CPI、PPIが発表されましたが、利上げ根拠にはならず。
但し、景気後退には程遠く、米金利を「高く長く」する根拠に。
米10年金利が節目の5%に到達してしまうのか?が市場の関心事。
ビットコイン価格予想
BTC待望の週足雲横抜けが近い
日足では、直近押し安値$24,800と週200MAに挟まれたレンジ相場が続く。
下は日50MA、日足雲で支えられており、目線変更なし。
週足では、BTC待望の週足雲横抜けが見えてきました。
2021年仮想通貨バブル後、初めてBTCの上値が軽くなります。
少しずつ上昇の条件が整ってきていますので、積み立てを続けて、
その時を待ちましょう。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 0種 | 0.00% | |
週足雲ブレイク | 7種 | 5.15% | TRX、XDCなど |
週足雲に突入 | 7種 | 5.15% | BTC、XRPなど |
日200MAブレイク | 1種 | 0.74% | OGN |
日足雲ブレイク | 4種 | 2.94% | TWT、Tなど |
日足雲内 or 下 | 117種 | 86.03% | ETH、MATICなど |
ETHが週足雲から転落
アルトコインは、BTCより弱い相場が続いています。
特に、ETHがついに週足雲から下落。
まずは、BTCの週足雲上抜けがいつになるか?が論点ですので、
それまで下落せずに持ちこたえたいところ。
米国株主要株価指数
SP500、NASDAQの三角持ち合い
SP500、NASDAQの三角持ち合いの結果待ち。
米経済の先行指標といわれるRussel2000が、勢いなく失速しているのも気になるところ。
相変わらず、「指数発表の結果による米金利乱高下」に大きく左右される相場が続いています。
先週同様、「金利高止まりによる下落圧力」があるものの、
「アノマリー、テクニカル的には上昇も見込める」という難しい相場。
三角持ち合いの結果が出るまで、待ちましょう。
米金利
米国債10年金利が5%超えていくのか?
市場で最大の関心になっている米金利。
節目の5%を超えていくかで、米国株に更に大きな影響が出てきそう。
また、短期金利との逆イールドが進んでおり、
解消された時はリセッション入り間近と言われています。
FFレート市場予想は、PPI・CPIを受けて、FRBの利上げ予想は減少。
年内のFRB追加利上げは、約30%しか織り込んでいません。
当面は、米国株と一緒に、米金利の関連数値も確認していきます。
米国経済指標
PPI(9月)
市場予想より高い伸びで3か月連続上昇
6月に底打ちした後、3ヵ月連続の上昇。
翌日のCPIも同様の傾向になる可能性があると市場は乱高下があったが、
CPIは市場予想通り(後述)であり、株価にも大きな影響なし。
CPI(9月)
CPIは市場予想に一致
CPIは、市場予想に一致し、米国株に大きな影響はなし。
重要なコアCPIは、前年比で継続的な鈍化がみられる。
FOMCでの追加利上げ論拠になるかは微妙ですが、少なくとも
金利を「高く長く」持続させる論拠にはなりそうです。
来週の主な指数発表
日時 | 時間 | 国 | 指標 | 市場予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|---|
10月17日(火) | 21:30 | 米 | 小売売上高 | 0.2% | 0.6% |
10月17日(火) | 21:30 | 米 | コア小売売上高 | 0.1% | 0.6% |
上記以外には、米国株の決算シーズンが本格化してきます。
マグニフィセント・セブンからはTSLA(日本時間:10月19日(木)6:00)の決算があります。
今の米国株の価格を決めるのは「金利」と「実経済」。
金利の高止まりがほぼ決定的な中、各企業の決算が落ち込まないのか?
注目が集まっています。
今週の仮想通貨ニュース
ARK、ビットコイン現物ETFの申請を修正
承認率を高めるために修正案を提出
ブラックロックの承認が期待されていますが、同時期にビットコイン現物ETFを
申請しているARKが修正案を提出。
現物ETF承認に向けて関連ニュースが注目されています。
市場がどの程度、承認を織り込んでいるのか?意識しながら、確認します。
今週の米国経済ニュース
FOMC議事要旨はサプライズなし
FOMC当日のまとめで大方の見方通り
FOMC議事要旨は、大方の見方通りでサプライズなく通過。
内容もFOMC当日のまとめにほぼ一致。
「ハマス」とイスラエルの武力衝突
中東での武力衝突リスクを米国株は織り込めていない
先週10月7日に、ハマスの大規模攻撃で始まったイスラエルとの武力衝突。
原油・金は上昇したものの、株価にはあまり織まれていないように見える。
米国が参戦するリスクも、ウクライナと同じく長期化するリスクもあるので、
対岸の火事ではない事を認識して関連報道を確認してく。
*一刻も早い紛争の解決を記念しています。
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