米雇用の悪化で景気後退懸念が再燃 2024-09-07

米雇用の悪化で、景気後退懸念が再燃。

ソフトランディングはもはや第一シナリオではなくなる。

米金利の10Yと2Yの逆イールドが2年2ヶ月(2022年7月5日以来)で解消。

景気後退の足音が大きくなってきた米経済と大統領選挙の行方が

どうなるかで、米国株の調整が短期か中期か決まっていきそうです。

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ビットコイン価格予想

米雇用統計悪化で大きく下落

3月9日からの見解に変更なし。

米雇用統計が大きく鈍化したことを受けて、米国株と一緒に下落。

しかし、BTCはまだ週足雲の上にあり、週足での上昇トレンドは保ったまま、

その目線に大きな変化なし。

日足では、薄い日足雲を抜いて、日200MAより上で推移したいが、

下にいくようなら、$50,000を割り込むと週200MAまで下落想定。

月足は、15カ月の上昇を調整中で6か月目。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)6種3.35%BTC、BGBなど
週足雲ブレイク13種7.26%SOL、TRXなど
週足雲に突入3種1.68%PENDOL、ZECなど
日200MAブレイク0種0.00%
日足雲ブレイク2種1.12%SUPER、SUI
日足雲内 or 下155種86.59%ETH、XRPなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全179種から参照

センチメントは2023年10月と同水準

先週から変わらず、更に下落してセンチメントは悪化しています。

日足雲を抜けていないコインが85%以上は、2023年10月以来。

2023年10月では、ここまでセンチメントが悪化した後に、

日足雲と日200MAを上抜けして、上昇トレンドに入りました。

ここが底なのかはまだ判断が難しいですが、9月FOMC前には

分散で買い始めてもよいタイミングが来そうなので、注意して見守ります。

アルト全体として、まだ上昇の兆しはなく、いつも通りのビットコイン頼みの状況。

米国株主要株価指数

雇用の悪化で株価は下落

8月31日アップデートの内容から変更なし。

雇用統計の悪化で、ソフトランディングの可能性は削られ、景気後退懸念が再燃。

①NVDAの凋落、②米雇用の悪化、③各企業決算の下振れと

米国株上昇の基盤になっていたことが、一つまた一つと崩れ始めています。

大統領選挙の結果次第で上昇に転じる可能性は残しますが、米国株は

また一歩「2025年秋まで続く中期下落相場」に近づいています。

金利と為替

米金利の10Yと2Yでついに逆イールド解消へ

米大幅利下げ観測強まる、弱い求人統計に反応-逆イールドが一時解消
4日の米国債市場では、予想を下回る米労働省雇用動態調査(JOLTS)データを受けて米金融当局による大幅利下げ観測が強まり、2年債利回りが10年債利回りを一時下回った。逆イールド(長短金利差逆転)の解消は2022年以降で2度目。

2022年7月5日に逆イールドになって以来、2年2ヶ月で、ついに解消。

「逆イールド解消はリセッション入りの前兆」と言われていますので、

次は「10Yと3M」の逆イールドが解消に向かうのか?

そのときまでに米雇用と消費はどうなっているのか?に注目しています。

ドル円は円高が進む

ドル円は、一時141円をつけて、円高が進んでいます。

そのペースがイメージより早い気がしますが、135円~140円を目安に

このまま円高が続く印象に変わりなし。

大統領選挙の行方

トランプ氏がわずかに票を伸ばしています。

来週のTV討論会で、どちらかに大きく傾く可能性もありますので、見守ります。

米国経済指標

ISM製造業景況感指数(8月)

5ヶ月連続での縮小

米ISM製造業総合景況指数、8月は47.2に上昇-市場予想は下回る
米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業総合景況指数は、5カ月連続で活動縮小となった。受注と生産が一段と低下した。

縮小の市場予想よりさらに低下して、5カ月連続の縮小圏に。

消費以外の米経済が弱くなっていることを象徴しています。

雇用は悪化に進む、前月分も大幅下方修正へ

米雇用者数の伸びが予想下回る、前月分も下方修正-失業率4.2%
8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回り、6、7月分も下方修正された。予想される米金融当局の利下げがどの程度の幅になるかを巡って、議論が活発になりそうだ。

雇用者数は、市場予想に届かず。

先月、予想より大幅に少なかった雇用者数の伸びは、

そこからさらに前月分の下方修正。

雇用悪化を予想していた市場の考えを更に超える悪化で、株価は大きく下落。

ソフトランディングに傾きつつあった市場は、また景気後退懸念を織り込み始めました。

来週の主な指数発表

9月2週の主な指数発表は下記の通り。

注目は、トランプ氏 VS ハリス氏の初めてのテレビ討論会。

前回は、これでバイデン氏が撤退に追い込まれれており、注目が集まる。

CPIもありますが、これまで通り維持または微減となっていれば、

株価に大きな影響はなさそうです。

今週の仮想通貨ニュース

ハリス氏も暗号資産へ友好的な姿勢

ハリス氏、暗号資産への友好的な姿勢に関心示す: ブルームバーグ | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
民主党の米大統領候補カマラ・ハリス氏は、暗号資産(仮想通貨)業界の成長を促す政策を支持すると、彼女の選挙キャンペーン幹部の1人が8月21日に語った。 「彼女は、 ...

両党とも暗号資産には友好的

暗号資産関連の政治献金が過去最高を記録するなど、

既に暗号資産が世界で見過ごせないアセットに成長しています。

ハリス氏は、語ったのみで政策綱領には含まれていないので、要注意。

しかし、「受け入れる体制が少なからずある」という印象。

大統領選挙で一喜一憂してしまう相場となっておりますので、

ポジションは減らして、その様子を見守ります。

トランプ氏「米国を仮想通貨の中心地に」

トランプ氏「米国を仮想通貨の中心地に」再選時の経済政策を演説
ドナルド・トランプ氏は再選した場合の経済政策を発表。米国を「仮想通貨の中心地」にすると述べた。イーロン・マスク氏率いる「政府効率化委員会」の設立も計画。

大統領選挙前から仮想通貨に友好的な姿勢を示していたトランプ氏が

改めて友好的な立場を明確にしています。

メタプラネットが「WebX2024」に登壇

『ビットコイン大量購入、メタプラネットの戦略』サイモン・ゲロヴィッチが特別講演|WebX2024
ビットコインホテルの構築計画を明かすなど、メタプラネットのトップであるサイモン・ゲロヴィッチ氏がWebX2024に登壇。企業財務における仮想通貨ビットコイン活用戦略などについて語った。

日本国内にビットコインホテルを計画

日本国内で初めてビットコインを法人として大量購入しているメタプラネット。

暗号資産を活用した戦略を日本国内で行うと多く発表されました。

ビットコインホテルなど、心躍る事業が含まれており、一躍、

「日本の暗号資産業界の中心」に台頭しています。

今週の米国経済ニュース

NVDA、反トラスト法(独占禁止法)に関する文書提出命令

エヌビディア株、100ドル割れで潮目に変化か-市場で高まる警戒感
半導体大手エヌビディアの時価総額が3日に2790億ドル(約40兆5000億円)吹き飛んだのを受け、市場では同社の株価が今後どこまで下がる可能性があるかについて警戒感が高まっている。

NVDAの下落はAIブームの終焉か

NVDAの好決算でも株価下落から、不穏な空気が流れていましたが、

いよいよ本格的に、AIブームを牽引していたNVDAの凋落を意識するセンチメントに。

節目の$100で耐えるかどうかの瀬戸際にいます。

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