超好決算しか許さない米国株の決算市場。
良い決算でもあらを探して株価下落する厳しい決算期となっています。
資金流出で下落するメガテックを横目に、ビットコインは底堅い値動き。
Russel2000が大きく上昇を続けていることが米国経済の希望。
日銀の利上げ話も浮上し、ドル円は円高へ転換か。
ビットコイン価格予想
急落からの全戻しでレンジ継続
3月9日からの見解に変更なし。
レンジ内での細かい動きになるが、急落しても全戻しする強気相場か。
全てのMAと雲を下に従えて、サポートは厚い状況。
RSIも上がり過ぎておらず、チャート的にはレンジ上抜けを試しそうにみえる。
最近すっかり逆相関となっているNASDAQは下落を続けており、
下抜けの警戒も必要な状況は続いています。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 8種 | 4.47% | BTC、BGBなど |
週足雲ブレイク | 37種 | 20.67% | ETH、SOLなど |
週足雲に突入 | 24種 | 13.41% | XRP、AAVEなど |
日200MAブレイク | 0種 | 0.00% | |
日足雲ブレイク | 2種 | 1.12% | XLM、HNT |
日足雲内 or 下 | 108種 | 60.34% | AVAX、MATICなど |
アルトコインは下落が続く
急落から急上昇したビットコインに対して、
急落したが、上昇にはついていけないアルトコインが多い。
イーサリアムの現物ETF取引開始を一端の天井として、仮想通貨全体は下落。
先週より一段下に下落したまま推移しています。
アルトコインから全体を勢いづけるコインを探すことは難しく、
ビットコインの上昇を待っています。
強いて言えば、最近はETHよりSOLの方が市場への影響力が強く感じます。
SOLの上昇がアルトコインに波状していく可能性がありますので、
その価格推移に注目します。
米国株主要株価指数
Russel2000の力強さがソフトランディングを後押し
7月6日にアップデートした内容のまま変更なし。
4指数が連動していた夏前に比べて、「強い:ダウ、Russel2000」
「弱い:SP500、NASDAQ」の2極化がより明確になってきました。
米国決算が本格的に始まり、この流れが継続するかに注目。
メガテックから米小型株への資金循環だとすると、
「ソフトランディング→もう一段の中期株高」が見込まれます。
NVDA
直近高値から25%調整が入って、日足雲で支えられている状況。
いったん反発しそうですが、雲から落ちると次は日200MAタッチの$90前後か。
最後の日200MAタッチは、2023年1月まで遡る。
世界中で「NVDAの決算がとても重要」なので、チャート分析はしますが、
決算まではNVDAを判断しないように注意。
為替と金利
米国金利は常に世界の注目となっていますが、ここにきて来週会合の
日銀がついに利上げかとドル円が乱高下しています。
但し、1日ごとに利上げ濃厚 → 据え置きか → 植田総裁は沈黙 と、
先の読めない報道が続きます。
来週、同日開催のFOMC&日銀決定会合での金利動向が注目され、
米国は逆イールド解消から数か月で、景気後退入りするかどうかで
こちらも意見が分かれています。
確定的な事がない状況なので、積み立て継続でどちらか一方への
リスクはとらないように注意する時期です。
米国経済指標
実質GDP速報値(4-6月)
ソフトランディングに向かっているか
市場予想を超える成長率で、堅調な需要が示される。
ソフトランディングを目指すFRBにとっては良い結果となる。
速報値であり、もう少し下がるとは考えますが、強い米経済はいまだ継続している様子。
PCEデフレータ(6月)
利下げ観測がより進む
2%に向かう最後の1マイルを進んでいると確認できる結果に。
9月FOMCの利下げ観測はより進み、ソフトランディングを目指しつつ、
9月利下げを待つという大局は変わらず。
来週の主な指数発表
7月5週(8月1週)の主な指数発表は下記の通り。
大注目は、もちろんFOMCだが、日銀の利上げ動向、
マグニフィセント7を筆頭に各企業決算も大注目。
今週の仮想通貨ニュース
イーサリアム現物ETFが開始
S1登録承認され、7月23日に取引開始
価格は、ビットコインの取引開始日同様に、ここを天井として下落に転じる。
調整を挟んで上昇していくとみるのが一般的な見方ですが、「マクロ経済に依る」状況は変わらない。
トランプ氏再選でビットコインが米国準備金に?
現実的には難しいが、トランプ氏ならそれもあり得る
誰が大統領になるか?見通しがつかない状況が続く中で、やはり
トランプ氏が当選することが、仮想通貨業界にとっては、一番追い風となるのか?
ただこの報道は、「現実的には難しいが、トランプ氏ならそれもあり得る」
という趣旨なので、エンターテイメントとして見ましょう。
マラソンデジタル社がビットコイン1億ドル分を購入
マイニング会社のビットコイン購入は価格上昇への自信か
米最大手のマイニング会社マラソンデジタル社(MARA)が1億ドル分の
ビットコインを取得したことが話題になっています。
マイニング会社がビットコインを「購入」することは稀です。
特に、これだけ大規模な購入で「フルHODL」を発表したことは
今後の価格上昇への自信の表れという印象です。
中長期的な視野での話になりますが、マイクロストラテジー社が
ビットコインの1%を保有している事実もあり、米企業の仮想通貨保有が
当たり前の世界に移行しつつあります。
SBIが国内ビットコインETF参入準備か
長期保有+積み立て希望の保有者には朗報
日本では税制問題もある為、日本国内でETFで保有できることは
海外以上のメリットがあります。
しかし、ETFだと日本の株式市場が開いている時間しか取引できない為、
夜に急激な価格変動が多い仮想通貨は保有者にとって、良い事ばかりではない。
それでも、ETFで長期保有積立を検討している人にとっては楽しみな報道です。
今週の米国経済ニュース
各企業決算
GOOG | ▲ | YOUTUBE部門の実績に失敗 |
TSLA | × | ガイダンスに失敗し、12.5%の株価下落 |
超好決算しか許さない
米国企業決算が始まっています。
特別に悪いという決算は少ないものの株価は急落が多い。
直近1-2年、常に予想を超える決算が続いた結果、現在は、少しでも
悪いところがあると騒ぎ始める、絶好調じゃないと許されない市場の空気がある。
現在の王様、NVDAの決算まで約1か月。
他企業も同様のケースが続くと思われますので、速報には要注意。
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