ドル円140円へ!!バブルチャートを形成 2022-09-03

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米国株

8月雇用統計は、予想より1.5万人増でしたが、ほぼ市場予想通り

米主要4指数とも8月の月足は4指数とも長い上髭をつけて確定し、昨年末から続く長期下落トレンドが継続中

ドル円は一時140円へ。チャートはバブルのような形状に。

8月雇用統計 ▶ほぼ市場予想通り

日にち時間指標前回予想結果
9月2日(金)21:30米8月雇用統計52.8万人増30.1万人増31.5万人増
9月2日(金)21:30失業率3.5%3.5%3.7%
日本時間で表記
米雇用統計、8月の非農業部門雇用者数31万5000人増-失業率3.7%
米国の雇用者数は8月に堅調な伸びを示し、市場予想を上回った。労働参加率の改善により失業率は上昇。米金融当局にとっては強弱入り交じる内容となった。

8月雇用統計は、9月FOMCでの金利決定の材料となる指標で、注目を集めていました。

結果は、ほぼ市場予想通りとなり、金利は下落、主要株価指数が上昇しましたが、同日未明(25時頃)にそれぞれ反転し、日足では下記のように終えています。

米国債 各利回り 日足チャート
米国株主要4指数 日足チャート

主要株価指数 ▶短期も下落トレンド継続

主要4指数とも、日50MAがサポートとして機能せずに、雇用統計を待たずに下ブレイク。

短期も下落トレンドで、6月~8月の上昇トレンドの戻り高値付近にいる現在をサポートにできるか?が注目です。

週明けに更に下ブレイクするようなら、やはり6月の底付近をもう一度試しに行く展開が既定路線となりつつあります。

月足確定 ▶下落トレンドをブレイクできず、長い上髭で確定

主要4指数ともに、長期下落トレンドをブレイクできずに、長い上髭をつけて8月の月足確定となりました。

テクニカル的には、月足も下に振りそうな気配です。

NASDAQ ▶目線変わらず(日足雲に支えられるか?)

先週から目線変更なし。

日足200MAを超えられず、長期下落トレンド継続中。

6月上昇トレンドの戻り高値&日足雲下辺($12,000)でサポートされるか。

NASDAQ 日足チャート

雲に支えられながら、上を目指したいところだが、市場的には下ブレイク濃厚

下ブレイクの場合は、週足200MA&6月底値($11,000)をもう一度試しに行く展開

下落の勢い次第では、週足200MAもブレイクして深掘ることも視野に入ってきます。

ドル円 ▶一時140円台へ、テクニカル的には既に「バブルのような形状」

円が対ドルで140円前半、米大幅利上げ継続観測で24年ぶり安値水準
東京外国為替市場では円が対ドルで一時1ドル=140円半ばまで下落し、24年ぶり安値を更新した。堅調な米経済指標を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げ継続の観測が強まる中、米雇用統計の発表を前に日米金利差を意識した円売り・ドル...

円安とドル高が同時に訪れており、その勢いが止まりません。

このまま米国利上げが続けば、「2023年までには一時150~160円をつける」という市場予想もあります。

理論上は、米国が利上げを続ける限り、まだまだ上がっていくことになりますが、テクニカル的には既に「バブルのような形状」になってきています。

USD/JPY 日足、週足、月足チャート

4月25日の週足RSI:87.95を頂点にダイバージェンスが始まっているように見え、月足RSIは80オーバーで8月月足を確定しています。

更に、それぞれの50MAからも大きく乖離していますので、需給の観点からいえば、いつ大きく下落しても不思議はありません。

ここから先は金利が上がった分だけ上げていくという単純な相場でもなさそうです。

こちらも注目して見ていきましょう。

来週の主な指数発表

主な発表はなし。

9月6日(火)23:00に「ISM非製造業景気指数」の発表がありますが、それよりも「レイバーデー」明けの相場の値動きに注意です。

米国市場の休業日:9月5日(月)レイバーデー

9月5日(月)は、レイバーデー(Labor Day:労働者の日)で米国市場は休場です。

レイバーデー(Labor Day:労働者の日)

米国では、9月1週目の月曜日は、レイバーデーという祝日で、非公式ですが、夏の終わりを告げる日となっています。

この日を最後に、米国の夏休みモードが終わります。

米国では、9月は新しい学年の始まりとなりますので、日本での4月のイメージに近いでしょう。

株式相場も、トレンドが大きく転換したり、直近のトレンドを決める値動きをしたりという事が歴史的にも多いので、注視していきましょう。

レイバーデーってどんな日? より一部抜粋

仮想通貨

CryptoBubbles ▶仮想通貨の今日の騰落率を一発で確認

当日の仮想通貨の騰落率が視覚的にわかるサイト「CryptoBubbles」を見つけました。

CRrypto Bubbles より

時価総額に関係なく、騰落率のみで表示されるため、便利です。

CoinMarketCap や Coin360 と一緒に見ると、より仮想通貨市場の「今」を感覚的にとらえる事ができそうです。

お気に入りに登録して、毎日確認しましょう。

ビットコイン ▶上値が重く、直近安値を試す展開が既定路線か

雇用統計の結果は、あまり影響を受けませんでした。

先週から目線変更なし。(長期も短期も下落トレンド)

