米国株 ▶FOMCを底に反発
先週FOMCの前日にあった急落を底値として、4指数とも大きな坊主陽線で反発しています。
しかし、出来高が伴っておらず、依然として方向性を決める反発ではないように見えます。
6月22日に上院銀行委員会の公聴会でパルエルFRB議長に発言の機会がありました。
大幅利上げによる米経済リセッションの可能性をこれまでで最も認めたことから、7月のみならず9月のFOMCでの0.75bpの利上げを市場は織り込み始めました。
▶参考ニュース FRB議長、軟着陸「非常に困難」-景気後退の「可能性」はある
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-22/RDVS6PT1UM2201?srnd=cojp-v2
株価に直接的な影響はなく、むしろ「リセッションの可能性」を認めたために、底が近いと好感した投資家も出てきました。
NASDAQ ▶週足200MAでサポートされるか?
週足200MAにタッチしないで折り返し、2020年8月~2021年4月にも心理的節目になっていた$12,000で週足を終えました。
- 上($13,000)直近高値 & 日足50MA
- 下($10,800~10,000)週足200MA & 最高値から40%下落 & 心理的節目
上にブレイクすれば中期での反発も視野に入りますが、下ブレイクはそこからさらに20%下落 ($8,000) も想定されます。
下落率は少しずつ緩やかになっており、アノマリー的にも6~7月にその年の最安値を付けることは多い(夏枯れ相場)ですが、市場はまだ明るい兆しを見出してはいません。
引き続き、上記のレンジをどちらにブレイクするのか?の様子見となります。
仮想通貨 ▶参院選でWEB3.0が争点に!?
7月10日に日本で行われる参院選でWEB3.0が争点の一つになっています。
中でも、日本維新の会は、暗号資産税制の改正を公約に盛り込んでおり、日本国内で暗号資産取引をする私たちにとって、注目度の高い選挙となります。
▶参考ニュース 参院選公約、維新の会らが仮想通貨税制改革を宣言
https://coinpost.jp/?p=361658
加速する円安と暗号資産の税制改革で、日本発信の暗号資産プチバブル!のような事があるかも?
ビットコイン ▶週足200MA&月足50MAを超えられるか?
先週のFOMCでの米国株急落での連れ安で、週足200MAと$20,000を一気に下ブレイクした後、$20,500で週足を終えました。
$20,000のサポートが固く、一旦の反発を期待できる終値でしたが、その反発は弱く、まだ方向性は定まっていません。
すべてのテクニカルデータは週足の買い場であることを示しており、日足での安値は切り上げていますが、米国株同様、まだ底が見えていない状況が続いています。
週足200MAで跳ね返される場合は、もう一段下(直近安値$17,600を下ブレイク)が現実味を帯びますし、一発で抜けると心理的に明るい兆しとなり、$30,000へ復帰が期待できます。
来週は月足が確定します。
月足50MA($21,300)より上で終えて、週足200MA($22,400)ブレイクを目指せるかが来週の重要ポイントになります。
アルトコイン ▶トレンド転換を牽引できるか?
米国株やビットコインよりも、今週一番、元気がよかったのはアルトコイン達でした。
週足で40%を超える上昇をみせたのは、MATIC、WAVES、UNI。
20%以上の上昇は20銘柄以上ありました。(ひろパパが毎日見ている銘柄68種類から選抜)
仮想通貨には、アルトが先に底をつけて、いくつかのコインが跳ねるように上昇してから、ビットコインがトレンド転換して上昇していく事がよくあります。
ETHやレイヤー1コイン(SOL、AVAXなど)も大きな陽線をつける日があり、ビットコインの底が近いことを示す一つの指標となります。
そろそろ、アルトコインのいくつかは約2ヵ月ぶりに日足雲の下限にタッチしそうになっています。
日足雲ブレイクできたり、日足MAが上向きになっていくコイン達が複数出てくると、トレンド転換の明るい兆しになるかもしれません。
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