短期で下落トレンドに入る可能性は高そうです。
米国金利と為替
年始は市中金利もDXYも上昇
市中金利も2カ月ぶりの大きな上昇で年明け。
こちらも、株価同様、年明けから雰囲気がガラリと変わる開幕に。
株価同様、トレンド転換となり、短期で「金利上昇」「DXY上昇」「円安」に
向かいそうな気配があります。
特にドル円は、2024年のトレンドは円高とされています。
日銀政策次第で、今年も乱高下する可能性がありますので、
日々確認していきます。
米国経済指標
ISM製造業景気指数(12月)
14か月連続の50割れ
14か月連続で50を割れ、2000年以来、最長の連続縮小期間に。
46付近で底打ちしているように見えており、担当者の2024年見通しは
楽観が強まってきています。(FRBの利下げ開始見通しから)
雇用統計(12月)
堅調な労働市場の継続を示唆
雇用者数は、2カ月連続で市場予想を超える結果で、堅調な労働市場の継続を示唆。
平均時給も前年比4%前後の上昇をいまだ続けています。
それを受けて、利下げの市場予測は少し後退しています。
「少し」しか後退しないのは、市場が「今後の労働市場の悪化」を想定しているように感じます。
しかし、インフレ率が落ち着き始めた2023年7月頃から、
いずれ悪化すると言われもう半年以上堅調な推移が続いています。
そろそろ労働時市場に対する「市場の見方」が変化してきても良い頃です。
2023年に最注目は「CPI」でしたが、2024年は「雇用統計」が最注目。
雇用統計で米景気動向(&利下げ時期)を測るようになっていきそうです。
ISMサービス業景気指数(12月)
堅調だったサービス業が急減速
2023年で他指数に比べ、堅調を続けていた雇用、小売売上高、
サービス業の3指数でしたが、ここにきてサービス業が急減速。
50を超えて拡大水域にいるものの、市場予想より大きく減少。
このまま緩やかにでも減少が続くようだと、米国景気後退を後押しして、
利下げ時期を後退させることに。
3カ月以上の継続的な下落になるのか?注視します。
来週の主な指数発表
1月2週の主な指数発表は下記の通り。
インフレ率を確認するCPIの他、13(土)に台湾総統選挙があります。
結果によって、台湾情勢に変化があると、日米にも大きな影響があるかもしれません。
注意深く確認していきます。
今週の仮想通貨ニュース
ETF承認可否に仮想通貨全体で乱高下
否認の可能性報道で急落も長い下髭
年明けから、ETF承認に関する報道ばかりが続いています。
中でも、1月3日に否認の可能性を示唆する報道が出た時に、10%以上の下落。
但し、長い下髭で戻しており、底堅い強さも示す結果に。
その後も、大きく下げると下髭で戻す展開が続いています。
現状では、「承認か否認か」は判断がつかず、また承認しても価格が
「上昇するか下落するか」も判断がつかない様子見の状態。
現金比率を増やして、まずは1月上旬の承認可否を見守ります。
今週の米国経済ニュース
FOMC議事要旨
・政策金利はピーク(またはそれに近い状況)
・2024年中の利下げが検討開始されているが、本格的な議論はなし
・2024年の経済見通しは「極めて不確実」で全員一致
2024年の利下げは視野
FOMCの印象と概ね変更ないが、利下げ時期の本格的な議論はなし。
もう一段の利上げの可能性も残しており、市場は「早い利下げ」を織り込み過ぎている状況。
米経済がソフトランディングに成功するなら、3月の利下げはむしろ時期尚早。
夏~秋の利下げ開始が現実的なところではないでしょうか?
逆に、米経済が急速に悪化し、景気後退サイクルに入っていくようなら、
3月から毎月利下げもあり得る。
台湾総統選挙
民進党優勢も結果に世界が注目
1/13に台湾大統領選挙があります。
親米派の与党「民進党」と中国との緊張緩和を目指す「国民党」が
激しい論争を繰り広げています。
台湾の国際情勢は、日本とアメリカの経済状況を左右しかねない問題であり、
また、TSMCが通常運転できるかはAIトレンドに必要不可欠です。
その動向をチェックしていきます。
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