追加利上げ示唆もビットコインは底堅い 2023-07-01

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今週のマーケット

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債3.843%+2.84%ダウ34,500+1.28%
DXY102.921+0.05%SP5004,450.37+2.35%
ドル円144.280+0.40%NASDAQ15,179.21+1.93%
VIX13.59+1.12%金(Gold)1,919.525-0.09%
原油70.344+1.37%BTC30,471.99-0.03%
6月30日終値の週間騰落率

ビットコイン価格予想

長期足に目線変更なし

6月30日に、SEC「ビットコイン現物ETFの申請は不十分」発言も、全戻しでビットコインは底堅い。

6月の月足が確定。

月50MA付近で折り返し、月足で上昇トレンド継続。

短期では、引き続き$30,000より上をキープして、週足雲($31,800)の上抜けを狙っていきたい。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)1種0.76%OKB
週足雲ブレイク5種3.82%BGB、AGIXなど
週足雲に突入22種16.79%BTC、ETHなど
日200MAブレイク4種3.05%SFP、ETC、FTT
日足雲ブレイク1種0.76%DOME
日足雲内 or 下98種74.81%ADA、SOL、MATICなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全131種から参照

週足雲にチャレンジしそうなコインが増えてきた

BCH・COMPなどを中心に、急上昇するコインも出てきました。

まだ、ビットコイン頼みですが、少しずつアルトコインにも資金循環してきている。

当面は、ビットコインの現物ETF申請に関する報道に左右されやすい印象が続きそう。

チャートでは、週足雲のすぐ下に位置しているコインが多く、「週足雲に突入」がどれだけ増えていけるかで仮想通貨のセンチメントが変わってきそう。

米国株主要株価指数

全指数上昇で強い上昇が続く

NASDAQもレンジ形成のみで下落せず、全指数の強い上昇が続く。

特に、Russel2000が大きく上昇し、小型株も元気がよいのがわかる。

先週と目線は変わらないので、3月以降、週足での上昇が続いており、いつか来る週足の調整は近いと考えておく。

ドルの利上げ示唆から再び円安へ

為替介入が警戒される

2022年に為替介入があった145円が近くなってきました。

去年の為替介入の時期のブログで当時のことも確認しておく。

米国経済指標

実質GDP(確報値)

日時時間指標前回市場予想結果
6月29日(木)21:30実質GDP(確報値)1.3%1.3%2.0%
日本時間で表記

確報値で大幅上昇、底堅い経済を象徴

米GDP、1-3月確定値は前期比年率2%増-予想1.4%増
1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)確定値は、前期比で年率2%増加した。改定値の1.3%増からは大幅な上方修正。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は1.4%増だった。前四半期は2.6%増。

市場予想を大きく上回り、底堅い米経済を象徴する結果で、株価は7月FOMCでの利上げをさらに織り込むことに。

ただし、GDPは2023年1-3月GDPの確報値ですので、リアルタイム経済とは異なりますので注意。

PCEデフレータ

日時時間指標前回市場予想結果
6月30日(金)21:30PCEデフレータ4.4%3.8%3.8%
6月30日(金)21:30PCEコアデフレータ4.7%4.7%4.6%
日本時間で表記

市場予想通りの伸び鈍化

米PCE価格指数の伸び鈍化、実質消費は横ばい-景気失速を示唆
5月の米個人消費支出(PCE)統計では、インフレが鈍化し、消費支出は実質ベースでほぼ横ばいにとどまった。米経済の主要なけん引役が勢いを幾分失い始めたことが示唆された。

コアデフレータは横ばいも、デフレータは市場予想通りに鈍化して、成長鈍化を示す結果に。

こちらのデータからは、インフレ抑制に進んでいる印象。

来週の主な指数発表

日時時間指標前回市場予想
7月3日(月)23:00ISM製造業景況感指数46.947.1
7月5日(水)04:15FOMC議事要旨
7月6日(木)23:00ISM非製造業景況感指数50.351.2
7月7日(金)21:30非農業部門雇用者数33.9万人22.5万人
7月7日(金)21:30失業率3.7%3.7%
7月7日(金)21:30平均時給4.3%4.2%
日本時間で表記

