米経済ニュース
1日で7社がチャプター11申請
FRBの利上げ停止を後押し
昨年の急速な利上げを受けきれない会社が3月の金融セクターに続き、他セクターでも破産申請。
シカゴ連銀総裁も、更に数か月にわたって、利上げの影響が表面化してくるとの見解。
良いニュースとは言えませんが、次回FOMCの金利据え置き&米実体経済に関わるニュースとして掲載。
小売売上高
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 (修正値) | 市場予想 | 結果 |
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5月16日(火) | 21:30 | 米 | 小売売上高 | -1.0% (-0.7%) | 0.8% | 0.4% |
5月16日(火) | 21:30 | 米 | 小売売上高コア | -0.8% (-0.5%) | 0.3% | 0.4% |
予想を下回る伸びでも2ヵ月ぶりの+成長で経済の強さを証明
予想を下回る数値も、2ヵ月ぶりの+成長で米経済の強さを示す結果に。
コア数値は今年最大のプラスに。
5月FOMCで利上げ停止が未だ既定路線だが、もう一段の利上げを予想する声も上昇し始める(20%程度)。
米債務上限問題が妥結視野
想定より早い妥結可能性の報道に市場は安堵
5月後半まで先延ばしされ、市場不安につながると思われた米債務上限問題は早くも妥結の可能性を示唆する報道が出てきました。
インフレ圧力や金融不安で不安定な市場に、これ以上新たな問題が出ないよう早めの対策がされた格好か。
楽観的過ぎると、また引き締め報道となりますが、一旦はテールリスクが遠のいたと考えられそう。
日経平均がバブル崩壊後の高値更新
日本株市場に明るい兆しか
日経225がコロナ後2021年9月につけたバブル崩壊時の高値30,800円を更新。
1990年1月の38,900円を頂点に「失われた30年」と言われている日本株が世界的にも注目をあびるようになっています。
「バフェット氏が日本株に注目し、来日して日本株の購入を進めた」報道が上昇の一因と言われています。
他にも「米経済が思いのほか強い状況」や「日銀総裁に植田総裁就任後も金融緩和政策が継続される」などが理由として複合的に語られている。
日本に住んでいる者として、こちらの動向も注視していきます。
来週の主な指数発表
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 前回 | 市場予想 |
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5月25日(木) | 21:30 | 米 | 実質GDP(改定値) | 1.1% | 1.1% |
5月26日(金) | 21:30 | 米 | PCEデフレータ | 4.2% | 4.2% |
5月26日(金) | 21:30 | 米 | PCEコアデフレータ | 4.6% | 4.5% |
PCEコアデフレータが、インフレ圧力を示す数値としてFRBからも注目されています。
また、数値発表後の米金利、株価、ドルインデックスがそれぞれバラバラに動き、相関しない兆候が見えています。
指数発表時には、それぞれの数値を相関しているか?の目線でもチェックしていきます。
米国株の価格予想
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 3.678% | +5.99% | ダウ | 33,377 | +0.40% |
DXY | 103.192 | +0.47% | SP500 | 4,191.99 | +1.65% |
ドル円 | 137.915 | +1.60% | NASDAQ | 13,803.49 | +3.47% |
VIX | 16.81 | -1.29% | 金(Gold) | 1,977.895 | -1.65% |
原油 | 71.841 | +2.52% | BTC | 26,880.26 | -0.14% |
米主要株価指数
ついに重要指標を実体でブレイク!!
