金利見通し(各国)次第のレンジ 2023-09-16

金利見通し(ドットプロット)が、来週のFOMCで更新されます。

米国株も仮想通貨もドル円も、各国の金利見通し次第でボラティリティがありそう。

来週のFOMC、日銀政策決定会合の前に1週間をおさらい。

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ビットコイン価格予想

ビットコイン

押し安値を守って、週200MAを超えていけるか

直近では、今年1月から始まった上昇トレンドの押し安値($24,800)を守って、

週200MA($27,750)&日200MA($27,700)より上で推移できるかに注目。

万が一、押し安値を下抜けする場合は、$20,000またはその下まで下落の可能性あり。

週足雲の横抜けをしたい現状は変更なし。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)1種0.73%OKB
週足雲ブレイク3種2.19%BGB、XDCなど
週足雲に突入10種7.30%BTC、ETHなど
日200MAブレイク1種0.73%TON
日足雲ブレイク2種1.46%FET、XVS
日足雲内 or 下120種87.59%SOL、MATICなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全137種から参照

底打ち反転の期待ができるも市場に元気はない

ビットコインの日足反発に合わせて、上向いたコインが出てきました。

但し、先週同様、大きな環境変化は見られず。

イーサリアムのチャートパターンが良く、活性化のきっかけになるといい!!

今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債4.334%+1.55%ダウ34,617.8+0.13%
DXY105.331+0.26%SP5004,325.00-0.16%
ドル円147.830+0.04%NASDAQ15,202.40-0.51%
VIX13.79-0.36%金(Gold)1,923.920+0.25%
原油91.097+4.21%BTC26,599.99+2.93%
9月15日終値の週間騰落率

米国主要株価指数

米国主要株価指数

来週の注目は金利見通し(ドットチャート)

Appleのiphone15リリースやARM上場など、NASDAQの話題が多くありましたが、

下落トレンドラインは超えられず、調整局面が続いています。

大勢に変化なく、引き続き「長期上目線も目先は深め調整を視野」の状況が続く。

9月20日ドットチャートの更新で、FRBメンバーの金利見通しが出てくると、

ボラティリティが大きくなる可能性が高いので、ポジションには注意です。

米国経済指標

CPI

日時時間指標前回市場予想結果
9月13日(水)21:30CPI3.2%3.6%3.7%
9月13日(水)21:30CPIコア4.7%4.3%4.3%
日本時間で表記

ほぼ市場予想通りで株価には大きな影響なし

米消費者物価指数、8月は前月比0.6%上昇-前年比では3.7%上昇
8月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数が前月比で予想を上回る伸びとなり、米金融当局による追加利上げに余地を残す格好となった。

総合が先月より高い数値となったが、ほぼ市場予想通りで株価に大きな影響なし。

いまだ高い注目度はあるものの、去年(2022年)のように株価に大きな影響を与えなくなってきました。

緩やかではありますが、ディスインフレが進んでいるかを確認するための指標として、継続的に確認します。

景気後退入りするかの判断基準を「インフレ率(CPI)」から「雇用市場の強さ」に

市場の注目が変わりつつあります。

PPI

日時時間指標前回市場予想結果
9月14日(木)21:30PPI0.8%1.5%1.6%
9月14日(木)21:30PPIコア2.4%2.2%2.2%
日本時間で表記

ガソリン価格の高騰で総合は大幅な伸び

米生産者物価指数、8月は前月比0.7%上昇-市場予想上回る
米国では8月に生産者物価指数(PPI)が約1年ぶりの大幅な伸びとなった。エネルギーと輸送のコスト上昇が全体を押し上げた。

PPIは、ずっと米経済の堅調なサービス業を示し続けており、8月PPIも同様の結果に。

ガソリン価格の高騰で、総合は大幅な伸びとなりました。

但し、市場予想通りの結果であり、サプライズではない。

小売売上高

日時時間指標前回
(修正値)
市場予想結果
9月14日(木)21:30小売売上高0.7%
(0.5%)
0.2%0.6%
9月14日(木)21:30小売売上高コア1.0%
(0.7%)
0.4%0.6%
日本時間で表記

