トランプ氏銃撃 も命に別状はなく、米大統領選は、共和党トランプ氏が正式に候補に、
民主党はバイデン大統領が立候補するかいまだ混乱が続き、トランプ氏有利に傾いています。
大統領選挙の行方を予想して、一喜一憂する相場が続いていますが、
週末にはクラウドストライクがWindowsの大規模システム障害。
NASDAQを中心に、米国株4指数でテンプレ的天井チャートに。
仮想通貨は米国株とデカップリングして上昇しているが、米国株につられて下落しないのか?
7月のビットコイン月足チャートも重要になってきました。
ビットコイン価格予想
レンジ継続も上昇機運が強い
3月9日からの見解に変更なし。
$53,000に届かずに反発して上昇。
ATH($73,800)を超えるまではレンジと見ますが、日200MAを上抜け、
全てのMAを下に、日足雲も越えており、上昇の気配は強い。
米国株はテンプレ的な天井チャートで、調整が濃厚。
仮想通貨はデカップリングしているものの、米国株につられないか?
警戒が必要な上昇相場です。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 7種 | 3.93% | BTC、BGBなど |
週足雲ブレイク | 43種 | 24.16% | ETH、SOLなど |
週足雲に突入 | 23種 | 12.92% | 1INCH、PENDOLなど |
日200MAブレイク | 1種 | 0.56% | XRP |
日足雲ブレイク | 6種 | 3.37% | XLM、ADAなど |
日足雲内 or 下 | 98種 | 55.06% | AVAX、MATICなど |
センチメントは上向き
恐怖指数は、Fearから一気にGreedへ。
週足雲に帰ってきたコインも多く、センチメントは上向きに。
1日に10%上昇するコインも多く、アルトコイン界隈だけでみると、
まだまだ下落相場入りしているとは考えにくい。
米国株やマクロ経済に左右されやすい状況が続きますので、
下落の警戒は必要で、強気相場の始まりなのか?
ビットコインがATHを更新するまではレンジとして見ておきます。
米国株主要株価指数
全指数で上髭&包み陰線、トレンド転換か
7月6日にアップデートした内容のまま目線変わらずですが、
4指数で上髭&包み陰線となり、トレンド転換が濃厚。
これが調整かトレンド転換かはまだ不明ですが、少なくとも
9月FOMCまでは軟調な米国株相場となりそう。
メガテックから小型株への資金移動が本物か?
小型株の折り返し地点にもご注目!
Russel2000が$2,100より上で折り返し、レンジ上抜けが
確認できると米経済にとっても良いニュースになる。
NVDA
恐怖指数も急上昇しており、大幅な下落が様々な銘柄で確認できますが、
「NVDAの決算発表(8月28日)までは」と動かない投資家が多い印象。
どのような状況でその日を迎えるのか?決算内容と同じくらい
そこまでのトレンド(織り込み具合)も重要になります。
金利と為替
ドル円が155円で再度円安に折り返すのか?を確認中。
米利下げ開始によるドル安からの円高トレンド転換待ちの状況は変わらない。
但し、9月の利下げはほぼ100%織り込んでいる為、むしろ、
その決定で本当に円高になるのか?の不安も浮上しています。
利下げは9月開始、年内2回が市場予想。
9月利下げが行われるか?は、米経済というより大統領選挙の動向の方が、
その影響が大きそう。
指数と同時に、パウエル議長の決断が注目されています。
米国経済指標
小売売上高(6月)
堅調な伸びで消費の底堅さを示唆
減速した雇用統計、インフレ鈍化を確認したCPIとは別に、
小売売上高は前月比で加速。
米経済の消費はいまだ底堅い印象に。
来週の主な指数発表
7月4週の主な指数発表は下記の通り。
PCEコアデフレータが注目なのはいつも通りだが、
マグニフィセント7の決算が始まるので米景気の指標として大注目です。
米国株の決算シーズンが始まります。
今週の仮想通貨ニュース
日本の暗号資産関連の税制改革を要望提出
申告分離課税をベースに継続的な要望提出
2021年以降、継続的かつ現実的な要望提出が続いています。
2024年3月にはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がビットコインの運用を調査し始めるなど、
少しずつ減税が現実的な未来となりつつあります。
要望の内容は、「申告分離課税」と「暗号資産同士の交換では課税しないこと」を
中心に過去の提出から修正を続けているイメージです。
イーサリアムの現物ETFが来週ローンチか
価格に影響が感じられない
米国でイーサリアムの現物ETFが来週開始されることが
確実視される報道が続きますが、あまり価格に影響していない印象。
イーサリアムの現物ETF開始が既に価格に織り込まれているか?が
論点になっており、ローンチ後の価格が注目されています。
過度な期待はせずに、報道を見守ります。
今週の米国経済ニュース
TSMCは予想を上回る決算
今のAIブームが継続するのか?最も重要なことはNVDAの決算だが、
その先行指標として、他社のAI・半導体関連企業の決算が注目されています。
まずはTSMCが決算クリア。
しかし、市場は大統領選挙や利下げに翻弄され、乱高下しています。
ECBは中銀預金金利は据え置き
米国よりもインフレ鈍化が進んでいる欧州が先行して利下げするか
注目されていたが、結果は据え置き。
サプライズはないが、米国金利の先行指標となっている為、欧州の金利も確認していきます。
共和党はトランプ氏を正式に大統領候補に
トランプ氏が演説中に銃撃される
政治的暴力は許されることではなく、非難されるべき事件ですが、
トランプ氏が銃撃された事件で、結果的にはトランプ氏有利に働いています。
各党の候補者選定
民主党は、バイデン氏に候補を一本化していたはずですが、
代わる候補の擁立に向けて、奔走する献金者も増え始め、党の意見が統一できていない状況。
第二次トランプ政権なら、世界中にインパクト
トランプ氏が大統領になるなら、暗号資産業界のみならず、世界中にインパクトが予想されており、
報道の視点によって、伝えるニュースが変わる不透明な状況になっています。
クラウドストライクのシステム障害で世界的大混乱
世界中のWindows、Azureで大規模障害
Windowsのセキュリティで障害となったため、米国、アジア、欧州を中心に、
大規模な障害となりました。
発生から12時間以内に復旧していますが、世界中で多岐にわたるサービスが停止するなど
ITの弱点が再認識される障害となりました。
AI・半導体ブームに水を差す障害となる可能性もありますので、注意して市場観察します。
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