Binance CZ氏がCEO退任 2023-11-25

Binanceが米司法省の主張を受け入れ、43憶ドルの罰金とCZ氏のCEO退任を発表。

仮想通貨は一時急落するものの、翌日に全戻し!!

また、OpenAIのアルトマン退任騒動は、CEO再就任で一応の決着。

大きな悪材料に見える報道も、株価や仮想通貨の価格に影響を与えず、

強い上昇相場を感じさせる一週間となりました。

マクロでは、ついに「円高」方向に向かうのか?ドル安が始まった気配あり。

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ビットコイン価格予想

悪材料も37,000ドルを維持

CZ氏のCEO退任は、仮想通貨業界にとって衝撃的なビックニュースでしたが、

当日の下落のみで、翌日には全戻し。

XRP裁判・FTXショックの時から、市場が潜在的リスクとしていた「次はBinance」に

一応の決着がついたことで、悪材料出尽くしから市場は肯定的に捉えているよう。

月足:先月の勢いのまま、月足雲に向かって上昇中

週足:2023年1月から長期上昇トレンド継続中

日足:一時下落で基準線まで小幅調整済み。但し、RSIは弱気ダイバージェンス中

目先は、11月に$38,000の上抜けを3回失敗で、再チャレンジ中。

あと数回$38,000上抜けに失敗すると、日50MAまたは日足雲までの調整が濃厚。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)2種1.44%OKB、BGB
週足雲ブレイク25種17.99%BTC、ETHなど
週足雲に突入15種10.79%ADA、SUSHIなど
日200MAブレイク72種51.80%MATIC、MANAなど
日足雲ブレイク13種9.35%APE、LTCなど
日足雲内 or 下12種8.63%PROS、OGなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全139種から参照

アルトは80%以上が日200MAより上!!

Binanceの悪材料も、市場のセンチメントは更に上昇。

全体の80%以上が日200MAの上を推移しており、

週足でも週足雲を突破して上値が軽くなったコインが約20%!!

CRYPTOBUBBLES

日替わりで10%以上の高騰をするコインも散見され、

センチメントが更によくなっています。

今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.472%+0.74%ダウ35,374.3+1.33%
DXY103.415-0.39%SP5004,559.33+1.00%
ドル円149.399-0.07%NASDAQ15,982.01+0.91%
VIX12.46-9.71%金(Gold)2,002.495+0.48%
原油75.433-1.58%BTC37,713.57+0.95%
11月24日終値の週間騰落率

米国株主要株価指数

米国株主要株価指数

3指数で直近高値を目指す

ダウ、SP500、NASDAQの3指数で、7月末の直近高値を目指して上昇中。

ここを超えると、いよいよ「年末までにATHか?」という目線に。

この一週間で、個人消費の減退予測も大きな報道になりつつあります。

個人消費、市中金利、ドルインデックスに注視しながら、

上目線が維持できるか確認していきます。

金利と為替

金利と為替

金利:逆イールド解消が遠のく

11月初旬に「逆イールド解消」となりそうでしたが、

長期金利のみが大きく下落して、短期金利との金利差がまた乖離。

「10年金利」と「逆イールド解消時期」に着目しています。

ついに円安にトレ転か

先週のCPIで、インフレ圧力の減少がみられ、FFレートの追加利上げ期待が0に。

それに伴って、ドルインデックスが下落をはじめ、ドル安に動き始める。

ドル円は為替介入をせず、中期では、ついに「円高」方向に

トレンド転換したか?という値動きへ。

今後数ヶ月で、まずは週足雲付近の135-140円を目指し、その後の展開は金利次第か。

更に長期では日本の金融政策が変わらない限り、再度円安に再度触れていく想定で、

週200MAまでの一時的な円高は視野

「ドルインデックスとBTCは逆相関」が基本の為、仮想通貨にとっては明るい兆しに!!

米国経済指標

FOMC議事要旨

11月FOMCまとめと印象に相違なし

「利下げ」に関する内容が全く記載なく、議論にもあがっていない

印象通りで株価に影響なし

FOMC議事要旨、「慎重に進む」戦略と追加利上げ巡り見解一致
米連邦公開市場委員会(FOMC)が10月31日ー11月1日に開いた会合では、今後の政策金利の動向に関して「慎重に進む」戦略を取るほか、追加引き締めの是非はインフレ目標に向けた進展度合いに基づいて判断することで政策当局者の見解が一致した。11...

利下げについてどんなことを話しているか?に市場は期待していましたが、

議題にすら上がっていない様子。

やはり「利下げ開始時期」は、市場は引き続き楽観的過ぎるよう。

6月頃から利下げ開始予想となっているが、2024年秋より後になると考えるのが妥当か。

来週の主な指数発表

11月5週の主な指数発表は下記の通り。

最注目は、PCEコアデフレータ。

年内利上げなしが市場予想では90%以上になっていますが、

年内最後のFOMCを前に、それを維持できるデータが出てくるのか?

