トランプ氏の対中関税の強硬発言があっても、米国株も仮想通貨も大きく値を下げず。
織り込み済みか市場が慣れてきたか、レンジ継続。
仮想通貨の国や州の長期保有が継続的に報道されるも上昇材料にならず。
良いニュースも悪いニュースも織り込み済みで、レンジを外れるには新しい材料が必須か!?
ビットコイン価格予想

レンジ内で大きな動きなし
2025-03-01のまとめから変更なし。
トランプ大統領の関税強気発言があるもののレンジ内の推移。
国や州、企業のビットコイン保有が継続しているニュースばかりですが、
こちらも価格情報のきっかけにはならず。
良くも悪くも、新しい材料がないと、上にも下にもいかない状況。
アルトコイン

アルトは大きく下落で仕切り直し

材料のないビットコインのレンジ上下についていけず、アルトコインは下落が多数。
日足雲からも転落して仕切り直しが70%以上。
相場を牽引するような元気のいいコインもなく、またビットコインの上昇待ちに逆戻り。
米国株主要株価指数

週末に対中関税に強硬発言があるも株価の大崩れはない
2025-05-17のまとめから変更なし。
落ち着きを見せていた関税交渉ですが、週末にトランプ大統領がまた強硬発言。
しかし、株価は多少下落したものの大きな下落を見せず。
市場がトランプ大統領の関税発言に免疫ができ始め、織り込み済みの印象。
目線に大きな変更なし。
金利と為替

ドル円も目線に変更なし(150-140円のレンジ相場)。
年内2回利下げが市場予想となっていますが、現実的には関税問題もあり、
年内に1回できるかどうか?という状況になりそう。

米国経済指標
FOMC議事要旨(5月)
項目 | 会合直後の印象 | 議事要旨での詳細な議論 |
---|---|---|
インフレリスク | インフレはやや高止まりしているとの認識 | 関税政策によるインフレ再燃の懸念が強調 |
経済成長の見通し | 経済活動は堅調なペースで拡大との評価 | スタグフレーションのリスクが議論される |
利下げの可能性 | 利下げに慎重な姿勢を示す | 利下げの時期尚早との意見が多数 |
金融市場の安定性 | 市場は安定しているとの認識 | 市場のボラティリティと安全資産としてのドルの地位低下のリスクが指摘される |
当日直後の印象と異なる点も多い

PCEデフレータ(4月)


インフレ鈍化の継続を確認

個人貯蓄率は1年ぶりの高水準4.9%となり、経済の不確実性への備えは強まっている。
ただし、関税で騒ぎ始めた3月、一時的に実施された4月もインフレ鈍化が継続的に確認。
株価や金利に大きな影響はありませんでした。
来週の主な指数発表
6月1週の主な指数発表は下記の通り。

最注目は、雇用統計。
米経済の強さを測る指標として注目されています。
今週の仮想通貨ニュース
国や企業単位でのBTC保有が続く





IPO発表、ステーブルコイン大手

今週の米国経済ニュース
トランプ氏、対EU50%関税を7月9日に延期

NVDAの決算:〇

売上高は市場予想を上回るも、EPSは予想を下回る。
中国向け輸出規制による影響が懸念される中、AI需要の高まりが収益を支える。
時間外で5%UP。市場はこの決算を好感しています。
トランプ氏の通商戦略に打撃、米裁判所が関税の大部分を違法と判断

週末にまたトランプ氏より関税の強気交渉発言で株価は下落


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