今年後半の金利引き下げが意識され始めて、大型テックを中心としたNASDAQが好調。
ついに、NASDAQがWネックのボトムライン、SP500は週足雲を実体でブレイク。
2022年9月を底値にした米国株全体の上昇トレンドは継続中で、このままそれぞれの指標でロールリバーサルできればもう一段上が視野に入る。
但し、NASDAQは「大型テックが大きく上昇しているだけで小型株はまだあまり元気がない」「RSIも70付近まで上昇」で、勢いが長く続かない可能性は高めです。
調整が入る場合は、最も楽観的でも$12,500付近。
株価とFedWatchツールの金利市場予想が連動しない
2021年の金利上昇から続いていた「金利上昇予想が強い=株価下落」という連動がもうなくなっています。
現在は、各種報道で6月の金利上昇が織り込まれても株価は上昇。
利上げの打ち止めは近いとみて、もう一回上がるかどうかは問題ではなく、「いつ利下げするのか」「米経済はリセッション入りするのか(いつ?その深さは?)」に市場の注目が移ったという事でしょう。
数値発表時の株価への織り込み方も変化していますので、週足トレーダーとしてしっかり日足、週足の確定まで待って分析するようにしていきます。
仮想通貨ニュース
テザー社がビットコインを規則的に購入予定
営業利益の15%を最大値として、規則的にビットコインを購入していくと発表。
同社もここからまだ長期的にビットコインが上昇していくと考えている象徴的な動きで、市場は好感。
国内取引所で取引所間送金先に制限
トラベルルール対応の為、異なるプロトコルの取引所で送金不可へ
日本の独自ルールであるトラベルルール(マネーロンダリング対策)に適用する為、異なるプロトコルを採用する取引所への送金に制限がかかる。
2023年5~6月頃の開始とされており、具体的な日付はまだ明記されていない。
主なTRUST採用企業 | 主なSygna Alliance採用企業 |
ビットフライヤー コインチェック クリプトガレージ Binance.US Coinbase Fidelity Digital Assets Gemini Kraken Paypal | ビットバンク BTCBOX DMMビットコイン GMOコイン ビットトレード LINE BITMAX 楽天ウォレット SBI VCトレード フォビジャパン AscendEX MEXC |
取引所間の送金もメタマスク経由が一般的になりそう
異なるプロトコルを採用している企業に送金したい場合は、メタマスクなどのウォレットを経由する方法が一般的となりそう。
Binance→ビットバック、ビットバンク→コインチェック など今まで当たり前だった送金がNGとなる。
Goxしないように、過去に送金した事があるやりとりでも送金前の少額テストはやはり必須になります。
Goxとは
預け先の仮想通貨取引所などがハッキングされて、仮想通貨資産を失うこと、引き出せなくなること。代表的な例では、2018年1月に発生したコインチェック事件があります。
コインチェック事件とは?北朝鮮によるハッキング犯行説とその後の展開 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)コインチェック事件とは コインチェック事件とは、2018年1月26日、仮想通貨取引所「Coincheck」が外 ...セルフGoxとは
自分の過失で仮想通貨資産を失うこと、引き出せなくなること。代表的な例では、【1】送信先のアドレスを間違える送金ミス【2】別のネットワークへの送金ミスがある。
マーケット情報 | ビットバンクプラス暗号資産やブロックチェーンに関することなら 「ビットバンクプラス」日本最大級暗号資産取引所・販売所「ビットバンク」が運営!
仮想通貨の価格予想
ビットコイン
週200MAをサポートに上昇トレンド継続中
3月に大陽線でブレイクした週200MAでロールリバーサルして、上昇トレンド継続中。
様々な報道があり、短期は一喜一憂がありますが、中期以上の目線は変更なし。
引き続き、$30,000を超えていけるかがポイントになっています。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
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ATH(史上最高値) | 1種 | 0.76% | OKB |
週足雲ブレイク | 3種 | 2.29% | AGIX、OG |
週足雲に突入 | 23種 | 17.56% | BTC、ETHなど |
日200MAブレイク | 7種 | 5.34% | ADA、SOLなど |
日足雲ブレイク | 0種 | 0.00% | |
日足雲内 or 下 | 97種 | 74.05% | MATIC、AVAXなど |
週足ではBTCより一足先に上昇を始めるコインあり
ビットコイン同様レンジを形成しているコインが多数ですが、中には先行して上昇を始めるコインもあります。
「先に底打ちしたアルトコインからBTCより先に上昇するコインが出始める→続いてBTCが上昇→BTCにつられて他のアルトも全体的に上がっていく」の流れは、もはや仮想通貨業界のテンプレ。
同様になっていくのか?アルト市場からヒントが出ないか注視しています。
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