ガソリン価格上昇で市場予想を超える伸び

米小売売上高、8月は市場予想を上回る伸び-ガソリン価格上昇で
8月の米小売売上高は市場予想を上回ったものの、減速の兆しも示した。ガソリン価格上昇を背景に、裁量支出が抑制された。

小売売上高もガソリン価格の上昇を受けて、大きく伸びています。

また、こちらは市場予想よりも大きく上振れ。

小売売上高も、今年に入ってからずっと堅調な米経済を示しており、8月も同様。

ECB政策金利

日時時間指標前回市場予想結果
9月14日(木)21:15欧州ECB政策金利4.25%4.50%4.50%
日本時間で表記

市場予想通りの0.25%利上げ

ECB0.25%利上げ、10会合連続 打ち止めの可能性示唆
欧州中央銀行(ECB)は14日の理事会で、主要政策金利を0.25%ポイント引き上げる一方で、利上げ打ち止めの可能性を示唆した。

市場予想通り0.25%利上げを実施(10会合連続)。

また、利上げ打ち止めの可能性を示唆

半年前の米国を追うような状況となっており、大方の予想通り。

欧州でも今後は、インフレ2%に回帰するか?景気後退入りするのか?という

米国と同じ課題に市場の注目が移行していきます。

来週の主な指数発表

日時時間指標前回市場予想
9月21日(木)3:00FRB政策金利5.25-5.50%据え置き
日本時間で表記 市場予想はTradingEconomicsのコンセンサス(市場予想の平均)より
米国金利 市場予想

FOMC注目点

最注目は、米FOMCが9月19日(火)~20(水)で開催されます。

市場予想は、金利据え置き。

前回同様、年内にもう一回の利上げがあるか?より「利下げがいつ始まるのか?」

市場の注目になっています。

更に、今回はドットプロットの更新があります。

ドットチャート(トッドプロット)とは

FOMC終了後に定期で公表されるFRBメンバーの政策金利見通しのこと

ドットの中央値から、将来の金利予測ができるとされています。

金融情報サイト iFinance より

FRBが金利見通しを長期でどう考えてるか?を測る指標として注目です。

下記は、前回発表(2023.06.14)のドットプロット。

6月FOMCは、このドットプロットがサプライズとなり、

「年内利下げなし」「年内追加0.5%利上げ」が織り込まれることに。

米国金利 ドットプロット

日銀金融政策決定会合

また、9月21日(木)~9月22日(金)で日銀金融政策決定会合が行われます。

日本の物価見通し(インフレ率)、YCC、為替介入について、植田総裁から発言があるのか?

注目が集まります。

今週の仮想通貨ニュース

マイナンバーカードに紐づくWeb3ウォレットの発行へ

マイナンバーカードからWeb3ウォレット作成、「マイナウォレット」イーサリアム財団支援先に選出
We3ウォレット関連技術を開発するa42x株式会社は、現在開発段階にある「マイナウォレット」が、イーサリアム財団の研究開発助成プログラムに選ばれたことを発表した。マイナンバーカードをスキャンすると、即座に一意のアドレスを割り出し、仮想通貨や...

