日本株で歴史的大暴落 2024-08-10

日本株で歴史的大暴落。

先週の米景気不安の織り込み&急速な円高によるキャリートレードの

巻き戻しが原因と言われ、週中には急反発で長すぎる下髭になる。

それでも価格は戻りきらず、センチメントは不安定な状況が続く。

アジア時間での日本株を中心に、世界株安となり、金利、コモディティ、

ドル安と全てが下落する歴史的な1日 2024-08-05(月) となりました。

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ビットコイン価格予想

世界株安で急落も長い下髭で決着か

3月9日からの見解に変更なし。

8/5(月)に長い下髭となり、他の株価と同様に、8/7(水)以降に大陽線で持ち直す。

長い下髭で決着ができると、それを押し安値としてレンジ相場となりそう。

日足では、$62,000‐63,000の日200MAと日足雲より上で推移できると、

あまり下落せずに上昇の時を待てそう。

しかし、実際には大統領選挙までにあと数回押し安値を試す展開が既定路線か。

アルトコイン

グループ占有率主な銘柄
ATH(史上最高値)6種3.37%BTC、BGBなど
週足雲ブレイク28種15.73%ETH、SOLなど
週足雲に突入10種5.62%PENDOL、AKTなど
日200MAブレイク2種1.12%XRP、BIT
日足雲ブレイク1種0.56%XLM
日足雲内 or 下131種73.60%AVAX、MATICなど
ひろパパが毎日見ているアルトコイン全178種から参照

全体はFear17まで下落

8/3-8/5にかけての世界株安で、ビットコインと一緒に急落。

Fear17を記録。

しかし、長い下髭を形成しているコインが多く、約70%のコインが

日足雲突破からやり直しとなっていますが、全体のセンチメントは

「世界株安」ほど悪化せず。

その中で、XRP裁判が決着し、独歩上げ(20%)となっています。

米国株主要株価指数

世界株安は下落トレンド入りか調整か

8月3日にアップデートした内容を下記に更新

目線

  • 米国株は調整入りで、AI・半導体ブームが崩壊の可能性も高い。
  • 二番底を試す可能性も考慮し、NVDAの決算(8月28日)を待てずに中期下落入りも視野。
  • ソフトランディングとしていた米市場が景気後退の可能性を織り込む。
  • 次のポイントは、「(9月)FOMCの利下げ開始」「(11月)米大統領選挙の結果」
  • 米国株の調整は7月を起点として、短期(10月頃まで)か、中期(1年程度続く)か、判断が難しい状況。それ以上の長期目線では、まだまだ米国株の未来は明るい!!
  • ドル円は、円高へのトレンド転換が決定的(7月の160円が頂点)。135円~140円までは進みそうで、その後は日米の金融政策次第か。

背景

  • PCEデフレータ・CPIは、インフレ圧力が和らいでいる傾向がトレンドで確認できる
  • 雇用統計は市場予想を越える鈍化。数か月続いたミックスシグナルから景気後退入りのサインと言われる「サームルール」が点灯するほどに。
  • 日銀が7月31日会合で0.25%利上げを発表。今後もシナリオ通り推移すれば、日銀は段階的利上げを連想される内容
  • 急激な円高で、キャリートレードの巻き戻しによる「歴史的な日本株の大暴落」。アジア時間に日本を起点に始まった世界株安として、ブラックマンデーの再来と言わる。
  • VIXは一時「65」まで急騰(後述)
  • FOMCは9月利下げが決定的。現在(8月10日)は、0.50%利下げを予測する声も(緊急利下げの可能性は薄まる)。
  • 企業決算は長く続く株高局面で超好決算しか許さない状況が続く。NVDAの決算が超好決算ではない場合、崩れ始めた株価を支えるものはなくなる可能性がある。

今考える事

  • 「米国利下げ」
  • 「日本の利上げ」
  • 「米経済が景気後退入りするか」
  • 「大統領選の勝者は?」

この4つの織り込み具合で、現在の米国株が形成されていますので、11月までこの着眼点から考えます。

現在は調整局面の短期下目線であり、二番底を試しに行く可能性も十分にあり得る。

また、米国株が7月の直近高値を越えていくには、「今は話題にもなっていない新しい何か」が材料として必要になるはず!なので、アンテナ張っていきましょー!!

VIXが「65」まで急上昇

5日のVIX急上昇、ボラティリティーのプロの見方はヘッドフェイク
一見すると記録に残るような株価ショック、一世代に一度の乱高下が世界の市場全体に響きわたるといった状況だった。だが5日に起きた極端なボラティリティーイベントが、実際は見た目と異なるものだったとしたらどうだろうか。

