SECゲンスラー委員長の退任がついに確定。
ポジティブ報道が多い仮想通貨業界に更なる追い風。
NVDA決算は、8月同様に「業績クリアも高すぎるガイダンスを越えられず」
2回連続の株価下落の決算に、AIブームの陰りはより濃くなってきた。
仮想通貨と米国株のデカップリングが大きくなっていきそうです。
ビットコイン価格予想
急上昇で10万ドルへ挑戦
トランプ氏勝利直後でのまとめ(2024-11-09)を更新。
ついに「年内$100,000」の挑戦が始まっています。
一喜一憂せずに初心に戻って、週足が確定してから判断するように心がける。
ATHで月足カップウィズハンドルの完成
2022年11月から2024年3月まで(17ヶ月)続いた上昇トレンドを2024年8月まで(約5ヶ月)調整。
週足でのレンジ相場($74,000~$50,000)を11月6日トランプ氏勝利の速報でついに上抜ける。
終わってみれば、上昇の3分の1の期間で約33%下落と健康的な調整を経て、ATH更新。
週足RSIにもまだ余裕があり、一気に上向きのセンチメントに。
大陽線で週足実体がATH確定となれば、月足でのカップウィズハンドルが完成。
テクニカル的には$130,000まで視野に入ります。
10万ドルの節目に注意
「10万ドルなど強いキリ番を一発で上抜ける事は難しい」が一般論。
何度かノックするために、急落することが予想されていますが、
あまりに勢いが強く、またオプション取引を開始されたばかりの為、
「10万ドルでのショートスクィーズ」で急上昇の声も。
賭けには出られないので、要注意!!
2024年に予想されていた仮想通貨にポジティブな出来事
- 2024年1月10日 ビットコイン現物ETF承認
- 2024年4月20日 ビットコイン半減期
- 2024年9月18日 米国利下げ開始
- 2024年11月6日 共和党トランプ氏、大統領選に勝利
- 2024年11月13日 米議会「オールレッド」で、トランプ氏の大統領就任
- 2024年11月13日 イーロンマスク氏が政府要職に着任(政府効率化省と命名)
- 2024年11月22日 SECゲンスラー委員長の退任決定
- (これから) 仮想通貨にポジティブな新SEC委員長の就任
堅調な米経済と段階的な利下げが土台となり、「順調だがあまりアップサイドが見込めない米国株」から、いよいよ仮想通貨へ資金が流れてくる局面。
アルトコイン
アルトに熱気!!80%以上が日200MAより↑
トランプ大統領が税制の変更を示唆したり、SECゲンスラー委員長の退任が決まったりと
米国内でアルトコインが有利になる報道が続き、ビットコインをアウトパフォームする
コインが多数出てくるようになってきました。
Cryptoの恐怖指数は「Extreme Greed:93」
かなり高い数字なので要注意。
但し、それでも上昇してしまうから「バブル」になることも忘れてはならない。
XRP、DOGE、ADAなどの大型アルトでさえ、週30%を越える上昇がゴロゴロと出てきています。
ガチャガチャして損しない為に、4年前から準備してきました。
心穏やかに今のポジションで予定通り見守っていきます。
米国株主要株価指数
NVDA決算はAIブームの残り火なのか
トランプ氏勝利直後でのまとめ(2024-11-09)を更新。
ソフトランディングがさらに濃厚に
・サービス業、個人消費がけん引している米経済は依然として強い。
・対照的に、トランプ氏勝利で米企業への優遇も織り込まれ、景気の勢いが強すぎた場合の「インフレ再燃の火種」を消しきれていない。
・中国からの輸入品に関税をかけることもインフレ再燃の懸念とされている。
・楽観的な相場で、ソフトランディング・ノーランディングがより濃厚となっている。
雇用統計が注目の指標
・米雇用市場は依然として強いとしている(10月はストとハリケーンの影響で弱すぎる数値となり、市場はその判断をスキップ)
・失業率4.5%以下をキープしたまま、楽観的な相場を見ていけるかがポイント。
AI・半導体ブーム継続はNVDA次第
・2022年10月に始まった「NVDAのサプライズ決算」は7四半期で終焉となり、2024年8月決算は7%下落。
・AI・半導体ブームの終焉が見えた印象だが、決算後の調整もクリアして、ATHを更新。さらにトランプ氏当選で、窓を開けてATH更新。
・11月決算も8月同様の「好決算だが高すぎるガイダンスを越えられず」で株価下落。
・大統領選挙前の軟調なテック決算で、メガテック銘柄の割高感は解消された印象。その後のトランプ氏の当選(AI開発促進、法人税の減税、暗号資産取引の推進)は追い風であり、まだ来年夏まで上昇していく可能性を残しています。
金利と為替
