取引量の少ない1週間、週明けに備えよう 2022-11-26

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米国株

FOMC議事要旨公表

利上げペースはまもなく減速が大多数に

ターミナルレートは当時予想(4.75-5.00%)より高い可能性を示唆

・全体として「ハト派より」の印象に

「ハト派より」の印象に

議事要旨なので、もちろん目新しい情報はなく、内容も同じなのですが、書類として「ハト派より」な印象になっています。

*FOMC当日は、ターミナルレートの上振れが話題の中心で「タカ派より」と捉えられていた。

やはり、上がりすぎれば警笛を鳴らされ、下がりすぎれば緩和を匂わすというバランスを取りながら、ソフトランディングを目指しているように見えます。

米国株式市場は、そのまま感謝祭で休場となりますので、株価への影響はあまりありません。

週明け月曜日の値動きには注目です。

金利見通し

報道の度に、ターミナルレート(来年の最高金利)が揺れ動いています。

FedWatchより 年間金利見通し

目先より来年のターミナルレートが焦点

12月FOMCは50bp利上げが濃厚

市場は、その先の「ターミナルレートの織り込み」に一喜一憂しているようです。

ターミナルレートは5.00-5.25%が既定路線。

前述のとおり、そこに至るまでにハト派とタカ派意見が交互に出ながら、ソフトランディングを目指していくイメージです

ブラックフライデーの個人消費

ブラックフライデーの売り上げが、個人消費の指標として注目されています。

感謝祭のネット通販売上高は2.9%増、アドビ集計-米年末商戦
米感謝祭の祝日(24日)の米オンライン小売売上高は2.9%増の52億9000万ドル(約7370億円)だったと、アドビ・アナリティクスが25日明らかにした。年末商戦全体について同社は2.5%の増加を見込む。ブラックフライデー(25日)のネット...

微増も物価高を反映したに過ぎないか

米感謝祭の祝日(24日)の米オンライン小売売上高は前年比2.9%増と発表されました。

しかし、物価高を反映しているだけで個人消費は既に鈍化しているのでは?

オンライン小売売上高は、クレジットカード払いが大半で個人消費の反映には時間がかかるのでは?

と好調な売上に懐疑的な目線も多い。

来週のPCEコアデータや雇用統計で景気鈍化が進んでるのか?がより重要になってきます。

中国の景気後退リスク

中国でのコロナ感染拡大が止まらず、世界の工場が再度ロックダウン拡大となっています。

中国上海市、入境者に飲食店などの出入り5日間禁止-新たな水際対策
中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。上海や北京など一部の主要都市はコロナのまん延を阻止しようと人々の移動抑制を図る措置を打ち出した。

米国経済へのマイナス影響が懸念

ソフトランディングを目指している米経済。

リセッション入りは確実視されていますが、中国経済の不調につられて、想像以上の不況になる事も視野に入り始めました。

米経済単独で見れば、FRBが上手にコントロールしているように見えますが、中国を含む世界経済とどのように連動していくのか?

こちらも注視していきます。

アップルの中国依存、リスク高まる-iPhoneシティーでの混乱で露呈
米アップルのスマートフォン「iPhone」の生産を請け負う台湾企業、フォックスコン・テクノロジー・グループが中国の河南省鄭州市に設けている製造施設で、待遇面を巡る従業員の抗議活動が22日遅くに起きた。その時、特別ボーナスに誘われて仕事に復帰...

米主要株価指数

銘柄終値騰落率銘柄終値騰落率
米10年債3.691%-3.65%ダウ34349+1.85%
DXY106.062-0.85%SP5004026.11+1.53%
ドル円139.146-0.85%NASDAQ11756.03+0.68%
VIX20.50-11.33%金(Gold)1753.555+0.15%
原油77.019-4.79%BTC16522.14+1.49%
11月25日(金)の終値と週間騰落率 (BTCは11/25終値での割合)

米:感謝祭で取引ボリュームが少ない

米:感謝祭で、取引ボリュームの少ない週であり、大きな変化は見られずにそれぞれの週足を確定。

VIX(恐怖指数)が「20」付近まで下落、DXYも長期金利も下がり始め、株価市場は「もうすぐ上がる」と楽観的なムードに見えます。

上目線ですが、今後も もみ合いながらの上昇を想定しており、過度な楽観は禁物です。

上目線継続に変更なし

米主要株価指数 週足チャート

先週から目線に変更なし。

*取引ボリュームが極端に低いのは前述の感謝祭による休場のため

引き続き、ダウが$35,000をブレイクして、Wボトムを形成できるか?