最注目の雇用統計が7月7日に発表されます。

また、7月4日(火)は、アメリカ独立記念日で祝日です。

前日7月3日(月)の午後から7月4日(火)全日が米国株の休場日となります。

今週の仮想通貨ニュース

米フィデリティもビットコイン現物ETFの申請準備

フィデリティ、ビットコイン現物ETFの申請準備=情報サイト
米資産運用大手フィデリティが暗号資産(仮想通貨)ビットコイン現物に投資する上場投資信託(ETF)の上場を米証券取引委員会(SEC)に申請する見通しだと、情報サイトのザ・ブロックが27日報じた。

相次ぐETF申請に期待が膨らむ

ブラックロックの現物ETFを皮切りに、先週、今週と申請または申請準備の報道が相次いでいます。

本命がブラックロックの申請であることは変わりありませんが、仮想通貨業界最大の好ファンダとして、関連ニュースはチェックしていきます。

マイクロストラテジーがビットコインを買い増し

https://jp.cointelegraph.com/news/micro-strategy-buys-347m-worth-of-bitcoin-amid-market-thaw

マイクロストラテジーの平均取得単価は押し目として市場が意識

発表されたマイクロストラテジーの保有枚数と平均取得単価は以下の通り。

ビットコイン保有枚数152,333枚
総平均取得単価$29,688
2023/7/1現在の時価約45億7000ドル
1BTC=$30,000で算出

まだまだ上昇トレンドの形成期だとマイクロトレンドも考えているか。

マイクロストラテジーの平均取得単価は、市場が「くじらの平均取得金額」の目安として捉えいます。

押し目として意識されることが多いので、常に確認していきます。

SEC「ビットコイン現物ETFの申請は不十分」も再提出を求めるステージか

SEC「現物型ビットコインETFの申請は不十分」、Cboeがフィデリティなどの書類を更新 |1日朝の重要速報まとめ
米SECは昨夜、ナスダックとCboeに対し、ブラックロックやフィデリティなどが最近提出した現物型ビットコインETFのの申請書類が“明確かつ包括的”ではなかったと指摘。これを受けてSECの指摘を受けて、米Cboeは5つの現物型ビットコインET...

ビットコインは大きなコマで上昇トレンド継続

ショッキングなニュースでビットコインは一時$29,500まで急落。

しかし、中身を見ると、「非承認」の意味ではなく「不足部分の再提出」を求める内容。

ビットコインもすぐに値を戻して、また$30,000より上で推移。

むしろ、ビットコインの底堅さを証明する結果に。

今週の米国経済ニュース

パウエル議長、改めて連続利上げを排除せず

パウエル議長、連続利上げ排除せず-7月と9月に動く可能性示唆
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、根強い物価上昇圧力を抑え、驚くほど底堅い労働市場を沈静化させるため、連邦公開市場委員会(FOMC)が7月と9月の会合で政策金利を引き上げる可能性があると示唆した。

労働市場が驚くほど底堅い

パウエル議長の発言機会がありました。

「政策は景気抑制的だが、まだ十分ではない可能性があり、インフレ圧力を抑えることが最重要」だと再発言。

特に、労働市場は「驚くほど底堅い」と表現。来週の雇用統計が引き続き重要。

市場予想では「労働市場が沈静化しないうちは利上げが既定路線」だとしています。

7月FOMCの利上げ予想は86.8%

6月30日現在で、FedWatchツールでは、86.8%で7月FOMCでの利上げを織り込んでいます

ただし、市場の織り込みはこの1回のみで、パウエル議長の言う連続利上げはまだ織り込んでいない。

市場は、引き続き「いつ政策が金融緩和に傾くのか?」に注目が集まっています。

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