注目が集まっています。

今週の仮想通貨ニュース

アルゼンチンで次期大統領がBTC支持派のミレイ氏に

アルゼンチン、ビットコイン支持のミレイ氏が次期大統領に選出
アルゼンチンで仮想通貨ビットコインを支持するハビエル・ミレイ氏が次期大統領に選出された。国民の現行政府への不満が反映された結果となった。

アルゼンチンでもBTCが法定通貨に!?

ミレイ氏は、同国のインフレーションを痛烈に批判しており、

何度もデフォルトを経験しているアルゼンチンペソを廃止して、

米ドルを法定通貨にしようという動きがある。

ここに、ビットコイン肯定派であることが噂となり、ビットコインも

法定通貨になるのか?と話題になっています。

こちらは、一例で日本を含めた各国で、仮想通貨肯定派の人々が

政権の中心にいられるかが、仮想通貨の市場拡大スピードに関わってきています。

CZ氏がBinanceのCEOを退任

バイナンスCZ氏がマネロン対策違反で有罪認める 米司法省との司法取引で
米司法省は、仮想通貨関連の重大な執行措置を発表すると公表。措置の対象はバイナンスとみられ、CZ氏がCEOを退任する可能性も報じられている。
バイナンスと米司法省の和解やCZ氏の退任について、SECクリプトママやコインベースCEOがコメント
米国財務省は、マネロン対策と制裁法違反で有罪を認めた、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスとの和解内容を発表。バイナンスには合計6,478億円相当の罰金が課せられるが、これは財務省史上最大級のものとなる。

6,400億円(43億ドル)の罰金で和解

米国のマネロン対策の実施を怠ったとして、CZ氏とBinanceに

刑事責任を追及していましたが、Binanceがこれを認め、

CZ氏のCEO退任」と「6,400億円の罰金」で和解。

歴史的な措置となりました。

新CEOもリチャード・テン氏に決まった。

FTXとは性質が異なり、市場下落も限定的

FTXの資産運用方法への刑事責任とは、その性質が異なり、

BNBも下落は限定的で、ビットコインなど仮想通貨全体でも、

市場センチメントを変えるほどの下落はなし。

報道に関わらず、1か月以上上昇していたため、自然な範囲の調整になる。

この報道でこの値動きは、むしろ、懸念されていた膿の出尽くし感から

市場は肯定的に受け取っているよう。

現在の仮想通貨全体がいかに上昇が強いか?を示す結果となりました。

今週の米国経済ニュース

OpenAI騒動

オープンAI、サム・アルトマン氏のCEO復帰で原則合意
対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」を開発した米オープンAIは22日、共同創業者のサム・アルトマン氏が最高経営責任者(CEO)として復職することで、大筋合意したとX(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。社長を辞任して...

アルトマン氏のCEO復帰で決着

OpenAIのサム・アルトマン氏解任騒動
  • 11月18日
    OpenAIの取締役会でサム・アルトマン氏のCEO解任

    暫定CEOにミラ・ムラティ氏を指名

  • 11月18日
    共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏も解任を表明
  • 11月19日
    公式発表の1分前にMicrosoftが事実を知る
  • 11月20日
    アルトマン氏、Microsoftに入社へ

    グレッグ氏と共にMicrosoftで新たな社内AIチーム発足へ

  • 11月20日
    MicrosoftがOpenAI社員の受け入れ準備を表明

    競合他社もOpenAIと同額報酬での受け入れ準備を表明

  • 11月21日
    OpenAIは、暫定CEOを決定

    後任に暫定CEOとしてTwitchの創業者エメット・シア氏

  • 11月21日
    OpenAIのほとんどの社員がアルトマン氏の復職を希望

    770人中700人以上の署名が集まる

  • 11月22日
    アルトマン氏のOpenAIのCEO復帰が決定

    共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏も復帰

結局、復職となり、MicrosoftやNVIDIAなどAI関連銘柄の

株価には大きな影響はありませんでした。

世界を席巻しているChatGPTだけに、何もなかったことにはできず、

企業のガバナンスは刷新されたのか?引き続き確認していきます。

NVIDIAの決算

NVDA前回、前々回に続き、市場予想を大きく上回る好決算

好決算も、OpenAI騒動にぶつかり株価はレンジ

売上高、純利益ともに市場予想を上回る好決算。

特に売上高純利益率が驚異の50%越えで、衰えない需要の高さを証明。

AIブームは、まだまだハードの準備すら整っていない

「熱狂の入り口」であるかのように見えます。

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