BTC月足で重要な月足雲転換線を守り、上昇トレンド継続中!!
今週は、関税に振り回されることもなく、レンジでの一週間。
雇用統計も市場予想通りで大きな値動きなし。
メガテック決算は好決算も市場インパクトは以前ほどない(関税懸念から)。
ビットコイン価格予想

BTC月足(3月)は月足雲転換線を守る!
2025-03-01のまとめから変更なし。
今週は関税問題による混乱もなく、雇用統計も市場予想通りで乱高下のないレンジ推移。
日200MAの上で推移できており、先週に続き、上値が軽い状況が続く。
3月の月足は、2023年の起点上昇からずっとサポートとなっている月足雲転換線を守り、
大陽線で確定。長期では上昇トレンドを崩していない!
このままもう一度$100,000を超えていきたいところですが、FOMC次第。
アルトコイン

センチメントは少しずつ改善

米国株より一足先に、仮想通貨業界はそのセンチメントが少しずつ改善しています。
Fear&Greed Indexは、65でGreedを示し、日足雲を突破するコインも先週より増えてきています。
単独上げの銘柄は目に付くものがありませんでしたが、全体でBTC同様、地合いが少しずつ良くなってきています。
今週は大きな動きもなく、様子見の一週間となりました。
米国株主要株価指数

底打ち確認も重要線のブレイクはまだ
2025年4月15日のアップデートから変更なし。
底打ちは確認したものの、どの指数も重要な線に到達しておらず、下落トレンドからは脱却できていない。
ATHとはいかなくともどこまで戻せるのか?まずは来週のFOMCと週50MAブレイクが重なる為、ここを突破して上を目指したいところです。
金利と為替

関税問題に慣れ始め、ドル円は反転で、予定通り150円を目指して折り返している最中。
金利は年内にあと3回の利下げが市場予想で、来週のFOMCでは利下げはなさそう。
6月の市場予想がまだ意見が割れている為、FOMCの争点は「6月に利下げがあるのか?」となりそう。

米国経済指標
実質GDOP(1-3月)

2022年以来のマイナス成長

関税導入前に各企業が在庫を積み増し、個人消費も減速したことが起因。
大きく下がることは予想されていたが、マイナス成長は予想外。
PCEデフレータ(3月)


インフレ鈍化を示すも、関税の影響に注意

先月の速報値から確報値が上昇しているも、当月は市場予想通り。
まだ関税の影響もなく、インフレは2%に向かって鈍化している。
但し、関税引き上げ前の駆け込み需要で、個人消費が増加しており、関税の影響や経済成長の鈍化を懸念。
ISM製造業景況感指数

2カ月連続の縮小圏

2カ月連続で50を下回る縮小圏で、生産活動44.0は2020年パンデミック以来の低水準。
景気後退リスクも秘める数値で、同様の数値が継続されていくのか?に注目。
日銀金融政策決定会合
・政策金利は据え置き(0.5%程度)全員一致
・植田総裁は「ややハト派」
・経済成長とインフレ見通しを下方修正
・物価目標達成時期の後ずれ
関税の影響による不確実性が極めて高い

植田総裁の会見を受けて、円安へ。
今年中にあと1‐2回利上げがあるだろうとされていた予想も、現在は「年内に1回利上げができるか?」というトーンに。
雇用統計



先月と同じく堅調に推移

雇用者数は、市場予想を超える数字を維持しているが、先月速報値(228K)から改定値(185K)に大きく修正が入っている。
失業実は4.2%、平均時給は3.8%を維持できており、景気後退の足音は感じられない。
先月に続く堅調な数値で、市場に混乱は見られなかったが、引き続き経済動向には要注意。
来週の主な指数発表
5月2週の主な指数発表は下記の通り。

注目のFOMCは、金利据え置きが濃厚だが、関税を含む現在の経済状況に対するパウエル議長のコメントに注目が集まっています。
今週の仮想通貨ニュース
「トランプ大統領がビットコイン準備金に取り組むのは関税問題解決と停戦の後」米商務長官が説明

トランプ政権高官「米国がビットコイン超大国になる準備は整った」

エリック・トランプ氏「10年以内に銀行は消滅」、仮想通貨普及が時代遅れの金融システムを変革

ビットコイン弱気相場脱却に成功か、ステーブルコイン流動性が過去最高に

米SECがXRPとドージコインETF判断を延期、第4四半期まで決定先送りの可能性浮上

今週の米国経済ニュース
企業決算
META | ◎ | 売上高・EPSともに市場予想を上回る好決算。AI関連事業の成長が収益を牽引。 |
MSFT | ◎ | 売上高・EPSともに市場予想を上回る好決算。但し、時期ガイダンスが非公開。 |
AAPL | ▲ | 売上高・EPSともに市場予想をわずかに上回るも、関税コスト増加懸念が拭えず。 |
AMZN | 〇 | 売上高クリア・EPSは予想を上回る。AWSも堅調に推移。 |
MSTR | × | BTCの評価損が業績を圧迫。売上高・EPSともに下回る。BTC保有枚数はさらに増加。 |
米中に雪解けの兆し、通商協議始動へ期待高まる-進展にはなお障害

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