トランプ氏は「ドル高は惨事」としており、FRBに利下げを要求し、ドル安で輸出の恩恵を受けるスタイル。
長短金利差が急速に埋まり、10年利回りと3カ月利回りの逆イールドが解消(実経済のリセッション入り直前といわれる)。
しかし、「実際のトランプ氏の政策はドル高になるものばかり」で、就任後またドル高に進んでいます。
日本が利上げに踏み切ると、当面は140円に向かって円安方向に進みそうな印象。
まとめ
・トランプ氏の当選で、米株式市場はお祭りムード。
・失業率4.5%維持を条件として、企業決算を確認していく楽観的な相場が続きそう。
・但し、2022年10月からの上昇で既に割高感のある銘柄も多く、投資冥利が見いだせない場合は仮想通貨など他のアセットに資金が流れていく可能性が高い。
・他のアセットに資金が流れていく事はトリクルダウンであり、上昇の最終局面であることが多いので、「腹八分の引き際」を今から心構えすること。
金利と為替
基本目線は変更なし。
トランプ氏はドル安に誘導したいもののその政策はドル高になる政策が多い為、
ドルインデックスは上昇。(ドル円は日銀の利上げ次第)
金利の逆イールドが解消されていますので、年内いっぱいの米経済の指数で
景気後退入りするかどうかを判断していきます。
利下げ予測は、強い米経済(ソフトランディング)が日に日に織り込まれており、
金利の高止まりが視野に入ってきました。
但し、「利下げなし=強い米経済の証明」「利下げあり=経済が弱含んできたが、株価には追い風」
となる為、利下げ予想はどちらに転んでも当面は株高に進んでいく印象。
来週の主な指数発表
11月5週の主な指数発表は下記の通り。
米国は感謝祭で取引時間には要注意。
トランプ氏当選後、インフレが来年再燃するのでは?という懸念もあり、
PCEデフレータにまた注目が集まっています。
今週の仮想通貨ニュース
仮想通貨の盛り上がりを感じさせる報道が継続
ビットコインのオプション取引開始や、ステーブルコインの大量流入など、
先週に続き、仮想通貨にポジティブな報道が続きます。
特に、オプション取引開始は注目も高く、市場の成熟度を示す結果になっています。
マイクロソフトの取締役会でセイラー氏がプレゼン
今後も多くの法人がビットコインを購入していく事になるとは思いますが、
GAFAMと言われるメガテックがマイクロストラテジーの後発で参入するかは
疑問が残ります。
自分たちの土俵で戦いたいメガテックにとって、ビットコイン保有はカードの一つであるものの
センターに置きたいカードではないというジレンマがあります。
メガテックが仮想通貨とどのように関わっていくのか?は、今後の仮想通貨の未来を
決める一因となりますので、関連ニュースは確認していきます。
トランプ政権で仮想通貨特命官ポスト検討
イーロンマスク氏のDOGEに続き、仮想通貨の特命官ポストが案として浮上。
米政府として仮想通貨の規制や活用を積極的に考えているというメッセージに。
日本国内の法整備に向けて進んでいく
待望の分離課税のみならず、他の法整備も進み始めました。
政府内では5年以上前から仮想通貨に関する発信を続けている「平将明」氏が
先日の石破内閣でデジタル大臣に任命されております。
今までより現実的な話になっておりますので、期待し始めています!
SECゲンスラー委員長が退任確定
ついに、SECゲンスラー委員長の退任が確定されました。
既定路線ではありますが、待望だけあって特に「証券扱いされていた」
コインを中心に、仮想通貨業界は一段高となっています。
仮想通貨の発展に蓋をし続けていたように見えていましたが、
これで仮想通貨は次の時代に突入する壁がまた一つなくなりました。
年末に向けて、明るいニュースです。
SECゲンスラー委員長の退任は、特に業界に与える影響大きいので、
今後のポジティブニュースをチェックしていきます。
今週の米国経済ニュース
NVDA決算:▲
前回同様、高い決算もガイダンスでサプライズできず
前回(2024年8月)の決算と同様で、市場予想を越える好決算が継続しており、
前年比も時価総額世界一の企業としてはあり得ない成長率を示していますが、
ガイダンスで興奮した市場の期待を越えるサプライズはできず。
「高い決算+高すぎる市場予想をガイダンスで越えられず、株価は下落」という
前回決算と同じ結果になっています。
前回は3ヶ月でまたATHを更新しましたが、まったく同じ状況が決算の度に
あと数回続いていく印象があります。
NVDAの決算に市場が慣れるのが先か株価が大きく調整するのが先か
米国株は仮想通貨より一足先に大幅調整へのチキンレースに突入したかもしれません。
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