BTC/USDT 日足チャート

週200MA( $23,000 )付近で、日足雲、日50MA、日100MAが収束しており、上値が重い展開。

重い上値を抜いて、週200MAを上ブレイクすると、市場が明るい雰囲気になりそうですが、現実はここからまだ下落しそうな雰囲気です。

直近安値( $17,600 )が一旦のサポートにはなりそうですが、割り込む場合は$12,000~14,000付近まで下落の可能性があります。

イーサリアム ▶TheMargeの事実売りを警戒

先週から目線変更なし。

米国株の下落につられて日足雲を下に割ってしまうと、そのまま週200MA( $1,265 )に向かってしまいそう。

万が一、強気な米国利上げと「TheMarge」の事実売りが重なるようだと、9月中にETHの急落も考えられる。

ETH/USDT 日足チャート

日足雲に支えられていますので、相変わらずビットコインより地合いは良いです。

しかし、日50MAに上値を押さえられて日足雲を下抜けしてしまうと、週200MA( $1,265 )を目指す展開に。

9月13日米CPI → 同15日前後「TheMarge」移行 → 同20~21日FOMC とスケジュールされています。

万が一、米国利上げが市場予想より強気になり、そこに「TheMarge」の事実売りが重なるようだと、ETHの急落もあり得ます。

噂で買って事実で売る

ファンダメンタルで相場にとってプラスになることがリークや発表された時に「買い」、実装やサービスが開始された”事実”で「売る(利益を確定する)」という格言があります。

特に、サービス開始時は「事実売り」と呼ばれ、価格は下落する事が多い。

相場の格言 より一部抜粋

TheMarge ( PoSへの移行 ) を話題に、ETHはここまで2年以上かけて値段を上げています。

その事実売りは「あって然るべき」と考えておいた方が良いでしょう。

また、ETHといえば、ここまでその開発が遅れることが多々ありました。

移行当日まで、突発的な情報で値動きが乱高下することは想定内の環境となります。

急落シナリオを含めて、確率の高い話になりますので、ポジションには注意しましょう。

現在の仮想通貨において、イーサリアムの急落はそのまま仮想通貨全体の急落につながります。

ビットコイン同様に、高いプライオリティで見守っていきましょう。

アルトコイン ▶LUNCが唯一のATH

コイン数%代表的なコイン
週足雲に進入1種1.11%OG
日200MAブレイク3種3.33%CHZ、LUNC など
日足雲ブレイク10種11.1%MATIC、ATOM など
日足雲内 or 下76種84.4%BTC など
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全90種から参照

仕切り直しコインが多数。

LUNCが急騰で話題独占、市場を牽引する存在となるかはまだ判断できず。

以前のように、トレンドを作る気配があるコインはありません。

仕切り直しとなっていますので、また一からトレンドの気配を探っていくことになります。

LUNC/USDT 日足チャート

そんな中、5月に仮想通貨が大暴落したきっかけをつくったLUNCが唯一のATH(史上最高値)となり、その汚名を挽回しようとしています。

この地合いのなか、ランキング300位以内のコインで唯一と言っていいATHとなっています。

ATH (All Time High:オールタイムハイ)

史上最高値のこと。アーテーハーと略す投資家も多い。

歴史上、最も高い価格となるので、持っている人は全員含み益となります。

上値が軽くなることから、その後の価格上昇につながりやすく、どのコインでもATHが転換点として注目されます

仮想通貨用語集より一部抜粋

日本の税制改革

金融庁の「貯蓄から投資」を促す姿勢鮮明に、NISA拡充やスタートアップ向け暗号資産税制改正など
欧米諸国のインフレ高進に伴う経済成長の鈍化や岸田政権が年内策定目指す「資産所得倍増プラン」を念頭に、金融庁はNISA拡充など「貯蓄から投資」を促すスタンスを強めている。暗号資産(仮想通貨)では、スタートアップ育成に向けた税制改正議論の行く末...

NISAの増枠に加えて、暗号資産の税制改革も議論の的になっています。

しかし、歴史的には単純な減税になる事例はほとんどありません。

同時に他項目も変更になり、人によっては増税か?という改悪が大半です。

どのような着地となるか、引き続きニュースを追っています。

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