強い米雇用、米国株で大陰線 2025-01-11

強い米雇用で、米国株は急落。

仮想通貨はBTCが下落後も底堅い動きを見せて他コモディティより安定している印象。

急落の米国株に対して、底堅い仮想通貨で逆相関となり、この逆相関が継続していくかに注目。

ソフトランディングがより濃厚になってきているが、あまりの強さに利下げ期待も後退。

2025年で利下げ予想が1回となり、これ以上利下げ予想が後退することはなさそうで、

ソフトランディングに向けた株価の調整は、織り込み終えたようにも見える。

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ビットコイン価格予想

強い米雇用もBTCは底堅い値動き

2024-11-23のまとめから変化なし。

20-30%程度の調整を挟みながら、$130,000ドルを目指す。

2024年以降、ETFの流入で時価総額が大きくなり始めており、

過去のバブルより上昇に時間がかかったり、その上昇率も小さくなる可能性が高い。

(それでも他アセットより断然資金効率は良い)

$92,000-93,000前後で底堅い動きを見せており、BTCが大きく崩れない為、

先行して売られたアルトコインも買い戻されている展開です。

引き続き、状況を見守ります。

アルトコイン

底堅いBTCにつられ、急落は回避

急落しそうになりましたが、BTCの底堅さにつられ、アルト市場も

BTC同様に、一定の下落で事なきをえる。

未だ、75%は日200MAの上を維持できており、Fear&GreedIndexもいまだ「Greed」。

大きく下落した米国株とは異なる値動きとなり、今後も米国株と仮想通貨の逆相関が

継続していくのか?が注目です。

米国株主要株価指数

強い米雇用、4指数でブリティッシュハンマー↓

上目線継続も調整局面。

強い雇用統計の結果を受けて、4指数で包み大陰線となるブリティッシュハンマーが発生。

どこまで調整するかは、大統領就任後の大統領令と次のFOMCでの利下げ期待へのコメントによる。

大局観は、先週2024-11-23のまとめから変更なし。

金利と為替

米金利とDXY、ドル円

強い米雇用統計をうけて、市中の長期金利が上昇。米国株と債券の同時安、ドル高に。

FFレートの利下げ予想はさらに後退し、2025年の間に1回の予想になりました。

逆に、これ以上、利下げ予想が後退することは考えづらく、ソフトランディングに向けた

株価の調整は一旦区切りがつけられそうな印象もある。

FedWatchツール FFレートのコンセンサス

米国経済指標

ISM製造業景況感指数

低迷も2カ月連続の上振れで景気の上向き示唆か

米ISM製造業景況指数、12月は49.3に上昇-2カ月連続で持ち直す
米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業総合景況指数は、2カ月連続で持ち直した。新規受注と生産が上昇し、製造業を覆っていた暗雲が晴れ始めている可能性が示唆された。

製造業は2カ月連続で市場予想を越える持ち直しで、次月は50を超えそうな勢い。

長らく2022年末から長らく50以下を低迷しており、もし50を超えて回復してくるようなら、

ソフトランディング成功にまた一歩近づく印象です。

ISMサービス業景況感指数

予想よりも強く底堅いサービス業を示す

米ISM非製造業総合景況指数、12月は54.1に上昇-市場予想53.5
:米供給管理協会(ISM)が発表した12月の非製造業総合景況指数は54.1に上昇。ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は53.5。前月は52.1だった。同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す。

また市場予想を上振れる「底堅いサービス業」を示す結果に。

こちらもソフトランディングに向けた数値になった。

同時刻に発表されたJOLTS求人(11月)が上振れした為、利下げ期待の後退から市場は急落。

FOMC議事要旨

FOMC議事要旨:利下げペースの減速、多くが必要性を認識
米連邦公開市場委員会(FOMC)は昨年12月、政策金利の引き下げにおいて新たなスタンスを採用した。インフレリスクが高止まりする中、向こう数カ月はもっとゆっくりと行動することを決定した。

FOMC当日の印象に近い

ドットチャートが年利下げ2回と示されたように、利下げペース減速の必要性を示唆。

これまでに比べれば「タカ派」の内容で、FOMC当日にパウエル議長から受けた印象と

概ね一致していました。

雇用統計

強い米雇用&失業率4.1%

米雇用統計、12月の非農業部門雇用者数25.6万人増-失業率4.1%
昨年12月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが加速し、失業率は前月から低下した。

3つ全てで強い数字となり、後退している利下げ期待を更に後押し。

市中金利は大きく上昇し、米国株は大陰線。

仮想痛通貨はBTCが反発を見せ、他コモディティより底堅い動きとなっている。

来週の主な指数発表

1月3週の主な指数発表は下記の通り。

強い雇用統計に続き、CPIと小売売上高に注目が集まる。

TSMCの決算もあり、米決算シーズンが始まります。

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