米雇用統計が強く、利下げ期待が後退。
秋以降、年内に1回の利下げがあるかないかの位置づけに。
小型株、仮想通貨などリスク資産が急落。
各指数もミックスシグナルが多く、株価は上にも下にも可能性がある
判断の難しい状況が続く。
積立のみで様子を見る夏相場となりそうです。
ビットコイン価格予想
ATHを目指すも反落
雇用統計に期待が高っまており、$72,000の上抜けにチャレンジする
雰囲気がありましたが、結果は雇用統計が強く反落。
そのままロスカットを巻き込み、$68,000まで急落となりました。
その状況下でも日足で安値切り上げが続いており、
「ATHを目指す」というセンチメントに変更なし。
バットニュースの下落は限定的で、上昇のきっかけとなるニュースを
待つ雰囲気になっています。
上目線が強くなってきましたが、3月9日からの見解に変更なし。
アルトコイン
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
ATH(史上最高値) | 6種 | 3.41% | BTC、BGBなど |
週足雲ブレイク | 73種 | 41.48% | ETH、SOLなど |
週足雲に突入 | 39種 | 22.16% | APT、SUIなど |
日200MAブレイク | 3種 | 1.70% | MNT、TWTなど |
日足雲ブレイク | 0種 | 0.00% | |
日足雲内 or 下 | 55種 | 31.25% | XRP、MATICなど |
雇用統計で急落も恐怖指数は下落せず
ビットコインが$72,000を超えられずに反落するタイミングで、
雇用統計も強い結果が出て、アルトコインはロスカットを巻き込み、
大きく下落するコインが多数。
週足雲から転落し、日足雲攻略からやり直しのコインも多くあります。
その中で、恐怖指数はGreedのまま下がってこない難しい状況。
95%以上が明るい相場の状況から30%が停滞している相場になってきましたので、
ビットコインがATHをいつするのか?に注目する状況は変わらない。
今週のマーケット
銘柄 | 終値 | 騰落率 | 銘柄 | 終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
米10年債 | 4.435% | -1.49% | ダウ | 38,799.00 | -0.22% |
DXY | 104.934 | +0.30% | SP500 | 5,346.98 | -0.11% |
ドル円 | 156.695 | -0.34% | NASDAQ | 17,133.13 | -0.23% |
VIX | 12.21 | -2.86% | 金(Gold) | 2,294.01 | -1.43% |
原油 | 75.610 | -2.44% | BTC | 69,355.60 | +2.35% |
米国株主要株価指数
強い雇用統計で小型株が急落
基本的な 米国株に対する考え方 に変更ない。
FRBの利下げ期待に関係なくAIバブルの象徴として上昇を続けるNVDA、
利下げ時期後退に連動するように下落する小型株と仮想通貨で、
ミックスシグナルとなっており、判断が難しい状況が続きます。
このような時は、だいたい長期金利の値動きが基本であり、いずれは
その値動きに世界が連動していくのが既定路線となっています。
長期金利がまた5%を超えていくことがない限りは、
「いずれくる株高局面を待つ」というスタンスで良いと考えています。
金利と為替
ドル円は、GW頃に比べれば落ち着いた相場となっていますが、
じわじわと円安方面に上昇を続けています。
米市中金利も上昇を続けており、来週のFOMCとCPIなどの結果で
また方向性が決まるのではないでしょうか。
利下げ予想は、9月か11月に1回という状況。
今年の1月にFRBパウエル議長が言っていた状況に近づいています。
米大統領選挙のこともあり、11月に利下げが濃厚なのではないでしょうか。
米国経済指標
ISM製造業・サービス業景況感指数(5月)
製造業は失速も、サービス業が9カ月ぶり高水準
製造業は、低調な結果に米経済の失速が見え始め、利下げ期待から株価も上昇。
サービス業は、市場予想を大きく上回り、活況を示す。
製造業とサービス業で異なる結果のミックスシグナルとなりました。
強い消費が、現在の米国経済を支えておりますので、サービス業が活況なうちは、
雇用や小売売上高も落ちにくく、利下げ期待は後退の可能性が高いか。
雇用統計(5月)
期待された減速はみられず、リスク資産で急落
先行して発表されていた労働市場の指数(JOLT、ADP)で、
減速が確認できていたことから、労働市場も後退が予想されていましたが、
結果は、「労働者大幅増」「時給上昇」でまだまだ強い労働市場を表す。
利下げ期待はさらに後退し、リスク資産(小型株、仮想通貨など)は、
大きく下落しました。
5月中旬から他の指数が減速し始め、
「待ちわびた減速が今月か?と期待したが、来月以降にまた持ち越しか」
という乱高下であり、市場全体として、この労働市場もいずれ減速していくという
「大方の見方」には変化なし。
来週の主な指数発表
6月3週の主な指数発表は下記の通り。
来週は、CPIもありますが、
米:FOMC、日本:日銀金融政策決定会合、G7サミットと世界中で
金融政策に関する会議が目白押し!!
インド株乱高下のこともあり、為替を含めて、大きく値動きのある
一週間が予想されますので、ポジションには注意しましょう。
今週の仮想通貨ニュース
米ロビンフットがビットスタンプ買収
米以外でも仮想通貨取引に注力
あまり大きく報道されていませんが、今後仮想通貨バブルが来ると
想定した場合に、ロビンフットの株価が大きく上昇する起因となりそう。
仮想通貨取引所として老舗なだけに、特にアルト関連銘柄が大きく上昇するターンの
決算で、予想を上振れする決算が期待できそうです。
NISA枠で少額、HOOD買っておきます。
ビットコインが大きく上昇する報道ばかり
同日に4件がCOINPOSTのランキング5入り
ビットコインがATHするというニュースばかりが目に付くようになってきました。
確かに、目前で私もそのように考えていますが、報道がそれ一辺倒になるときは、
その確率が低いことも経験しています。
「もしも急落した時の資産バランス」と心の準備はできているのか?
この報道を読みながら、下目線となった時の資産額も算出しておきます。
今週の米国経済ニュース
日銀、今月会合で国債購入減額を検討も
異次元緩和から金融正常化に向かいたい日本
円安・インフレ後も、異次元金融緩和の後遺症に悩まされている日本が、
痛みを伴いながらも徐々に金融正常化に向かいたい姿勢を見せています。
インド総選挙、モディ首相勝利も接戦で株価乱高下
インド株、インドルピーが乱高下
モディ首相の圧勝が予想されており、事前にインド株とルピーが
上昇していましたが、接戦の末、政権樹立は維持という結果に、
インド株とインドルピーが急落。
翌日には、与党連合への期待から反発と株価と通貨が急反発。
全戻しの勢いで1週間を終えています。
可能性は低いものの、NASDAQに影響を与えていく事がないか?
インド株指数も当面は、確認していくようにします。
ECB、0.25%利下げ
予想通りの利下げ開始も追加利下げの見通し無し
FRBに先駆けて、ECBは市場予想通り0.25%利下げを決定。
インフレの見通しが改善し、金融緩和政策に舵をきった。
来週のFOMC、日銀金融政策決定会合、G7にどのような影響があるのか?
米国は根強いインフレが続いていますが、世界中で利下げが徐々に開始されています。
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