米国株 ▶下落チャネルと週足200MAの交差が目前
主要指数は、先週反発させた分をダラダラと下げていく展開となり、2021年11月から続く下落の並行チャネル内で引き続き推移しています。
どの指数もいよいよ並行チャネルと200MAの交差が目前です。(Russel2000は先に下ブレイク)
この交差で大きく反発できるか?ビットコインと同じように一気に下ブレイクしてしまうのか?が直近の争点です。
来週の主な予定です。
- 7月4日(月) 米国株市場は休業日
- 7月6日(水) 27:00 6月FOMCの議事録が公開
- 7月8日(金) 21:30 米 非農業部門雇用者数、失業率
内容次第で、大きな値動きがあってもおかしくないので注意しましょう。
NASDAQ ▶セリング・クライマックスはまだ先
下目線のまま、変更はありません。
先週に続き、下落チャネルでの推移となります。
下($10,800~10,000)週足200MA & 最高値から40%下落 & 心理的節目
ここがかなり固いサポートになるはずですが、市場のセンチメントがどのような状態で、この数値に到達するのか?がポイントになってきます。
今の雰囲気では、一旦上がったとしても、NASDAQが$10,000付近で攻防しない限り、セリングクライマックスは迎えないような気がしています。
セリング・クライマックス
下落相場の最終局面で、出来高や売買代金を伴って大幅に株価などが値下がりすること。これにより投資家の売りが一段落し、反転上昇に転じるとされます。
大和証券 金融・証券用語解説
仮想通貨 ▶ThreeArrowsが米国で破産申請
仮想通貨業界は、ここからさらに50%以上下落することも考えられます。
LUNAショックに直撃しており、かねてから財政状況がニュースとなっていた3AC ( Three Arrows Capital ) がついに米国で破産申請を行いました。
これを皮切りに、他のヘッジファンドでも連鎖的に同様の事が起こりかねない状況です。
すくなくとも、セルシウスは、いつ同様の事が起こっても驚きません。
こういった状況だと、他にも同様のマイナスファンダが連鎖的に出てくるものです。
現在のポジションには十分注意しましょう。
米国株は週週明け7月4日は休場日なので、株式に連動した値動きは7月5日以降となるので、ご注意ください。
ビットコイン ▶月足50MAを下ブレイク
今後は、週足200MAと月足50MAが蓋となり、上に抜けにくい展開となりそうです。
NASDAQが、セリングクライマックスをつけるまでは、中期での上目線すら厳しい状況になってきました。
週足200MA ($22,400) と月足50MA ($21,500) の上で終値をつけられるかどうかが争点でしたが、BTC6月の終値は $19,940 となり、まだ上昇の兆しは見られない流れになっています。
また、ビットコインは、クォーター別騰落率でも過去最低のマイナス値となりました。
明るいニュースを待つというより、「売られすぎ」を通り越した「売りつくし」となるまで、反転の兆しは見えない雰囲気となってきました。
アルトコイン ▶トレンド転換できず…
LNUCが、大きく (約40%/1日) 上昇させる日がありましたが、いずれもビットコインに続くようにジリジリと下がる1週間になりました。
ほぼすべてのコインが日足50MAより下で、調子のよいコインでやっと日足50MAと攻防しているラインにいます。
ビットコイン(ひいてはNASDAQ)のご機嫌がよくならないと、アルトコインはまだまだ出番がなさそうです。
但し、業界のトレンド転換は、小型アルトから兆候が感じ取れることが多いので、引き続き注視しています。
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