ビットコイン準備金 設立の大統領令にトランプ氏が署名。
歴史的な一歩となるも、事前に示唆されたアルトコインは含まれずに市場は下落。
ホワイトハウスで初めて行われた「仮想通貨サミット」は、新しい情報なく期待外れ。
マクロ環境も「トランプ関税」「米経済の鈍化」「ロシアウクライナ戦争の停戦目途が立たない」
と悪材料が多く、下落相場が継続する一週間となりました。
ビットコイン価格予想

トランプ発言に一喜一憂
先週のまとめから変更なし。
トランプ発言に一喜一憂する相場で、ボラティリティが大きくなってきた。
しかし日足では、下髭が長く、下値切り上げが続き、日200MAでサポートと悪いチャートには見えない。
マクロ環境にもネガティブな材料が多い為、当面は先読みの難しい積み立て推奨相場が続きそうですが、3月2日頃からポジティブなニュースがポジティブに反応するようになってきました。
大局観に変更はないので、このままその時(仮想通貨バブル)を待ちます。
アルトコイン

センチメント悪化も底は近いか
先週より更にセンチメントは悪化しており、80%以上のアルトコインが日足雲から転落し、仕切り直しに。
しかし、Crypto Fear&Greed Index は、先週を底に上昇しており、RSIも底打ち感の見える銘柄が多くなってきました。

好転の兆しはまだ見えませんが、「底打ち感」を感じる指標が多くなってきたことは事実。
未だに単独上げをするコインも見受けられるため、まだまだバブル相場の途中と考える方が自然。
センチメントが改善されるまで、ガチャガチャせずにその時を待ちましょう。

米国株主要株価指数

ナスダック100指数が調整局面入り


NASDAQも調整入り
先週のマグニフィセント7調整入りの後、NASDAQも調整入りで、トランプ大統領就任後の米国株は軟調が続く。
しかし、2~3月の軟調な相場は大方の見立て通りで、2025/2/15のアップデートから変更なし。
「トランプ関税」から始まり、その発言に市場が振り回されている日々が1か月以上続いています。


恐怖指数とFear&Greed Indexも乱高下しており、市場がその都度に右往左往していますが、
落ち着くまでは「ドルコストで積み立てて、上昇を待つだけ」が経験上、最も効果的です。
今は、あまり考えずに市場が落ち着くのを待ちます。
金利と為替

FRB利下げ観測が急速に進むも「急ぐ必要はない」とFRB議長



トランプ関税も然ることながら、雇用統計で利下げ観測が高まったことが一番大きな要因としてドル安に。
円安の背景
そもそもの円安起点は、2022年2月24日ロシアウクライナ戦争の開戦。
小麦の輸出量1位のロシアと4位のウクライナで始まり、小麦そのものと、小麦を使って栽培する様々な資源が高騰し世界的なインフレに。
その中で、日本円だけがマイナス金利で緩和政策を続けており、当時115円前後だった円安が急激に上昇して現在に至る。
今週は、弱い雇用統計で、米国の利下げが進む観測となっており、急激なドル安に。
日本は、次回会合で利上げの報道もありますが、利上げを進めてもインフレ率を差し引いた実質金利がマイナスのままであり、日本はまだまだ緩和政策が継続している状況です。
大きなドル安となっていますが、ドル円がそこまで円高に振れないのは、これが理由とされており、
円の弱さが改善されるにはまだまだ月日を要します。
米国経済指標
ISM製造業景況感指数(2月)

拡大圏も予想より下振れ

製造業は過去最長の50割れを先月脱しており、予想よりも少ないものの今月も50以上を維持。
景気後退を示唆しうる数値だが、市場は利下げに繋がるとも判断して、大きな下落はない。
ISMサービス業景況感指数(2月)

市場予想より上振れ、雇用指数は3年ぶりの高水準

米経済を占う指数として注目を集めており、強弱を合わせながらトレンドでは下落している。
先月比では上昇している為、ミックスシグナルであり、他指数と合わせて見るようにします。
雇用統計(2月)



市場予想よりも弱く、利下げ根拠か

雇用者数、失業率、平均時給ともに市場予想より弱い数字に。
まだ微減でトレンド確認とはいかないが、他指数がミックスシグナルの時期で市場は利下げを更に織り込む。
強い米経済の根幹が揺れ動き始めており、ソフトランディングよりもリセッション、
そのままインフレも起こるスタフグレーションの危険も孕んできました。
株価は大きく下落しています。
来週の主な指数発表
3月3週の主な指数発表は下記の通り。

米経済が鈍化しており、CPIに注目。
また、サマータイムが始まりますので、市場の時差に注意です。
今週の仮想通貨ニュース
トランプ大統領、ビットコイン準備金設立の大統領令に署名


但し、マクロ要因と当初の報道にあったアルトコインは含まれず「ビットコインだけになった」ことを受けて、市場全体はあまり反応ない。


仮想通貨サミットは重要進展なしで期待外れ


アプトス現物ETFの申請書がSECに提出 ドージコインなどに続く事例

日本の仮想通貨、分離課税への道筋

今週の米国経済ニュース
トランプ関税



即日実施 → 一部適用外 → 多くの品目を除外など目まぐるしい変化に株価は乱高下


米ウクライナ首脳会談は合意に至らず




台湾TSMC、米国で1000億ドル追加投資

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