VIXが「65」まで急騰し、1990年以降で史上3番目の数値に。

①リーマンショック ②コロナショック ③今回の日本株大暴落

同時に、Fear & Greed Index は「EXTREME FEAR」に。

最低値では「17」まで落ち込んでいます。

金利とドル円

逆イールドは急速に解消しつつあり、ゼロになるタイミングとその市場動向に注目。

ドル円は超長い下髭で141.6円付近で猛反発。

決定会合でタカ派だった日銀が、「市場の安定化を優先するハト派」だと発言

することで、146円付近まで急速に戻す。

円高が継続しそうな局面ですが、テクニカル的には、出来高を伴う長い下髭で、

円高は一旦止まり、ヨコヨコのレンジに入りそうに見える。

利下げの市場予想は、少しずつ「9月0.50%利下げは行き過ぎ」だと気付き、

9月0.25%利下げを第一シナリオにして、落ち着きを取り戻そうとしています。

日本株

ブラックマンデーの再来と言われる歴史的な暴落。

それは、米経済不安+急激な円高不安によるキャリートレードの巻き戻し

起因していると言われています。

8/5(月)の出来事ですが、一週間で市場も少しは落ち着きを取り戻しています。

月足

月足雲基準線(34,000円)の上で週足を終えており、

2012年末から続く上昇トレンドは崩れていない。

週足

週200MAまで到達せずに。長い下髭で終える。

今は週足雲の上にいるが、おそらくは雲を横抜け、上昇には仕切り直しを求めらる。

RSIは急落も37。

日足

完全にチャートが崩れた下落相場。

強い反発が唯一の救いも、前日の下落を打ち消す強さはない。

センチメントは弱気で、まずは日200MA(35,000円)より上で推移できるかが今後の価格を占う。

米国経済指標

ISMサービス業景況指数(7月)

市場予想通りの拡大で市場は一安心

米ISM非製造業総合景況指数、7月は51.4に上昇-予想上回る
米供給管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業総合景況指数は活動拡大を示した。景気減速が広範囲に及ぶとの懸念を弱める可能性がある。前月は活動縮小を示唆し、4年ぶりの低水準だった。

雇用統計で、世界株安の週末となった後の指数発表で注目を集めていましたが、

サービス業は予想通りの拡大。

「ハードランディングの急激な織り込み」は行き過ぎだったのではないか

市場が落ち着きを取り戻す一助となる数値で、株価は反発しています。

こちらは、ソフトランディングへの道筋に見える数値であり、

未だソフトランディングへの道も十分にあり得る可能性として、

市場動向を見守ります。

来週の主な指数発表

8月3週の主な指数発表は下記の通り。

来週は、CPIと米小売売上高が注目。

但し、CPIは最近は「少しずつだが下落することが既定路線」であり、

順調に下落しても株価への影響は少ないので要注意。

今週の仮想通貨ニュース

日本でのビットコインETFに金融庁が慎重な姿勢

金融庁長官「日本の仮想通貨ETF承認は慎重に検討する必要がある」
ビットコインなどの仮想通貨ETFを日本が承認するかどうかについて、金融庁の井藤長官は「ブルームバーグ」のインタビューで、慎重に検討する必要があるとの考えを示した。その理由も説明している。

日本国内では分離課税も遠い道のりか

SBIが日本国内でビットコインETFを始めるのか?という報道から2週間。

金融庁から慎重に進めるコメント。

WEB3を推し進めたい日本はまだ一枚岩ではなく、ことあるごとに

「慎重な姿勢」が続く。

時代に取り残されないよう、分離課税から推進してほしいと願っています。

XRP裁判がついに決着!

裁判所がリップル社に183億円の罰金、仮想通貨XRPめぐるSECとの裁判で
リップル社は米国証券取引委員会(SEC)との約4年にわたる訴訟の一環として、1億2500万ドル(183億円)の罰金を科せられた。

事実上の勝訴に20%急騰

判決は、「XRPの取引が現段階で証券法に違反するものではない。

但し、いずれその境界線を越えることを示している。」というもの。

事実上の勝訴であり、XRPも証券ではないとされた事で、

現在の仮想通貨のほとんどが証券ではないとされる未来が予想されます。

不安定なマクロ経済で高騰はしなかったもののXRPが単独で約20%/1日の上昇。

今週の米国経済ニュース

世界株安で6.4兆円が吹き飛ぶ

6.4兆ドル吹き飛んだ世界株安、「大規模巻き戻し」の序章か
5日のトレーディング画面に表示された数字は、市場のベテランですら衝撃的なものだった。
【日本市況】日経平均2000円安、米景気懸念広がる-長期金利1%割れ
2日の日本市場では株式相場が大幅続落し、日経平均株価はブラックマンデー以来、約37年ぶりの下げ幅となった。相次ぐ経済指標の悪化で米国景気の先行き懸念が広がり、投資家の間でリスク資産の保有を減らす動きが強まった。業種別33指数は全て安く、東証...

特に週明けの日本市場が歴史的大暴落

激動の先週(金融政策転換)+雇用統計で米景気後退を織り込み始めたことを

きっかけに、世界株安となりましたが、特に円高と併せて、日本株が歴史的大暴落。

翌日には、こちらも歴史的な反発を見せるも、乱高下で不安な状況が続く。

大荒れ相場でタカからハトに変わった日銀、真意を計る市場の千思万考
7月30-31日の日本銀行の金融政策決定会合で植田和男総裁が発したメッセージは明快だった。円安はリスクであり、利上げは続く可能性が高いというものだ。
キャリートレード巻き戻しはさらに進行へ、1ドル100円にも-BNY
円を調達通貨としたキャリートレードの巻き戻しはさらに進む余地があると、BNYメロン・キャピタル・マーケッツが指摘。円は時間と共に1ドル=100円に向かって上昇する可能性があるとの見方を示した。

内田日銀副総裁がハト派意見で円安に急振れ

金融資本市場が不安定な状況で利上げすることはない-内田日銀副総裁
日本銀行の内田真一副総裁は7日、株価や為替相場が不安定な状況で利上げは行わず、当面は現行の金融緩和を維持するとの考えを示した。先週末からの市場の急変動を受けてハト派的な姿勢を明確にした。北海道・函館市で講演した。

「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」として、

市場の急変動を受けて、ハト派な姿勢を明確に発信。

これを受けて、前日の反発から日本株高、円安と続き、大暴落当日の

月曜日からだいぶセンチメントは落ち着いてきた様子を見せています。

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