今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 3.743% | +1.27% | ダウ | 33,870 | +0.33% |
DXY | 103.553 | -0.47% | SP500 | 4,298.87 | +0.39% |
ドル円 | 139.350 | -0.40% | NASDAQ | 14,528.36 | -0.13% |
VIX | 13.83 | -5.27% | 金(Gold) | 1,960.745 | +0.65% |
原油 | 70.320 | -2.13% | BTC | 26,477.80 | -2.35% |
ビットコイン価格予想
米SECがBinance提訴で急落も週200MAをキープ
大きなマイナスファンダ(Binance提訴)がありましたが、それでも当日5%程度の下げに限定。
翌日には、Coinbaseが立て続けに提訴されましたが、週200MAをキープして、レンジ相場内。
慌ただしいニュースが続きますが、目線(レンジ内で週200MAが底堅い)に変更はなし。
今週の週足が週200MA($26,425)より上で着地できるか?要注目。
ここで週200MAより上をキープできると、来週はFOMC、ヒンマン文書公開もあり、市場の雰囲気も上目線に変わっていく可能性がありそう。
好調な米国株と相関せず
利上げ停止予測やAI関連銘柄の高騰を受けて、好調な米国株と仮想通貨は相関せず。
仮想通貨はなかなか上を向けない日々が続く。
特に今まで相関の高かった「NASDAQとBTCの相関係数も日足でほぼ0(ゼロ)に」。
マクロ経済と仮想通貨業界が連動していない現状は理解しておいた方が良さそう。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 1種 | 0.76% | OKB |
週足雲ブレイク | 4種 | 3.05% | OG、BGB、AGIXなど |
週足雲に突入 | 20種 | 15.27% | BTC、ETHなど |
日200MAブレイク | 2種 | 1.53% | CITY、LDO |
日足雲ブレイク | 1種 | 0.76% | DOME |
日足雲内 or 下 | 103種 | 78.63% | ADA、SOL、MATICなど |
Binance訴訟で例に挙げられたアルトコインが急落
Binanse訴訟問題でビットコインとともに急落。
BNBやバイナンスUSD(BUSD)に加え、証券だと直接例に挙げられたSOL、ADA、MATIC、ATOM、ALGOなどが特に下落率が高い。
逆に、ETHは例に挙げられていない事が注目を集めており、BTCとETHの下落率は限定的。
この問題は、「XRPが提訴された時から、いずれは訪れると予見されていた未来(マイナスファンダ)」であり、膿を出し切っている最中。
取引所ランキングNo.1のBinance本体への提訴は、もう3年になる「SECが仮想通貨を証券とする問題」の終わりが近いとも言えます。
XRPの裁判内容やヒンマン文書公開の重要性がさらに増してきています。
米国株主要株価指数
SP500が強気相場入り(直近20%上昇)
昨年10月の底から20%上昇し、SP500が今週強気相場入り。
AI関連銘柄の高騰がけん引し、利上げ停止も近い状況で、米国株にとって追い風となり、短期調整を挟みながらもまだまだ上昇相場の起点と言えそう。
Russel200も週200MAをブレイク、米国株は続伸
Russel2000も雇用統計後の勢いそのままに、今週も陽線で週200MAをブレイク。
SP500の強気相場入りと合わせて、市場全体が上昇している傾向に。
NASDAQが調整入り後に$15,000を超えていくかが当面の注目ポイントです。
米国経済指標
ISM非製造業景気指数
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 | 結果 |
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6月5日(月) | 23:00 | 米 | ISM非製造業景気指数 | 51.9 | 52.5 | 50.3 |
今年の最低水準でほぼ活動停滞の水準に
前回より高くなるとした市場予想に対して、結果は今年の最低水準に。
特にサービス業関連の受注鈍化で、景気減速への懸念が示唆されはじめる。
数か月前から、発表される指数によりけりで、経済の強弱まちまちを表す結果が続いています。
確実に「2022年の急速な利上げによるブレーキ効果」が出始めており、引き続き各数値をウォッチします。
来週の主な指数発表
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 |
---|---|---|---|---|---|
6月13日(火) | 21:30 | 米 | CPI | 4.9% | 4.2% |
6月13日(火) | 21:30 | 米 | CPI(コア) | 5.5% | 5.2% |
6月14日(水) | 21:30 | 米 | PPI | 2.3% | 1.5% |
6月14日(水) | 21:30 | 米 | PPI(コア) | 3.2% | 3.0% |
6月14日(水) | 27:00 | 米 | FRB政策金利 | 5.00-5.25% | 据え置き |
6月15日(木) | 21:30 | 米 | 小売売上高 | 0.4% | 0.1% |
6月15日(木) | 21:30 | 米 | 小売売上高(コア) | 0.4% | 0.3% |
最注目は、6月13-14日で開催されるFOMC。
利上げ停止が既定路線となっており、パウエル議長の発言に注目が集まる。
また、ECB政策金利と日銀政策金利も来週発表。
米国のみならず、世界各国のインフレ状況も重要度を増しておりますので、こちらも確認します。
今週の仮想通貨ニュース
米SECがBinanceとCZ氏を提訴
BTC急落もBTCとETHは証券ではない?
ついにBinance本体が米SECから提訴。
但し、これまでのSECの言動から「いつかはBinance本体も提訴されるだろう」と市場は考えており、既に織り込み済みだった様子。
BTCは、同日-5.12%(日足)に。
また、証券に該当するコインの一覧に「BTC」と「ETH」が入っていない事が話題に。
「リストに入っていないものを証券ではないと肯定するものではない」とSECが表明しているものの、市場は「ETH」がリスト入りしていない事を好感する様子もあります。
- 今回のBinance訴訟でSECが新たに「証券」と主張した10種類
- Binance系コイン (BNB, BUSD)
- レイヤー1or2系コイン (SOL, ADA, MATIC, ATOM)
- メタバース系コイン (SAND, MANA, AXS)
- 決済系コイン (COTI)
市場やSNSの反応は、不安と買い場が入り交じり、まちまちに。
ちなみに、ひろパパは、中長期でここは「買い場」派です。
翌日にはCoinbaseも提訴
ヒンマン文書の公開は6月13日予定
ヒンマン文書とは、2018年にSECの企業金融部門の前ディレクターであるビル・ヒンマン氏が行ったスピーチ中でイーサ(ETH)を証券として分類すべきではないとの見解を表明している文書の事。
XRP裁判でリップル社がSECに開示を求めているが、長らくSECが提出を拒否していた。
cointelegraph.com
米ロビンフットはBinance訴訟で例に上がったコインを上場廃止予定に
仮想通貨の中心地はアメリカからアジアに?
一連の報道を受けて、この一週間で、BTCの保有がアメリカからアジアにシフト。
アメリカの規制強化(というより強硬な締め付け)と、香港の取引開始が重なり、アジアを中心とした仮想通貨の新しい流れが作られつつある。
日本も現在の規制強化を迅速に進めて、その中心地にいてほしいものです。
今週の米国経済ニュース
6月FOMCは利上げ停止が既定路線
利上げを停止し、12月まで据え置き予想が大勢
注目のFOMCは、昨年から続く利上げがついに停止される見方が大半。
発表される各指数は、強弱が入り交じり、以前に比べて景気後退を感じさせる数値も出始めています。
ソフトランディングさせるためには、利上げを停止して、数か月は各指数の状況を見守るという考えが、市場の大勢に。
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