米国株 ▶リセッションシグナルが複数点灯
①CPI:9.1%
②ドルはユーロと20年ぶりで等価
③原油は200MAに到達
④米国債の逆イールドはより深まる
米国株主要指数は、基本目線は変更なし(各指数が週足200MAに支えられるか)
総合的には景気後退懸念がより強まった一週間で、次回FOMC(7月26日~27日)までは様子見が吉とみています。
7月13日(水)CPI
【予想】8.8%【結果】9.1%
発表事前に、予想をさらに上回る数字が出る事が予見されており、発表の数日前より先行して下落。
発表当日は、その買い戻しで、むしろ反発に見える相場でした。
今回の結果を受けて、次回FOMCで1%利上げ(通常の4倍)という声も出てきています。
ユーロ/ドルは20年ぶりにパリティ(等価)となりました。
円安のみならず、ドル高はより世界的なトレンドに。
原油は、6月初旬の$120を頂点にピークアウトの傾向を見せ、日足200MAにタッチしました。
インフレの先行指標として原油がみられる傾向も強いので、同じようにインフレもピークアウトできるか?価格を継続して見守ります。
GW中に発生した逆イールドが再度発生し、改めてリセッション入りが濃厚となってきました。
中にはもうリセッション入りしているのでは?という声も出ています。
逆イールドとは
SMBC日興証券/用語集より一部引用
短期金利が長期金利を上回る状態を指します。
過度な金融不安や過激な政策変動により短期金利が急騰すると生じるために、その発生後1~2年以内にリセッション(景気後退)入りするケースや株価が調整に転じるシグナルとされています。
一般的には、短期金利(米国債2年)と長期金利(米国債10年)を比べられることが多い。
NASDAQ ▶日足50MA&雲下限が重く下落傾向か
先週に引き続き、$12,000と日足50MAへのチャレンジが続きます。
安値を切り上げ続けていることは希望ですが、雲の下限も$12,000付近でぶつかりそうで、一層上値が重くなってきました。
個人的には、先週同様やはり週足200MA($10,800)に向かいやすい印象です。
仮想通貨
ビットコイン ▶週足200MAを蓋にレンジ継続が既定路線か
6月FOMC直前の急落から、レンジ期間(上:週足200MA、下:直近安値)が続いています。
やはり「週足200MA」の蓋がなかなか開けられず、「4月から続く下落トレンド」と「雲の下限」も$21,000~$22,000付近で集約してきました。
NASDAQとの相関が高いことから、連れ安で下目線が有力そうです。
週足200MA付近を蓋にして下落→$20,000を切ると大量の買いが入る の繰り返しでどちらにも押し返せないレンジ相場といった印象です。
既定路線は下目線ですが、後述のアルトコインが元気になってきました。
アルトが市場を牽引してくれると、BTCも上目線を持ちやすくなってきます。
イーサリアム ▶今でもBTCの先行指標か?
ETHがBTCより先に週足200MAブレイクにチャレンジ中。
ETHが、またBTCより一足先に週足200MAと雲下限にチャレンジしそうです。
2021年から、ETHはBTCの一足先を行くことが多かったので、ETHがどちらに決着するか?に注目しておきましょう。
アルトコイン ▶日足50MAブレイクのコインが増えた!
アルトは、日足50MAより上で推移するコインが多くなってきた。
株式市場は暗いニュースが続きますが、アルトコインは一部で勢いのよいコインが出てきました。
仮想通貨と株式市場との相関が高いまま維持されるか注視していきましょう。
先週、日足50MAの上で推移していたのは6銘柄でした。(ひろパパが毎日見ている72銘柄のうち)
これが、なんと15銘柄に増えています。(太字は先週から継続)
ATOM | MATIC | SHIBA | FTT |
SAND | TVK | GMT | 10SET |
AAVE | COMP | UNI | SUSHI |
XVS | BAKE | ICP | BAT |
中でも、UNIはロビンフッドに上場が決まり、2日で25%上昇して100MAも抜けてきました。
現時点では、一番先行して上げているのではないでしょうか。
MATICは、ディズニーの「2022 Disney Accelerator」に唯一のブロックチェーンプログラムとして選出され、2日で30%上昇しました。
結果は数年後ですが、もし、ディズニー関連のNFTがMATICから出るとなると、とんでもない爆上げになりそうです。
MATICは、現時点で時価総額20位以内に入ってくる有料コインで、代表的なレイヤー2のコインです。
日本国内ではBitbankで板取引が可能なので、長期目線での小額投資は「あり」だと思います。
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