米国経済
日銀金融政策会合
YCC据え置きで総裁の後任人事に一層の注目が集まる
緩和修正の思惑が先行していたが、10年金利を0.5%で据え置き
そのままYCC(イールドカーブコントロール)を継続し、指値オペも毎日の実施を続ける。
現状は据え置きだが、日銀総裁の後任の任期開始となる4月以降の利上げを示唆する内容あり。
ドル円は「円高トレンド継続」され、日銀総裁の後任人事に一層の注目が集まるように。
次の総裁の考え方・発言次第で、ドル円の方向性が決まりそうです。
小売売上高
日時 | 時間 | 指標 | 前回 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
1/18(水) | 22:30 | 米)小売売上高(前月比) | -0.6% | -0.9% | -1.1% |
1/18(水) | 22:30 | 米)小売売上高コア(前月比) | -0.2% | -0.4% | -1.1% |
消費も鈍化が始まりつつあることを示唆
好調な米経済成長を支えていた消費も、その堅調さが失われつつある数値が出てきました。
ここでもインフレ鈍化(=経済成長のブレーキ)を示す結果となりましたが、2022年ほどの株価上昇は見せず。
市場は「悪いニュースは良いニュース」も一巡で、既に織り込み済みの様相。
ここからは、発表される数値でインフレ鈍化が進んでいるか確認しながら、「金利」にさらに注目する相場となりそうです。
FRB理事(ウォラー氏)からFFレートに関するハト派発言
米国株高、仮想通貨高、DXY下落へ
まだまだタカ派発言が続くとみられていたFRB関係者からのハト派発言で、市場が株高に反応。
何か環境変化があったわけではないですが、ここでも市場が上がるきっかけを探しているように感じます。
金利予想はさらに下落
市場が金利据え置きを織り込みすぎている気がしていますが、発表される指数は景気悪化を指すものばかり。
パウエル議長がタカ派発言を続けますが、金利は4.75-5.00%でこのまま落ち着くシナリオも現実味を帯びてきました。
来週の主な指数発表
日時 | 時間 | 指標 | 前回 | 市場予想 |
---|---|---|---|---|
1月26日(木) | 22:30 | 米)実質GDP | 3.2% | 2.9% |
1月27日(金) | 22:30 | 米)PCEデフレータ | 5.5% | 5.3% |
1月27日(金) | 22:30 | 米)PCEコアデフレータ | 4.7% | 4.3% |
継続的に見ている米インフレ鈍化の進捗を確認する指標です。
また、米国株は決算シーズンで、来週は1月25日6:00にマイクソロソフト、1月26日7:00にテスラの決算を控えています。(ともに日本時間)
こちらもNASDAQに影響ありそうです。
今後は「金融相場」→「業績相場」へと市場の雰囲気が変わっていきそうなイメージがあります。
「金利に最注目」を前提に、各企業の決算情報が、さらに重要度を増していきますので、要チェックです。
米国株
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 3.484% | -0.66% | ダウ | 33,363 | -2.75% |
DXY | 101.528 | -0.18% | SP500 | 3,972.60 | -0.66% |
ドル円 | 129.547 | +1.33% | NASDAQ | 11,619.03 | +0.67% |
VIX | 19.85 | +8.17% | 金(Gold) | 1,926.060 | +0.30% |
原油 | 81.479 | +1.74% | BTC | 22,666.00 | +8.59% |
米主要株価指数
SP500とNASDAQが1年続く下落トレンドラインを上抜けしたい!!
2021年11月から続く下落トレンドラインをSP500とNASDAQがいつ上抜けするかで市場のセンチメントが変わってきそうです。
来週、再来週でも抵抗されて、仕切り直しになると、SP500が週200MAと下落トレンドに挟まれるレンジのじれったい相場に逆戻りです。
SP500はトレンドラインと週足雲、NASDAQはトレンドラインと週200MAが、それぞれ同時に抵抗になっています。
FOMCまでに上抜けしておけると、その後の展開も期待できそうですが、そううまくはいかない事がほとんどです。
あまり強気にならず、継続して様子を見ていきましょう。
毎月のコツコツ積立は2022年から継続中です。
仮想通貨
FTX騒動ニュース
ジェネシスが破産申請に向けて準備
FTX騒動から約2ヵ月、その余波でジェネシスがチャプター11を協議。
仮想通貨市場は、多少下げたものの大きな下落なし。
やはり、市場は悪いニュースを織り込み、良いニュースを探し始めているフェーズのようです。
FTXが仮想通貨取引所の再開を検討
FTX再開の噂で、FTTが高騰。
こちらは、良いニュースに価格が敏感に反応しています。
仮想通貨市場のセンチメントが年明けから一変して明るくなってきました。
下を試す可能性を考慮しつつ、上目線にシフトチェンジしていけそうです。
ビットコイン
FTXショック前の価格をブレイク!!
先週、日200MAと日足雲をまとめて1週間でブレイク。
勢いそのまま、直近の最重要レジスタンスだったFTXショック前の価格($21,500)もブレイク!!
次は週200MAへのチャレンジになりますが、日RSIが70overを継続中で、どこかで調整してからチャレンジしたいところ。
下は日200MAをサポートラインに、週200MAをブレイクすると、市場の雰囲気もまた一段と明るくなりそうです。
週200MAブレイクまでは、毎月コツコツ積立継続です。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
週足雲ブレイク | 1種 | 1.04% | OKB |
週足雲に突入 | 1種 | 1.04% | LTC |
日200MAブレイク | 23種 | 23.96% | BTC、ETHなど |
日足雲ブレイク | 24種 | 25.00% | SOL、AVAX、SANDなど |
日足雲内 or 下 | 47種 | 48.96% | XRP、MATIC、DOGEなど |
BTCに続いて半数以上のコインが日足雲ブレイク!!
2021年11月以降、今が最もアルト市場もセンチメントが明るい!!
1年かけて大きく下落している為、週足雲にはまだまだ到達しませんが、日足では半数以上のコインが上昇相場に反転できています。
今回はBTCが先行して上昇。それにアルトコインがついてきた印象です。
暗号資産全体が大きく上昇する時は、先にBTCドミナンスが上昇する傾向があります。
その後、アルトコイン全体が上昇する為、瞬間的にあがったBTCドミナンスは下落へ転じます。
ちょうどBTCドミナンスが上昇に転じています!!
このまま50以上まで上昇できると大相場になりそうなので、こちらも注目していきます!
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