マイナウォレットは利用促進につながるか

マイナンバーカードに紐づくことで、仮想通貨に関連した知識のない人でも

簡単に作成・使用ができ、納税まで簡単に紐づくような機能がイメージできます。

このウォレットで、仮想通貨を持つ者が増えていくというよりは、

分離課税が進み、株式のように多くの日本人が仮想通貨を持つ時代になれば、

このウォレットが「必須のアイテム」となりえそう。

FTX清算による暗号資産売却

https://jp.cointelegraph.com/news/court-approves-sale-ftx-digital-assets

裁判所の承認を得るも市場に大きな影響なし

FTX清算に伴う資産売却案が、裁判所で承認される。

噂で一時急落の場面もありましたが、市場に与える影響が限定的となる売却案で、

BTCを含む暗号資産価格には影響なし。

今週の米国経済ニュース

日本金利、早期のYCC修正か

植田総裁発言受け市場は早期正常化を意識-予想前倒し相次ぐ
日本銀行の植田和男総裁による2%の物価安定目標の実現が見通せるタイミングに関する発言を受け、市場はマイナス金利政策の解除を中心とした金融政策の正常化の前倒しを意識し始めた。
コラム:円安・物価上昇・実質金利低下、日銀政策修正につながる循環
足元の円安と原油高は、日銀の想定を超えて物価を押し上げる要因となりつつある。物価上昇が日本の実質金利を押し下げ、それが円安に拍車をかけてさらに物価を押し上げる「循環」に入る可能性も出てきたのではないか。

日本長期金利は0.7%まで上昇

植田総裁の発言を受けて、ドル円は円高、長期金利は0.7%まで上昇。

来週の日銀金融政策決定会合の前振りのような話となっており、

来年(2024年)4月以降と予想されていたYCC修正が、年内の経済指標によっては、

年明け早々の着手になるのでは?と市場が前倒しを織り込み始めています。

日銀金融政策決定会合の植田総裁の発言に要注目です。

円高も徐々に進み、「為替介入」を警戒する水域が続いています。

NASDAQにARM上場 25%高

アーム株、上場初日に大幅高-ソフトバンクG孫氏の戦略勝ちか
英半導体設計会社アーム・ホールディングスの株価は14日の米株式市場で大幅に上昇。新規株式公開(IPO)価格の51ドルを約25%上回った。ソフトバンクグループ傘下の同社は前日に48億7000万ドル(約7180億円)を調達する今年最大のIPOを...

今年最大規模の上場で半導体分野への大きな期待が伺える

事前の公募レンジ上限の$51で公募。

初値$56.10から初日を$63.59(25%高)で終える。

英半導体会社を日本のSBG(ソフトバンクグループ)が買収し、NASDAQへ上場。

今回の上場では、10%の株式を市場に放出し、90%の株式は今後も持ち続ける予定。

SBGにとっては、一定の勝利となり、今後はSBGがAI関連株(半導体関連銘柄)として、

世界中の投資家から認識されていきそうです。

既にバブルに突入しているようにも見える半導体業界。

AIブームの先頭を走り、さらなる成長を遂げていくのか?NDIVIAと一緒に注目を集めています。

AppleがiPhone15リリース

アップルが新型iPhone発表、最上位機種「Pro Max」は100ドル値上げ
米アップルは12日のイベントで、旗艦製品であるスマートフォンの新モデル「iPhone(アイフォーン)15」シリーズ4機種を発表した。新しい素材の採用やカメラのアップグレード、性能向上を武器に、低迷するスマートフォン市場で消費を喚起する。充電...
アップルのiPhone 15 Pro、すでに配送時期が後ずれ-旺盛な需要示唆
アップルは15日、新型スマートフォン「iPhone 15 Pro(アイフォーン15プロ)」の予約受け付けを開始したが、すでに初回の配送が11月まで後ずれしている。高額機種への旺盛な需要がうかがわれる。

好調な売れ行きで予約開始3日で配送遅れも

アップルは15日にiPhone15をリリース。

ライトニングケーブルの廃止(USB-C導入)や、高額モデル帯の値上げなどが注目される。

販売開始3日で、既に配送遅れの案内が始まるなど売れ行きは好調を維持。

値上げや消費鈍化の影響が懸念されていましたが、「iPhoneの強さ」は健在。

Appleの業績は、NASDAQに大きな影響を与えます。

マグニフィセント・セブンは、今後もウォッチしていきます。

米国株式市場のマグニフィセント・セブン

GAFAM(アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドットコム、メタ・プラットフォームズ)と呼ばれる主要5銘柄に、エヌビディアとテスラを加えた7銘柄です。

市場に与える影響が多大で、GAFAMに代わる言葉として使われ始めている。

野村證券 用語解説より

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