それに続いて、他指数が下落トレンドを上抜けできるか?に注目。

NASDAQは弱く、「ダウに連れ高」の印象に変化なし。

10月底値を守っている限りは上目線であり、週200MAより上で推移している間は市場センチメントも良いです。

来週の主な指数発表

日時時間指標前回市場予想
11月30日(水)22:30米実質GDP2.6%2.6%
12月1日(水)22:30PCEデフレータ6.2%6.0%
12月1日(水)22:30PCEコアデフレータ5.1%5.0%
12月2日(水)ISM製造業景気指数50.249.7
12月2日(金)22:30米11月非農業部門雇用者数261千人202千人
12月2日(金)22:30米11月失業率3.7%3.7%
日本時間で表記

11月30日~12月2日にかけて、重要指数が立て続けに発表されます。

特に、PCEコアデフレータ雇用統計は、インフレの指標となっていますので、株価や金利への影響が高そうです。

仮想通貨

サッカーワールドカップ(W杯)が開幕

ファントークンやNFTが仮想通貨界隈で有名になってから、初めてのサッカーワールドカップ開催。

市場に関係なく、チームの勝敗で大きな値動きへ

23日朝の金融市場短観|NYダウ反発 アルゼンチン逆転負けでファントークン急落
カタールW杯のアルゼンチンvsサウジアラビアの試合でアルゼンチンが逆転負け。ファントークンが一時30%急落した。メタ社のザッカーバーグCEOの辞任の噂があったが、フェイクニュースだった。

米国株や仮想通貨の状況に関係なく、勝敗やチーム関連情報のみで、単独で各コインが値動きしているように見えます。

ビックイベントで関連銘柄がどのように値動きするのか?今後のスポーツと仮想通貨の参考としてウォッチしてます

日本の暗号資産に関する税制改正要望を提出

先日から話題によく上がるようになってきています。

次回のBTC半減期までには、少しでも改定されるように期待しています。

加納JBA代表理事、税制改正要望を提出
日本ブロックチェーン協会の加納代表理事は金融庁担当の鈴木英敬内閣府大臣政務官を表敬訪問。ビットコインなど仮想通貨に関する税制改正要望を提出した。

SBF氏がFTX騒動後、初めて公の場で発言か

予定通り出席するかどうかも含めての報道になります。

しかし、出席した場合は、失うものがない者がどんな発言をするのか?

また、いまだにその発言に影響力はあるのか?様々な視点で注目が集まります。

内容によって、ボラティリティが大きな一日になる事も想定されますので、ポジションには注意しましょう。

バンクマンフリード氏、NYT紙が来週開催するイベントで発言へ
暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの経営破綻から数週間が経過し、同社のリスク管理慣行や次に連鎖倒産する可能性のある企業などを巡り、さまざまな疑問が渦巻いている。

ビットコイン

BTC/USDT 日足、週足、月足チャート

FTX騒動が続くもBTCはレンジ形成で底堅い

FTX騒動後、毎日新しい関連ニュースが報道されていますが、それに値動きすることもなく、そのまま$15,500~$17,600のレンジで推移しています。

なかなか上昇のきっかけがつかめず、じれったい相場が続きますが、日200MAが$20,000以下まで下がってくると、ほとんどのMAが収束してきますので、どちらかに大きく値動きする日は近そうです。

長期目線に変更なし

11月の月足終値が$17,600より上で終わりたいところでしたが、現実的には下で着地となりそう。

しかし、長期的な目線に変更なし。

当面の上目標は週200MA($24,000)突破

下落する場合は次のサポートを$13,000として、$10,000~$8,000までは既に視野に入っています。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)1種1.04%TWT
日200MAブレイク5種5.21%LTC、SFP、BNBなど
日足雲ブレイク1種1.04%MV
日足雲内 or 下89種92.71%BTCETHなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全96種から参照

ウォレットトークン、DEX系は高値維持

FTX騒動で引き続き、ウォレット系トークンは高値維持をしており、DEX系トークンも人気。

しかし、市場は少しずつ落ち着き、CEXからDEXへの資産流出も止まり始めています。

騒動決着はまだ先ですが、ウォレット、DEX系の短期上昇は一旦終わりを迎えています。

先行組はTWT、LTC、BNB、TRX

TWT、LTC、BNB、TRX 各日足チャート

11月8日のFTX騒動の後だけを切り取り、調子が良い(安値切り上げ)コインは、

TWT、LTC、BNB、TRX

それ以外にも、下記のコインが次点で続きます。

MATIC、OKB、HT、DOGE、XRP、BCH、SFP、MASK

上昇理由はそれぞれですが、こちらもBTCの上昇待ちであることに変更なし。

アルトは結局「BTCがいつ上昇できるか」にかかっており、以前のイーサリアム(ETH)のようなBTCを後押しする先行指標はまだ出現していません。

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