米国株
DXYとドル円は、バブル頂点のようなチャート形状で週足ダイバージェンス発生中。
主要株価は、前回の戻り高値で反発に成功し、今年4回目の日200MAにトライへ。
FOMC前最後のパウエルの発言は、サプライズなし。
ドル円 ▶週足でダイバージェンス発生中
DXY、JPYともに、バブルの頂上付近のようなチャート形状をしています。
週RSIは、2022年5月に80を超えたところを頂点にダイバージェンスが発生しており、今週の24年ぶりの記録的円安でも週RSIは下落しています。
各移動平均線とも大きく乖離しており、長い上髭をつけて週足を確定。
トレンドラインを割らない限りは、あと1~2回、145円を更新する可能性もありますが、頭打ちは近い未来になりそうです。
FOMCの利上げ予測も、次回は75bpが市場予想ですが、来年には利上げ停止の予想も多くなり始めており、ファンダ、テクニカル、どちらでみてもピークアウトは近そうです。
上昇のトレンドラインを割るとDXY、JPYともに下落傾向に転換する可能性が高いので、注視します。
ダイバージェンス(=逆行現象)
オシレーター系のテクニカル指標(RSIなど)が、実際の相場とは逆方向に向かって動いている状態のこと。
主にチャートの動きとオシレーター系の動きを比較して、逆行していると、その後のトレンド転換の可能性が高いと考えられています。
SBIFXトレードより一部抜粋
主要株価指数 ▶日200MAに今年4回目のトライができるか
6月の戻り高値付近で反発に成功して、再度、日200MAにトライできるか上昇中です。
Russel2000は、一足先に下落のトレンドラインでロールリバーサルに成功しており、先行指標になれるか注視しています。
日50MAと日100MAが収束して、下落トレンドラインと日200MAもほぼ同水準となってきました。
テクニカル指標が収束する時は、我慢比べの後、上下どちらかに大きく跳ねる傾向があります。
そのきっかけを作るのはCPIとFOMCになりそうで、さらなる注目を集めています。
引き続き、日200MAを超えて、ロールリバーサルできるかが、中期のトレンド判断において最重要ポイントです。
NASDAQ ▶日足雲に支えられて上昇
日足雲に支えられながら、短期で上昇トレンドに転換しました。
このまま上昇できると、日200MAが垂れてきて、直近高値($13,700)を割るあたりでぶつかります。
CPIとFOMCの結果次第で、また下落の可能性も十分ありますが、日200MAに向けてトライしたい場面です。
日200MAでロールリバーサルに成功するまでは、下目線は強く持っておきます。
FRB議長タカ派を支持
本日からFOMCのブラックアウト期間となります。
FOMC前、最後の発言となる昨日は、パウエル議長から目新しい発言はなく、ジャクソンホール会議と同じく、改めてタカ派意見を支持するコメントになりました。
来週のCPIに、さらなる注目が集まる結果となりましたが、タカ派により傾倒していく事はなかった為、市場はそのまま反発しています。
来週の主な指数発表
日時 | 時間 | 指標 | 前回 | 市場予想 |
---|---|---|---|---|
9月13日(火) | 21:30 | 米CPI(消費者物価指数) | 8.5% | 8.1% |
9月13日(火) | 21:30 | 米CPI(消費者物価指数)コア | 5.9% | 6.1% |
引き続き、インフレを抑え込めるかどうかが、直近の最重要ポイントです。
コアの市場予想は前回より0.2%上がっており、「エネルギーを除くとまだインフレは収まっていない」と市場は考えているようです。
これを踏まえて、発表を待ちましょう。
仮想通貨
BTCが、6月底値($18,000)付近から急反発!!週足でダブルボトムを形成できるか。
ETHは、15日前後で行われるTheMarge完了後の事実売りを警戒。
先行して「爆上げ」するアルトコインも出てきた。
Binance ▶主要ステーブルコインの取り扱い停止へ
ステーブルコインの流通量は、その母体通貨の価格押し上げにつながりますので、今回のBUSD一本化は、BNBの価格維持に一役買う形となります。
BNBは、今年の下落でおBTCやETHよりも下落率が10%以上も低く、ランキング上位で最もパフォーマンスがいいコインとなっています。
バイナンスが発行する仮想通貨BNBは、仮想通貨の中で最も成功している中央集権型コインであり、運営する取引所の取引流通量も2位を大きく離して世界一となっています。
バイナンスの動向は、仮想通貨業界全体に与える影響力も強い為、そのニュースには今後も注目していきます。
ビットコイン ▶週足でダブルボトムを形成できるか
$18,000が底堅く、週足でダブルボトムを形成する前兆に見えます。
$22,000~$24,000あたりは上値が重く、各MAや雲が収束しています。
これを抜けて上昇できるか、また6月の底値($18,000)を試しに行くのか?が直近の注目ポイントです。
BTC上昇の前兆となる数値が、今年の3月からドミナンスや様々なオンチェーンデータで計測されています。
先述のドルインデックス(DXY)がバブル頂点に近いチャート形状になっていることも、BTC上昇の前兆と言われています。(一般的にはBTCとDXYは逆相関になると考えられています。)
しかし、実際は世界経済に引きずられて下落を続けていますので、これもダイバージェンスと考えると、反転するタイミングは近そうです。
*と半年言い続けているので、今の相場は全く読めません!!
ビットコインドミナンス(BTC.D)が下降中
ビットコインのドミナンス(Dominance:市場占有率)が、40%以下に低下しています。
ビットコインドミナンスは、仮想通貨業界が氷河期には上昇し、バブル時には低下すると言われています。
この状況でも、ビットコインよりアルトコインに上昇の期待を持つ投資家が増えてきているという事なのか?それともデータ通りに爆上げ前兆なのか?こちらも継続してみていきます。
イーサリアム ▶TheMarge事実売りはどこまで下落するのか
9月15日前後に行われる「TheMarge」への移行完了後の事実売りで、価格が下落することはほぼ既定路線となっています。
これまで約2年に渡り、仮想通貨市場をけん引してきたETHが、そのけん引役をBTCに戻そうとしています。
実際に、昨日の上昇もビットコインが牽引する印象となっており、来週以降の値動きを確認していきます。
ETHは、TheMarge完了後に、価格の下落をどこで止められるのか?がポイントです。
日足雲下辺($1,520)で支えられたら上昇トレンド継続ですが、実際には週200MA($1,270)をサポートとして下落が止まれば良い方ではないでしょうか。
アルトコイン ▶LUNCが爆上げ!!新たな先行指標が出てくるか!?
グループ | 数 | 占有率 | 主な銘柄 |
---|---|---|---|
週足雲に進入 | 1種 | 1.11% | OG |
日200MAブレイク | 6種 | 6.66% | LUNC、ETC など |
日足雲ブレイク | 6種 | 6.66% | LUNA、ATOM など |
日足雲内 or 下 | 77種 | 85.5% | BTC、ETHなど |
アルトコインの中では、この下落相場の中、爆上げ(1日で200%UP)したLUNCがその話題を独占しています。
その後、LUNAが続き、BTCが大きく上昇(10%/1日)したタイミングで、2桁上昇を記録したアルトコインも多くありました。
ここから飛び乗るコインはありませんが、TheMarge移行完了も間近で、通貨ランキングの入れ替わりも目まぐるしくなっています。
8月後半の下落で仕切り直しとなった仮想通貨業界の先行指標も大きく変わろうとしています。
ETH系のコインが一服し、次はどのコインが次のトレンドを作っていくのか?こちらも注視していきましょう。
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